サイズ PROPELLER
PLOPELLER
メーカー:サイズ
メーカーURL:http://www.scythe.co.jp/
価格 : オープンプライス
(ドスパラ通販センター 8,980円)
9月に入っても暑い日々と前回書いたら、翌日には台風、そして雨続きで一気に涼しくなって、環境的にはありがたいけど文面的には困ったと思ったら、また暑くなって一安心の(酒)です。
という訳で、そんな
●外見が「普通」らしく
製品を見た最初の感想は、強烈な個性を放ったXClio A380Plusとは異なり、普通の黒ケースに近いなというもの。
あの外観がなくなって残念と思いつつ、一般的にはこちらのほうが受け入れられやすそうと思ったのも事実です。
デザインは36cmファン部分があるため本製品の矜持を失っていないものの、この凸部分が無ければドスパラのPrimePCに紛れ込んでも違和感が無いかもしれません。
なお、前面はラバーコーティングによりすべらなくなっています。何よりXClio A380Plusと異なり反射しないため、撮影しやすいのが好印象(笑)。
その他細かいスペックはこちら→http://www.scythe.co.jp/case/propella.html
ではケースを触ってみましょう。
・前面はラバーパネルによりしっとりとした手触り。ベイやスイッチは開閉式カバーで隠されています。
なお、シャーシは薄くなりました。その分本体重量はXClio A380Plusの約半分に。これは一長一短でしょう。
・ファン側サイド
XClio A380Plusよりケースのサイズが小さいため、ファンが大きく見えます。
・本製品では側面ファンがON/OFF可能になりました!そのスイッチと回転数制御つまみはここ。
・反対側側面の下には、フロント用I/Oパネルがあります。IEEE1394の代わりにサウンド入出力が登場。
なお、ケースのスペック発表時はこの前面オーディオ端子がAC97のみ対応と表記されており、少々しょんぼりした記憶があります。が、いつの間にかHDも対応になっており安堵しました。
●内部構造:ケースのコンパクト化ゆえ、少々狭いかも
内部構造はこうなります。
組み立時の感想は……、
・普通の机に横倒しが可能になって作業効率アップ!
・PCIのブラケットがネジって外すタイプ。一度外すとはめ込み不可能。
・実質的な横幅はXClio A380Plusとさほど変わらず。VGAの補助電源コネクタがカード上部の製品の場合、コネクタを曲げる必要あり。
・HDDや光学ドライブの取り付けはスクリューレスなのはいいのですが、クリップはこちら側だけではなく反対もはずす必要があります。つまりサイドパネルは両方外さねばならないわけです。
PCスペックはXClio A380Plusとほぼ同じく、
M/B(マザーボード):Albatron NF 680i SLI
CPU:Core 2 Quad Q6600
CPUファン:リテール
メモリ:Micron PC2-6400 1GB×2枚
光学ドライブ:LG GSA-H62N
HDD:ウエスタンデジタル WD1500AHFD(10,000回転)
VGA:ASUS EN8800GTX SLI(2枚挿し)
電源:会社にあった1000W(メーカー不明)
OS:Windows XP Professional SP2
で構成しました。
検証環境は、
室温25℃前後と36℃前後の2パターンにて実施。これはつまり、エアコンがある・なしの状況を想定。
測定ツールは「nMonitor」。HDD温度は「SpeedFan」。
負荷をかけたツールは、CPU用に「Stress Prime 2004」、VGA用に「3Dmark06」のPixel Shaderテスト。
この2種類を同時に実行し20分後に測定。アイドルは負荷停止から20分後となります。 なお、画面解像度は1280×1024、温度変化を確認しながらのため、3Dmark06は「3DAnalyze」を用いてウインドウ表示(1024×768)となります。
※XClio A380Plusの時より少しだけ解像度が上がっています。
もちろん暑い部屋の再現は、この恒温槽を使用します。
●測定開始、そして意外な結果に
では、一気に検証開始。
まずはエアコン部屋での状況から。
側面ファン停止
側面ファン回転
※参考:家にあったケース(背面12cmファンのみ)
予想はしていましたが、普通のケースとXClio A380Plusの間に落ち着きました。
ただし、本製品は以前の比較用ケースと比べて、
・CPU温度が少々高い(内部が狭くなったためか)。
・M/BとVGAは冷える(巨大ファンの風が直撃)。
・HDDは冷えにくい(前面からの吸気が無く、VGAに近くなるため)。
という得手不得手が見えました。
ファンを回せばそれぞれのパーツがより冷えるので、まあ問題は無いでしょう。
恒温槽でドラマが発生!
