IBM Travelstar 40GN

メーカー : IBM
価格 : オープンプライス
URL : http://www.storage.ibm.com/

概要
狭い国土という土地柄からか、それともファッション性からか、日本ではノートPCのパソコン全体に占める割合は増す一方です。そしてその影響で、ノートPC用の2.5インチハードディスクは今一番ホットなパーツの1つとなっています。今回はその最新モデルの検証です。

ノートPCの性能を決めるもの。
「ノートはデスクトップと比べて性能が悪い」とよく言われます。実際、デスクトップと同等クラスのCPUが搭載されているノートでも、デスクトップと比較すると動作に「もたつき」を感じる場合があります。その最大の要因が、実はハードディスクだったりします。ではなぜハードディスクが遅いのか、というと、
・ 回転数が上げられない為に(平均待ち時間を含めた)シークスピードが遅い。
・ データ密度が低い為に最大転送速度が遅い。
という2つの理由によるところが大きいと思います。特に体感の遅さを発生させているのは前者で、これを回避するために次期モデルで16MBものバッファを搭載するメーカーまで現れています。
以上のことを逆の視点からみると、最も足を引っ張っているハードディスクの交換は体感性能の向上に繋がりやすい、ということになります。

ベンチマーク。
そこで今回は最新のモデルから2世代前のモデルまで用意して、その向上度を見ることにしました。用意したモデルは次の3つです。
モデル MK1016GAP MK3017GAP IC25N020ATCS04
プラッタサイズ 10GB (x1) 15GB (x2) 20GB (x1)
回転数
4200rpm
バッファ容量 1MB 2MB
転送速度(最大) 234.1Mb 286.7Mb 245Mb
シークタイム 13ms 12ms
インターフェース ATA66 ATA100
なお、今回は変換アダプタを経由して接続した状態で計測しているため、本来の性能より若干低い結果が出ることも考えられます。あらかじめご了承ください。なお、ケーブルはATA100対応のものを使用しています。
テスト環境 : P-III 1.13GHz / GA-6OXET (F9) / 256MB-SDRAM / W2kSP2(NTFS) / IAA Ver.2.0
・ SiSoft Sandra 2002 - File System BenchMark
 
Buffered系はインターフェース速度の向上等により順調に向上していっていますが、Random系はまだまだ弱いようです。IBMはバッファ周りの扱いがうまいのでしょうか?結構明確な差が出ています。
・HDBench v3.30
 
・Ziff Davis Media WinBench 99 - Disk WinMarks
 
・Ziff Davis Media WinBench 99 - Disk Inspection : Disk Transfer
 
プラッタ容量の大きいIC25の方が若干劣っているのが少々謎です。
・Ziff Davis Media WinBench 99 - Disk Inspection : Disk Access Time
MK1016GAP MK3017GAP IC25N020ATCS04
21.4ms 21.2ms 19.7ms
このアクセスタイムの違いが「Disk WinMarks」での大きなスコア差を生み出す要因の1つと思われます。
動作音の違いについて簡単に言及すると、IBMはさすがに流体軸受だけあり回転音が低くほとんど聞こえませんが、アクセス音は若干甲高いです。一方東芝は回転音は若干大きめですが、アクセス音は低音で個人的にはIBMより耳障りでないように思います。ただ、どちらもデスクトップ用と比較すると圧倒的に静かでかつ低発熱でした。

まとめ
以上のベンチマーク結果より、最新モデルはその注目度の高さを反映する形で順調に性能を向上させてきていることがわかります。ただそれでもデスクトップ用と比較するとまだまだ劣る部分があるのも否めません。今後のさらなる性能向上を期待しつつ、今回のレビューは終了とします。
なお、今回のレビューのきっかけはノートPCのHDDをMK1016GAPから乗り換えたことです。結果、ベンチマークのスコア差以上の体感差を感じる毎日です。


Posted by dospara_review at 17:37Comments(0)TrackBack(0)ハードディスク │2002年02月21日
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