ABIT KT7 & KT7A
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▼ 概要。 Athlon用マザーボードといえば数が少なく、選択肢なんて無いも等しかったのも今は昔の話、現在では有名メーカーのほとんどからKT133搭載マザーボードがリリースされるまでになってます。 今回取り上げるマザーボードは、メジャーブランドの1つのABITからリリースされたKT133搭載マザーKT7と、同じくABIT製のKT133A搭載マザーKT7Aです。 ■ KT133とKT133Aの違い。 「FSB266MHz対応」、これに尽きます。ATA100への対応などは、サウスチップの「686B」で実現されている機能なので、KT133とKT133Aの比較とはちょっとずれてしまいます。 よって、いまだFSB266MHz対応のAthlonプロセッサがリリースされていない現状では、両者にはまったくと言っていいほど違いがないと言う事になります。 また、KT133Aは0.35μプロセスで製造されていてFSB266MHz時の発熱がかなり凄いので、チップファンが必ず搭載されています。安定性等のことも考えるとこれも違いの1つとして挙げてもいいと思います。 ■ 686Aと686Bの違い。 こちらは「ATA100対応」に尽きます。今回の場合はKT7が686A、KT7Aが686Bです。686BはKT133A専用というわけではなく、他社製KT133搭載マザーの中には686Bを搭載したものもあります。 スペックシート的に見ればATA100への対応はプラスですが、残念ながらドライバのサポートが追いついていない一面もあり(特にWindows 2000上)、686B化が完全にメリットとはいえないのが現状です。 2001/01/24 追記 : ▼ KT133マザーとして見たKT7シリーズ。 KT7とKT7Aを比較する前に、その基盤デザインや機能性の面を他社製マザーと比べてみようと思います。 ■ まさにマニア向け?BIOS上での倍率変更機能を実装。 現在販売されているAMD製のCPUは、ごく一部を除いて出荷時にCPU内部倍率を固定してそれを変更できないようにされていますが、KT7シリーズはCPU内部倍率の変更機能をBIOS上に持ってます。 しかし上記のように標準では倍率変更はサポートされていませんので、初回起動時にCPU倍率の項目を正しく設定していないと次回起動時に「倍率を変えようとする→失敗する→起動しない」という落とし穴にはまってしまう事になります。 INTEL製CPU用マザーの場合、倍率を間違って設定されていても無視して起動してくるものも結構ありましたので、この辺やっぱりちょっとマニア向けと言えるかもしれません。 ■ チップファンをKT133から標準実装の安定性重視型!?
■ 使えないバスより少しでも使う可能性のあるISAバス。 個人的な理由で申し訳ないのですが、「IF-SEGA/ISA」というパーツを長く愛用してきているため、どうしてもISAが必要でした。Windows 2000以降のサポートもない昔のパーツですが今でも立派につかえている以上、「バスがないから」と切り捨てるのはもったいない感じがします。 ただ一般的に言っても、現状ではANR/CNRよりもISAの方が有効性が高いと思います。
ISAバスはPCI#6と排他使用でマザーの一番下にあるのであってもまったく邪魔になりません。またAGP周りにANR/CNRスロットもないのですっきりしています。 ■ 意外に重要?CPUソケットの止め口は上下。
■ 高速CPU駆動に必須の6個の3フェーズレギュレータ。
■ ケースに入れると実感する電源コネクタの配置のよさ。