では、暑苦しい部屋を再現のため、恒温槽の出番!
側面ファン停止
側面ファン回転
※参考:家にあったケース(背面12cmファンのみ)
?????
家のケースよりは確実に冷えているので一件落着と言いたいのですが、なぜか恒温槽内では、わずかとはいえ側面ファンを回さないほうが温度が下がります。
ミスかと思いましたが、3回ともほぼ同様の結果に。
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・
推測ですが、本製品はXClio A380Plusと異なり、側面からの風はあるが、前面が無くケース内を縦に風が通っていないため、ケース内の熱が外に出にくく、内部で熱風がかき回されているのかと考えました。
恒温槽は狭い密室のため、同じ気温としても広い室内より通気が悪いことから、前面ファンが無く総合的な風力がXClio A380Plusより弱い本製品のファンが生かされていない様子です。
そこで、前回お世話になったNEXTWAVEのRDL1225S(12cm CASE FAN)を 引っ張り出して、背面に装着。これで排熱がスムーズになるはず。
◆再チェック!
側面+背面ファン付き(カッコ内は側面のみ回転)
ついでにエアコン部屋でもチェック(カッコ内は側面のみ)
背面ファンが無い場合より確実に下がりました。
●結論:「冷却」を優先するか「一般的」を取るか?
では結果です。
利点
1、ケースそのものは一般的で軽くなった。
2、前面端子が使いやすい位置(机の下に置く人は不便かも)、かつオーディオ端子が加わった。
3、ファンのON/OFFが便利。制御スイッチが前面に来たのが嬉しい。
4、また、ファンを覆うスリットがしっかりとして、指を入れる危険性は減少。
5、吸気による冷却性能は、特定の条件を除いて普通のケース以上。
欠点
1、フレームが薄くなるなど、ケースの作りは価格相応。
2、HDDや光学ドライブ取り付けは、反対側パネルを取り外す必要あり。
3、熱をケースから押し出す力が不足気味。背面用12cmファンがほしい。
4、大きさがGeForce 8800GTX級のVGAを挿すと、HDD用3.5インチベイに迫ります。ついでにHDD温度にも影響か。
その他
組み立てはケースの軽さや横倒し可能になった利点と、XClio A380Plus同様の横幅やドライブ設置の面倒さなどの欠点が ある。
以上の検証から見るに、本製品は一言で表すと「良く冷える普通っぽくなったケース」です。
一応GeForce 8800GTX〜UltraのSLIでもこなせますが、HDDの位置までVGAがきてしまうのを嫌う人もいそうです。
XClio A380Plusの冷却性能特化か、本製品のケースとしての使いやすさを含めたバランスか、これが選択基準となりそう です。個人的にはGeForce8800GTX〜Ultraクラスの巨大なVGAを使うならXClio A380Plus、それより小型のVGAなら本製 品が良いかと思います。
もちろん、サイズは一般的なATXケースと同等なので、デュアルコアCPUと1枚のVGAという一般的な構成のPCを作りたい人 には問題ない大きさです。その上で冷却性能がついてくると考えれば申し分なしでしょう。
ただし、本製品を生かすには背面の排気ファンが欠かせません。ここはぜひNEXTWAVE RDL1225S(12cm CASE FAN)もご一緒にどうぞ。ということで今回も無事終了です。
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あ、HDD温度が気になる方は、HDD用もどうぞ。
製品を見た最初の感想は、強烈な個性を放ったXClio A380Plusとは異なり、普通の黒ケースに近いなというもの。
あの外観がなくなって残念と思いつつ、一般的にはこちらのほうが受け入れられやすそうと思ったのも事実です。
デザインは36cmファン部分があるため本製品の矜持を失っていないものの、この凸部分が無ければドスパラのPrimePCに紛れ込んでも違和感が無いかもしれません。
なお、前面はラバーコーティングによりすべらなくなっています。何よりXClio A380Plusと異なり反射しないため、撮影しやすいのが好印象(笑)。
その他細かいスペックはこちら→http://www.scythe.co.jp/case/propella.html
ではケースを触ってみましょう。
・前面はラバーパネルによりしっとりとした手触り。ベイやスイッチは開閉式カバーで隠されています。なお、シャーシは薄くなりました。その分本体重量はXClio A380Plusの約半分に。これは一長一短でしょう。
・ファン側サイドXClio A380Plusよりケースのサイズが小さいため、ファンが大きく見えます。
・本製品では側面ファンがON/OFF可能になりました!そのスイッチと回転数制御つまみはここ。
・反対側側面の下には、フロント用I/Oパネルがあります。IEEE1394の代わりにサウンド入出力が登場。なお、ケースのスペック発表時はこの前面オーディオ端子がAC97のみ対応と表記されており、少々しょんぼりした記憶があります。が、いつの間にかHDも対応になっており安堵しました。
●内部構造:ケースのコンパクト化ゆえ、少々狭いかも
内部構造はこうなります。組み立時の感想は……、
・普通の机に横倒しが可能になって作業効率アップ!
