Accordance ARAID99 1000

メーカー : Accordance
価格 : オープンプライス
URL : http://www.accordance.com.tw/

概要。
以前ご紹介したRAIDボックス、SR2000の欠点として「アレイ監視機能が無い」ことを挙げましたが、その機能を実現した商品が到着しましたので早速検証してみました。ケース(カバー)やトレイの作りの違いで3つのモデルが存在していて、今回検証したのはその最上位、アルミを採用したモデルです。
     
全体的な作りはSR2000と比較するとやや劣り、ところどころバリが残っているのが目に付きます。ユニットファンは8cm角、3000rpmほどで回転しているため騒音はそれなり にありますが、6cmに比べて高音域の響きが少なく感じられました。
もちろん冷却性能は十分で、7200rpmのHDDでも温度は30℃程度とまったく問題ありません。
ATAモードはU-ATA133まで対応しています。なお、Linux系で動作させると標準でUDMA33動作になるのはどうもRAIDボックス全体の仕様のようです(IAAで転送モードが化けて表示されるのも同じく)。

使用感。
機能としては「中のHDDでRAID-1を構成する」の1点に尽きますので、操作もいたってシンプル(HDDを取り付けるだけ)、 リビルド時間は40GBのHDDで約1時間となかなか高速、そして目立つ青色バックパネルと、使用感は概ね良好です。
また、マニュアル(日本語)に「容量の異なるHDDを取り付けた場合のFAQ」がある点は高く評価できます。片方が壊れた時には世代交代で既に同モデルが存在しない、という現状に則した素晴らしい取り組みです。
  そしてやはり、トレイに鍵があるのは本当に大きいです。

RAIDボックスのミラーリングは単純に2台のHDDに同じデータを書き込んでいるだけですので、引き抜いて別のマシンに取り付けるとデータが読めるだけでなく、OSまでブートしてしまう可能性があります。よってデータ保護の観点から、この鍵は高く評価出来ます。
ただ1つ気になったのが「Single - Default」スイッチの存在です。「Single」に切り替えると、RAIDボックスは上トレイ(HD1)だけで動作し、下トレイ(HD2)が切り離されるのですが、万が一HD1に不良が発生し、HD2からリビルドしている 最中にスイッチが切り替えられてしまうと、システムはもちろん完全停止してしまいます。RAIDボックスをシングルで動作させることは非常に稀ですし、無くてもよかったのではないでしょうか…。

ベンチマーク。
それでは性能を見てみます。過去のSR2000のデータと比較してご覧ください。
テスト環境 :
Celeron 2.0GHz / MSI 845E-Max(i845E) / 2GB DDR-SDRAM / IBM/ExcelStor 40GB / 2000SP2 / IAA 2.2.2
 
概ね良好な結果が出ていると思います。が、やっぱりSingleモードの意義がよくわかりません。

アレイ監視機能。
続いて今回の商品の最大の特徴、アレイ監視ツールを見てみます。
  モニタリングはシリアルポートを経由して行われます。

付属のケーブルで内部から引き出して繋ぎますが、ケースやラック、引き回しによってはPCIスロット(カバー)まで届かない場合があるかもしれません(ケーブル長約45cm)。
  アレイ状況(リビルド中はそれが完了するまでの時間)の表示機能、不具合発生時のアラーム機能やE-Mail告知機能、HDDの情報表示機能、過去にさかのぼったシステムログ、などなど、監視ソフトに求められる機能は大凡実現しているかなり優秀なソフトウェアです。

HDDの情報を取得可能になったことで、エラー発生時の不良箇所の切り分けが非常に楽になりました(これまではHDDをユニットから取り外してチェックする必要がありました)。

リモートモニタ機能。
続いてリモートモニタ機能ですが、これは少し面倒でした。有効化までの流れは下記の通りです。
1. 監視結果ログを置くWindowsNetworkで共有されているディレクトリ(自分のマシンでも可)を指定。
2. 上記ログがあるマシンにWEBサーバ(Apacheなど)をインストールする。
3. サーバーを設定し、http経由でログを取得可能にする。
4. アレイ監視ソフトを立ち上げ、マルチリモートウィンドウ画面に切り替える。
5. IPアドレス欄にログ位置を記載する(例:192.168.0.101/log.txt)。
 
よって別のマシンからモニタリングするためには、そのマシンにも監視ソフトをインストールする必要があることになりますが、ライセンス的に大丈夫なのでしょうか…。
やはり3wareのRAID監視ツール、3DMのようにサービスとして立ち上がり、WEBブラウザで特定のポートをたたけば監視可能になる、という方がベターだと思います。

まとめ。
シングルモードスイッチやリモートモニタ機能の操作性など気になる点もありますが、全体で見ると非常に良くできた商品です。特に、RAIDボックスに アレイ監視機能を付け加えた点は高く評価できます。
さらにこのモデル、従来製品と比較してそこまで高価ではありません。 まだまだエージングテスト(ICH4以外のIDEでのテスト)が十分ではありませんので100%とはいかないものの、現時点において非常にお勧め出来る商品です。
ただ、3wareのIDE-RAIDカードであれば監視機能付きでも約半額で済むのもまた事実で、Hotswap(システム停止無しで復旧可能)という機能にその分の価値を見いだせるかどうかが鍵になりそうです。


Posted by dospara_review at 10:30Comments(1)TrackBack(1)ドライブ類 │2002年08月31日
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1. link集(ハード系)  [ PukiWiki/TrackBack 0.2 ]   2005年03月12日 17:39
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1. Posted by loose give roll - that is all that pair is capable of   2006年06月09日 09:29
この内容には本当に楽しませてもらいました。ずっとこんな楽しい内容でいてください。 beautiful opponents give or not
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