IBM Deskstar 120GXP IC35L040AVVA07

メーカー : IBM
価格 : オープンプライス
URL : http://www.storage.ibm.com/

概要
今回のハードディスクは、他社から遅れること数ヶ月でようやく登場のIBM製40GBプラッタ搭載モデルです。
前モデル「60GXP」からの変更点としては、内部メディア(プラッタ)にAFCという将来的には100Gbit/inchの高記憶密度化を実現する技術を採用したこと(今回のモデルでは29.7GBit/inch)などがありますが、その他キャッシュ容量等については変更がなく、ATA133にも対応していません。しかしプラッタ容量の倍増は他社製での実例からも、性能の向上に大きく貢献することが予想されます。
流体軸受を採用していないためか、回転音は「D740X」、「ATA IV」、「120GXP」の3つの中では最も大きいように感じました(高い音のため響く)。一方アクセス音は小さめで、「D740X」とほぼ同等レベルのように感じました。ただ、この両者については「ATA IV」が抜きんでて優秀です。
ドライブの発熱は少なく、「D740X」よりも少ないように感じました。この発熱という点については、十分な空間を確保すればいずれも自然冷却(冷却ファン無し)で十分大丈夫なレベルに収まっていると思います。これは過去の7200rpmモデルと比較して大きな改善点と言えるのではないでしょうか。

ベンチマーク
それでは早速ベンチマークに入ります。テスト環境は前回の「D740X」の時と同じものを用意しました。
テスト環境 : Pentium III 1.13GHz / 256MB(PC133) / GA-6OXET / GeForce 3 / Win98SE / 2000SP2
・SiSoft Sandra 2001te - Disk BenchMark
 
ハードディスク関連のテストはバージョンアップしても(名称が変更されたことを除けば)大差は無い模様ですので、次回以降は新バージョン(Sandra 2002)にて計測予定です。肝心の結果は全ての項目において最速という非常に優秀なものになっています。
・Ziff Davis Media WinBench 99 - Disk WinMarks
 
どちらも約1割近いスコア向上を実現しています。
・Ziff Davis Media WinBench 99 - Disk Inspection
 
この結果は非常に興味深いです。3つの中で「120GXP」は最初は最も、そしてかなり高速ですが、終端では逆に最も遅くなってしまっています。
・HDBench v3.30
 
前モデル「60GXP」に続き「FileCopy」の値が他社モデルと比較して低いですが、これはどちらかというとベンチマークソフト側の問題です。その他は非常に優秀な結果が出ています。

まとめ
以上のベンチマーク結果より、今回のハードディスクは同一スペック帯において最速クラスの性能を持つことがわかります。しかしこの差がベンチマーク以上の差、すなわち体感差を生むかどうかは、その使用方法にかなり依存すると思われます。
よって選択される際は「とことん性能重視」であれば「120GXP」、「とことん静音性」であれば「ATA IV」、「何よりバランス重視」であれば「D740X」、というように、ベンチマークスコアだけに依存しない選択をしていただければと思います。
次週はIDE-RAIDカードの相性を検証する予定です。用意したカードは「Promise FastTrak TX2000」、そして「3ware 3W-7410」です。ご期待ください。


Posted by dospara_review at 17:54Comments(0)TrackBack(0)ハードディスク │2002年01月31日
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