・PCIのブラケットがネジって外すタイプ。一度外すとはめ込み不可能。
・実質的な横幅はXClio A380Plusとさほど変わらず。VGAの補助電源コネクタがカード上部の製品の場合、コネクタを曲げる必要あり。
・HDDや光学ドライブの取り付けはスクリューレスなのはいいのですが、クリップはこちら側だけではなく反対もはずす必要があります。つまりサイドパネルは両方外さねばならないわけです。PCスペックはXClio A380Plusとほぼ同じく、
M/B(マザーボード):Albatron NF 680i SLI
CPU:Core 2 Quad Q6600
CPUファン:リテール
メモリ:Micron PC2-6400 1GB×2枚
光学ドライブ:LG GSA-H62N
HDD:ウエスタンデジタル WD1500AHFD(10,000回転)
VGA:ASUS EN8800GTX SLI(2枚挿し)
電源:会社にあった1000W(メーカー不明)
OS:Windows XP Professional SP2
で構成しました。
検証環境は、
室温25℃前後と36℃前後の2パターンにて実施。これはつまり、エアコンがある・なしの状況を想定。
測定ツールは「nMonitor」。HDD温度は「SpeedFan」。
負荷をかけたツールは、CPU用に「Stress Prime 2004」、VGA用に「3Dmark06」のPixel Shaderテスト。
この2種類を同時に実行し20分後に測定。アイドルは負荷停止から20分後となります。 なお、画面解像度は1280×1024、温度変化を確認しながらのため、3Dmark06は「3DAnalyze」を用いてウインドウ表示(1024×768)となります。
※XClio A380Plusの時より少しだけ解像度が上がっています。
もちろん暑い部屋の再現は、この恒温槽を使用します。
●測定開始、そして意外な結果に
では、一気に検証開始。
まずはエアコン部屋での状況から。
側面ファン停止
| CPU | M/B | HDD | GPU1 | GPU2 | |
|---|---|---|---|---|---|
| アイドル | 49 | 46 | 47 | 78 | 76 |
| 負荷 | 64 | 52 | 48 | 86 | 85 |
側面ファン回転
| CPU | M/B | HDD | GPU1 | GPU2 | |
|---|---|---|---|---|---|
| アイドル | 47 | 44 | 44 | 74 | 70 |
| 負荷 | 64 | 50 | 44 | 83 | 82 |
※参考:家にあったケース(背面12cmファンのみ)
| CPU | M/B | HDD | GPU1 | GPU2 | |
|---|---|---|---|---|---|
| アイドル | 45 | 55 | 39 | 79 | 75 |
| 負荷 | 60 | 56 | 40 | 86 | 85 |
予想はしていましたが、普通のケースとXClio A380Plusの間に落ち着きました。
ただし、本製品は以前の比較用ケースと比べて、
・CPU温度が少々高い(内部が狭くなったためか)。
・M/BとVGAは冷える(巨大ファンの風が直撃)。
・HDDは冷えにくい(前面からの吸気が無く、VGAに近くなるため)。
という得手不得手が見えました。
ファンを回せばそれぞれのパーツがより冷えるので、まあ問題は無いでしょう。
恒温槽でドラマが発生!
では、暑苦しい部屋を再現のため、恒温槽の出番!
