Work with ALi MAGiK1

関連URL : ALi MAGiK1

▼ 概要。

「Athlon」用DDR対応チップセットとして早くから動作デモが行われていた「MAGiK1」、SDRAMにも対応するその柔軟な設計により今も根強い人気があります。

しかし発売当初から一部環境において相性問題が発生すると言われています。その要因は、

 

このAGPドライバだと言われています。事実、そのドライバ更新履歴には様々な環境に対する不具合修正歴が掲載されています。


最新ドライバ : Ver.1.80 (2001/07/03 時点)

今回は先日公開された最新ドライバを用い、相性が発生するという組み合わせでテストを行ってみました。


▼ MAGiK1 with ATI Video Card.

まずは「ATI」製ビデオカードとの互換性問題です。一時はマザーメーカーが独自にドライバを公開するほど混乱していました。今回は「RADEON DDR 32MB」を用意してテストを行いました。

テスト環境 : Duron 800MHz / MSI K7MG Pro / 256MB SDRAM / RADEON DDR / W98SE

テスト結果は下記の通りでした。

3DMARK 2000/2001
N-BENCH
EVA BENCH (Demo)
PowerDVD VR-X (DVD再生)
: 正常動作。
: 正常動作。
: 正常動作。
: 正常動作。

以上の結果より、こちらの問題はほぼ解決されている模様です。


▼ MAGiK1 with Video Capture.

続いて「Canopus」の「MTV1000」の動作リストにはっきり「動作しないことを確認」と書かれてしまうほどのビデオキャプチャカードとの相性問題です。こちらは症状がかなり深刻で、PCIでオーバーレイ表示(テレビ画面を表示など)するものほぼ全体で発生するものです。

「AGPドライバ Ver.1.74」の更新リストに、

> Improve system stability for PCI TV card. (PCI-TVカードの安定性向上)

と書いてあり、期待出来そうです。

テスト環境 : Duron 800MHz / MSI K7MG Pro / 256MB SDRAM / RADEON DDR / Bt878A (WDM) / W98SE

結果は下記の通りでした。

CyberLink PowerVCR TV Edition
InterVideo WinDVR
メーカー純正ソフト
: 正常動作。
: 起動時にフリーズ。
: 起動時にフリーズ。

「PowerVCR」でのみ動作する理由もわかりませんし、結論的には「まだまだ改善の余地あり」ということになると思います。追試として「Windows 2000 SP2」上でテストしてみました。

CyberLink PowerVCR TV Edition
InterVideo WinDVR
メーカー純正ソフト
: 正常動作。
: 起動時にフリーズ。
: 起動時にフリーズ。

上記のように同じ結果になりました。かなり謎な結果です。


▼ まとめ。

ドライバやBIOSの更新作業はある意味自作の楽しみの1つとも言えます。しかし不具合を解消するための更新作業の方はあまり気分がよくないのも確かです。

チップやマザーメーカーの出荷時チェックのさらなる強化を期待しつつ、今回のレビューは終了としますが、このページはドライバ更新などに合わせ随時情報を更新していく予定です。

また、何か新情報等ございましたら、ぜひ下記フォームより情報をお寄せください。


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Posted by dospara_review at 12:17Comments(0)TrackBack(0)耳より情報 │2001年07月03日
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