Promise Ultra133TX2

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▼ 概要。

それでは「Promise Ultra133TX2」の登場です。このモデルは従来の66MHz-PCI対応という特長をそのまま引き継いだPromiseのATA133対応IDE拡張カードで、今回新たに前述のBigDriveに対応したことにより、KT266やAMD760などの(ATA100に対応した)最近のマザーに導入した場合にも一定のメリットを持ちます。

「オンボードIDEとほとんど同じ機能」か「何らかの機能アップがある」かというのは、とりあえず増設の際の満足度(達成感)に大きく影響するものですが、現状のATA133対応ハードディスクの少なさや旧モデルのUltra100TX2との価格差だけを考えると微妙な位置にあるのも確かかもしれません。

 

カード自体は従来モデルとほとんど違いがなく、チップが「PDC20269」に変更されただけのように見えます。

なお、現時点で既にBios/Driver双方が更新されていましたので、今回のテストではいずれも更新した環境を用いています。

(旧版使用時にはフルに性能が出ない場合がありました。)


▼ ベンチマークテスト。

それではベンチマークです。環境は前ページと同じになっています。

テスト環境 : Pentium III 1.13GHz / 256MB(PC133) / GA-6OXET / GeForce 3 / Win98SE

・ HDBench v3.30 - E:\ 1000MB

 

どちらもFileCopyの値のみ大きく変化していて、D740Xは60000を超えています。


・ SiSoft Sandra2001te - E:\

 

ATA IVがほとんど変化しなかったのに対しD740XはBuffered系が大きく向上していて、特にBuffered Readは93MBと単体とは思えない数値になっています。


・ Ziff Davis Media WinBench 99 - Disk WinMarks / Disk Inspection

 

・ High-End WinMark Details


AVS/
Express 3.4
FrontPage
98
Micro
Station SE
Photoshop
4.0
Premiere
4.2
Sound
Forge 4.0
Visual
C++ 5.0
D740X with 133TX2 14300 133000 23200 13100 26200 35200 30300
D740X 12800 113000 22800 13100 25300 34600 30800
ATA IV with 133TX2 12500 107000 24300 12600 29500 39500 31300
ATA IV 12400 119000 24700 12600 24200 38500 31300
(Thousand Bytes/Sec)

このベンチマークはPromiseのキャッシュシステムに大きく影響されるため、参考数値としてご覧ください。


▼ まとめ - 今後のATA133対応ドライブの普及が鍵。

内部転送速度がATA100の限界にも達しない現状において、ATA133はその価値が見いだし難いと一般的には考えられていますが、上記の結果を見るとBuffered系を中心に一定の効果があることがわかります。

その懸案の内部転送速度については向上するのは確実ですし、今後ATA133対応ドライブが順調に増加するとすれば、将来への投資と考えて十分コストに見合いそうです。


以上で2回に分かれた今回のレビューは終了ですが、検証している間一番苦労したこと、すなわちIDE/ATAの規格のことについて、表を作ってみました。

メーカー等によって微妙に異なる(Ultra ATA/133, Ultra DMA/133, ATA133, etc)表記を埋めるのに役立つかもしれません。よろしければご覧ください。また、誤記等ございましたらぜひご一報ください。


▼ IDE/ATAについて。

2002/04/06 : 掲載している情報に誤りがありましたので、修正いたしました。

規格 ATA ATA-2 ATA-3 ATA/
ATAPI-4
ATA/
ATAPI-5
ATA/
ATAPI-6
ATA/
ATAPI-7
ATAPI
DEVICE 2 2+2 (4)
IDE IDE E-IDE
(40Pin)
E-IDE
(40 or 80Pin)
LBA -
(528MB)
28bit
(137GB)
28/48bit [BigDrive]
(144PB)
S.M.A.R.T - Support
CRC - Support
M-DMA
Mode
-
(8.3MB/s)
2
(16.6MB/s)
U-DMA
Mode
- 2
(33.3MB/s)
4
(66.7MB/s)
5
(100MB/s)
6
(133MB/s)
HDD ATA ATA33 ATA66 ATA100 ATA133
[FastDrives]

* ATA - 最初のIDE規格。
* ATA-2 - E-IDE準拠のHDDに関する規格。
* ATA-3 - ATA-2にS.M.A.R.Tを追加した規格。
* ATAPI - E-IDE準拠のHDD以外の機器に関する規格。ATA-4よりATAに統一。
* ATA/ATAPI-4 - 80Pinケーブルに対応し、Ultra-DMA Mode 2をサポートする規格。
* ATA/ATAPI-5 - Ultra-DMA Mode 5をサポートする規格。
* ATA/ATAPI-6 - Ultra-DMA Mode 6をサポートする規格。まもなく標準化。
* CRC - 誤り検出方式の1つ。データの信頼性向上に貢献。
* FastDrive - MaxtorによるUltra DMA Mode6の別称。
* BigDrive - Maxtorによる48bit LBAの別称。ATA/ATAPI-6に組み込まれる予定。
* LBA - ディスクのセクタ(最小記録単位)指定方式の1つ。
* M-DMA - Multi Word DMAの略。(CD-ROMデバイスなどでDMAチェックした場合に有効。)
* PB - ペタバイト。ペタはG(ギガ)の1,000,000倍。
* S.M.A.R.T - ATA-3以降に準拠したHDDに組み込まれている自己診断機能。
* U-DMA - Ultra DMAの略。Mode 4以降は80Pinケーブルが必要。

なお、Ultra DMAの呼称対応表は次の通りです。

Mode 0 1 2 3 4 5 6
Ultra ATA/DMA - /33 - /66 /100 /133 (*)

* IntelはUltra ATA/133をサポートせず、次期はSerial ATA/1500(1.5Gbps)へ移行予定。



Posted by dospara_review at 18:06Comments(0)TrackBack(0)拡張カード │2002年01月06日
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