側面ファン停止
| CPU | M/B | HDD | GPU1 | GPU2 | |
|---|---|---|---|---|---|
| アイドル | 59 | 56 | 52 | 82 | 79 |
| 負荷 | 73 | 61 | 56 | 88 | 84 |
側面ファン回転
| CPU | M/B | HDD | GPU1 | GPU2 | |
|---|---|---|---|---|---|
| アイドル | 61 | 58 | 52 | 83 | 81 |
| 負荷 | 78 | 58 | 56 | 89 | 85 |
※参考:家にあったケース(背面12cmファンのみ)
| CPU | M/B | HDD | GPU1 | GPU2 | |
|---|---|---|---|---|---|
| アイドル | 60 | 64 | 53 | 83 | 80 |
| 負荷 | 80 | 70 | 55 | 100 | 98 |
?????
家のケースよりは確実に冷えているので一件落着と言いたいのですが、なぜか恒温槽内では、わずかとはいえ側面ファンを回さないほうが温度が下がります。
ミスかと思いましたが、3回ともほぼ同様の結果に。
・
・
・
・
・
推測ですが、本製品はXClio A380Plusと異なり、側面からの風はあるが、前面が無くケース内を縦に風が通っていないため、ケース内の熱が外に出にくく、内部で熱風がかき回されているのかと考えました。
恒温槽は狭い密室のため、同じ気温としても広い室内より通気が悪いことから、前面ファンが無く総合的な風力がXClio A380Plusより弱い本製品のファンが生かされていない様子です。
そこで、前回お世話になったNEXTWAVEのRDL1225S(12cm CASE FAN)を 引っ張り出して、背面に装着。これで排熱がスムーズになるはず。
◆再チェック!
側面+背面ファン付き(カッコ内は側面のみ回転)
| CPU | M/B | HDD | GPU1 | GPU2 | |
|---|---|---|---|---|---|
| アイドル | 59(61) | 56(58) | 50(52) | 81(83) | 77(81) |
| 負荷 | 75(78) | 56(58) | 53(56) | 86(89) | 84(85) |
ついでにエアコン部屋でもチェック(カッコ内は側面のみ)
| CPU | M/B | HDD | GPU1 | GPU2 | |
|---|---|---|---|---|---|
| アイドル | 46(47) | 45(44) | 40(44) | 69(74) | 65(70) |
| 負荷 | 63(64) | 48(50) | 42(44) | 83(83) | 81(82) |
背面ファンが無い場合より確実に下がりました。
●結論:「冷却」を優先するか「一般的」を取るか?
では結果です。
利点
1、ケースそのものは一般的で軽くなった。
2、前面端子が使いやすい位置(机の下に置く人は不便かも)、かつオーディオ端子が加わった。
3、ファンのON/OFFが便利。制御スイッチが前面に来たのが嬉しい。
4、また、ファンを覆うスリットがしっかりとして、指を入れる危険性は減少。
5、吸気による冷却性能は、特定の条件を除いて普通のケース以上。
欠点
1、フレームが薄くなるなど、ケースの作りは価格相応。
2、HDDや光学ドライブ取り付けは、反対側パネルを取り外す必要あり。
3、熱をケースから押し出す力が不足気味。背面用12cmファンがほしい。
4、大きさがGeForce 8800GTX級のVGAを挿すと、HDD用3.5インチベイに迫ります。ついでにHDD温度にも影響か。
その他
組み立てはケースの軽さや横倒し可能になった利点と、XClio A380Plus同様の横幅やドライブ設置の面倒さなどの欠点が ある。
以上の検証から見るに、本製品は一言で表すと「良く冷える普通っぽくなったケース」です。
一応GeForce 8800GTX〜UltraのSLIでもこなせますが、HDDの位置までVGAがきてしまうのを嫌う人もいそうです。
XClio A380Plusの冷却性能特化か、本製品のケースとしての使いやすさを含めたバランスか、これが選択基準となりそう です。個人的にはGeForce8800GTX〜Ultraクラスの巨大なVGAを使うならXClio A380Plus、それより小型のVGAなら本製 品が良いかと思います。
もちろん、サイズは一般的なATXケースと同等なので、デュアルコアCPUと1枚のVGAという一般的な構成のPCを作りたい人 には問題ない大きさです。その上で冷却性能がついてくると考えれば申し分なしでしょう。
ただし、本製品を生かすには背面の排気ファンが欠かせません。ここはぜひNEXTWAVE RDL1225S(12cm CASE FAN)もご一緒にどうぞ。ということで今回も無事終了です。
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あ、HDD温度が気になる方は、HDD用もどうぞ。
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この記事へのコメント
1. Posted by ゴン 2009年07月04日 15:09
1年2ヶ月使用で
36センチファンが壊れた。。;
36センチファンが壊れた。。;
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