■ KT7ユーザはかなりびっくり?CPUファン回転数検知によるCPU防御機能。 1GHz以上のCPUともなるともしCPUファンなしで起動するとBIOS画面くらいで焼き鳥になってしまう可能性があります。ファンはついているもののうまく接触していない場合も同じくです。 それを防ぐため、KT7シリーズでは現時点で最新のBIOS「WW」(KT7A標準)からCPUファンの回転数を検知し、異常があれば起動しない機能を持つようになりました。 と、これだけ見ればいいことのように思えますが、「HedgeHog 238」標準のファンのように回転数を検知する機能のないファンを使用していた場合、BIOSをアップデートしたとたんにマシンが起動しなくなってしまいます。しかもその落ち方が通常だとBIOS画面が出てくるかどうかというあたりでいきなり「スコーン」と電源が落ちるので冷や汗ものです。しかも「WW」ではこの機能切れません。 KT7Aの場合は箱にその事だけを記載した紙が同梱されていますが、正直あまり親切ではないように感じます。それを受けてか最新β版BIOSではこの機能を無効に出来るオプションもつきました。 以上、数々と挙げてきましたが、総合的に見てKT7シリーズはかなり出来がいいマザーだと思います。一部にマニア向けの設定や機能も存在するものの、各種コネクタの配置などは初心者にとっても作業しやすいという面でプラスですし、設定変更にジャンパーをいじる必要がないのもメリットになります。 次、「ベンチマークで徹底比較!」へ続きます。 |
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▼ KT7とKT7Aの違い。 基盤的にはまったくと言っていいほど違いがありません。チップセットに搭載されているファンとサウスチップ上のシールくらいしか見分けがつかないです。 KT7Aで使用していたHDDなど一式をKT7に繋いで認識しなおす際も通常のマザー変更に比べれば遥かに少なかったですし、ハードウェア的な違いは本当にKT133A/686Bだけなのかもしれません。 というわけで両者の違いを目で追うのはこれくらいにして、早速ベンチマークをかけてみようと思います。 ▼ ベンチマーク一覧。 * Super π 104万桁
PC100よりもPC133の方が高速であることは明らかですが、その他は誤差範囲です。 * HDBench v3.22
CPUなど差の出ない項目は省略しました。ただし、HDDの「FileCopy」に関しては686Bの方がかなり数値がよくなるのを確認しています。 KT133とKT133Aは、FSB200/PC133環境ではほとんど性能に違いがないことがわかります。面白いのがFSB200/PC100環境での性能向上です。KT133AのPC100はかなり健闘しています。 * SiSoft Sandra Standard 2001
こちらもHDBenchと同じような結果になりました。あくまで参考掲載なのですが、FSB266MHz環境での性能向上が光ります。 * 3DMark 2000 v1.1
ほとんど誤差範囲です。 以上より、KT7とKT7AはPC133環境ではほぼ同じ、PC100環境でKT7Aは(何故か)性能アップ、KT7AのFSB266環境の有効性はかなり高い、という感じになるかと思います。 ご注意ください : FSB300MHzの環境についてですが、保証外もここに極まりという自己責任の頂点みたいな使い方です。CPU/メモリは言うまでもなく、AGPやPCIバスもオーバークロック状態になりますので、下手をすれば一度に全部のパーツが壊れてしまう可能性があります。 上記より確かにベンチマークレベルでは上昇しているのが分かります。しかし体感差はありません。むしろ不安定要素の方が目立ちます。CPUやチップセットは猛烈に発熱しますし、マウスカーソルが飛んでしまうこともあります。 次にFSB266MHz環境についてですが、例えば現行のDuron800MHz(100x8)を用意されて133x6MHzで動作されたとしても、CPUクロックは同じですがFSBが66MHzも定格より上昇しているので、結局のところオーバークロックでのご使用ということになります。結果保証がなくなってしまいますのでご注意ください。 ▼ まとめ - 新定番マザーとしての本領発揮! まとめとしては、 現状でのIDEの動作安定性やコストパフォーマンスを取るならKT7、 という感じになります。どちらのマザーもKT133系マザーのお勧めの1つであることには間違いないです。 今はKT7-RAIDとKT7Aの値段が同じくらいですので、かなり悩むところです。 余談になってしまうのですが、最新βBIOSを入れるとベンチマーク結果がさらに向上しました。もしかするとマザー、チップセット共々、まだまだ潜在的な性能を有しているのかもしれません。 |
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