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2001.12.10 Update!
多くのお問い合わせをいただいている今回の商品ですが、近日中に販売が開始される予定です。もちろんヒートシンクは加工済み(P4用の新たな固定穴、及び側部固定パネル付属)の状態ですので、非常に簡単に取り付けることが可能です。
▼ 概要。
日々寒くなっていく今の季節、風邪や乾燥への対策など色々と大変ですが、CPUにとっては逆に過ごしやすい季節なのかもしれません。…というぐらいに今時のCPUは発熱が大きく、これはAMDのCPU(=Athlon)のみに限らず、IntelのCPU(=P4)にも言えることです。
強烈に発熱するCPUを冷やすため、自然CPUファンは強力なものになります。すると当然うるさくなります。そしてそのヤカンの蒸気の音とは大きく趣が異なる騒音が、空気が澄み切るこれからの季節、性能以上に気になるのではないかと個人的には思うのです。
というわけで、今回は「冬だからこそ静かに冷却を。」というテーマでお届けします。
▼ PAL8045Uについて。
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AMDのCPU=発熱が凄い=ファンが凄い=うるさい、という図式を崩し、AMDのCPUにIntelのCPU以上の静粛性を実現したばかりでなく、取り付けの容易さも兼ね備えたPAL8045Uは本当に優れたCPUクーラーです。他のクーラーと比較すると価格は高めですが、十分にその価値があります。
しかし欠点が1つだけあります。それは「取り付けられないマザーボードが存在する」ということです。何故そのようなことが発生するかというと、Socket A(AMDのCPU用)マザーには大抵PAL8045Uが使用するソケット外部の穴(CPUクーラー固定用と言われている)があるものの、全てのマザーがそのサイズのヒートシンクを実際に取り付け可能かどうかを考慮しているわけではないからです。
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これはAMDがリテールBOXとして販売しているCPUに添付しているCPUクーラーが、最上位クロックでもソケット固定型であることを考えると、ある程度しょうがないことだと言えます。
では元(リテールクーラー)からソケット外部の穴を使用してクーラーを固定するCPUではどうでしょうか?ここでPentium 4の登場となります。
▼ Pentium 4について。
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雑誌等で関連記事を読まれた方は既にご存知かと思いますが、実はPentium 4はAthlonよりも消費電力が大きくなる(発熱が大きくなる)ことがあるCPUです。しかし実際には、CPUにリテールファンを載せただけ(非固定)の状態でも1.6GHzぐらいまでは全然常用可能です(もちろん水平設置の場合)。
それを可能にしているのがCPUコアを覆っている「ヒートスプレッダ(熱拡散板)」です。ヒートシンクへの熱伝導率こそ下がるものの接触面を大幅に増やすことによって結果として冷却性能を大幅に向上させています。
さらに、コアを金属板で覆うことでコア欠け防止にも役立っていて、AMDのCPUにもぜひ採用して欲しい非常に優秀な仕組みです。
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また、P4は内部に温度センサーと動作クロックの管理機能を持つことで、温度が危険域に達した場合自動的にクロックを落とす機能まで持っていて、上記仕組みとの組み合わせで発熱に対する非常に強い耐性を実現しています。
そのため、極論するとコンパクトPCなど空気の対流が非常に限定されるような場合を除き、CPUに限った発熱への対策はまったく必要がありません(ケース内の対流はもちろん必要です)。「CPU温度がxx℃」などに敏感にならなくてもよく、リテールクーラーの使用で完了、といった感じです。
▼ リテールクーラーについて。
ここでリテールクーラーに何も問題が無ければいいのですが、気になる点が2つほどあります。
・ CPUクーラー固定用レバーがプラスチック製なのに非常に力を入れる必要があるので、下手をすればレバーを折ってしまう。また、あまりに固いため、マザーを歪曲させる場合がある。
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この点は初めてP4(478)用リテールクーラーを触った時に痛感しました。P3-1GHz用のリテールクーラーもそうでしたが、力が入る部分にプラスチックを使うのは非常に問題があると思います。
また、初めて固定し終えたときマザーのソケット部分を横からみると微妙に曲がっていた時には冷や汗かきました。今はソケットの裏から補助する金属板も出ていますがやはり不安です。
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・ ロットによって?騒音レベルが異なる。
どうもファンのメーカーが固定ではない模様で、過去に風切り音がかなり大きいリテールクーラーに遭遇したことがあります。
▼ PAL8045Uの効能。
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PAL8045Uの場合、取り付けは新たに開けられた固定用の穴と写真のようなリテンションによってネジ止めするタイプなので、取り付けは非常に簡単です。コアがヒートスプレッダに守られている分、Athlonよりも気軽に作業が可能でした。
また、搭載するファンは汎用8cmファンが使用可能ですので、冷却性能にこだわった高速ファンから静かさにこだわった低速ファンまで自由に選択可能です。
それでは実際の冷却性能をチェックしてみようと思います。
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ここでいきなりですが、Athlonの時にはどうしても怖くて試せなかったファンレス状態での稼動に挑戦してみました。
テスト環境 : Intel Pentium 4 1.5GHz(478) / 256MB / GeForce 3 / 室温:22℃
そしてその結果、Windows XP Proのインストール、及び3DMark 2001の標準ベンチマークともファンレスのまま問題(速度低下も起こすことなく)なく完了してしまいました。いかにP4が発熱に強い(熱拡散板など対策が豊富)とはいえ、この結果は非常に驚きです。ただ完了時のCPU温度は「約68℃」 に達していてさすがにそのまま使うには厳しい温度になっていました。
続いて前回とは違う低速ファンを、ということでEnermaxの温度検知タイプを用意してみました。最低回転数が1000rpmを切っている非常に静かな運用が可能なファンです。結果BIOSでモニタできないほどファンが低回転で駆動しているにも関わらず、リテールクーラーと同じ程度に収まりました(高負荷時で40℃程度)。
上図はSuperπ(209万桁)計算開始から計算終了までの温度変化です。最高でも40℃程度に収まることがわかります。
▼ まとめ。
最初から付属しているCPUクーラーをわざわざ買い換えるという事に抵抗を感じるのも確かですが、今回のクーラーには上記のように騒音や取り付けやすさの点で十分ペイ出来る効果があります。オーバークロック用というよりむしろ、高性能なPCをもっと静かに使いたい、という方に特にお勧めしたいCPUクーラーです。
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