PCからPCへ、データ快適引越術

概要 B's GOLD パソコン引越
メーカー:BHA
メーカーURL:http://www.bha.co.jp/
価格 : 3,680円


どうも、先月末に家のメインマシンを新調した(酒)です。
実は今回のPCで30数台目なのですが、自分自身のための自作は初めてだったりします。
それはさておき、PCが新しくなるということは、メールや画像といった各種データの引越しが待ち構えているわけです。
これまでは面倒くさいと思いつつも自力でデータを移動させてきましたが、
ちょうど先日会社の人から「引越しツールあるよ」と本ソフトをいただいたので、このチャンスを逃すわけには行かぬとチェックしてみました。




●引越しソフトは必要なのか?
このデータ引越しソフト「B's GOLD パソコン引越」は、その名のとおりPCデータを引越しするソフトです。
「データ引越しなんて、ネットワーク構築して移動させればいいんじゃ?」という方もいると思いますが、
本製品はデータの引越しはもちろん、インターネットエクスプローラーやアウトルックなどの設定、そしてメールデータにも対応しているのがポイント。

例えば手動で各種データを移動させようとすると(OSはXP、データ保存場所はデフォルトと想定)、
まず、重要データは隠しフォルダ内のため、まずそれが見えるように設定変更が必要。さらにファイルの拡張子も見えるようにせねばなりません。
その上で引越したいデータを探してみましょう。
・IEの「お気に入り」:C:\Documents and Settings\登録ユーザー名と同じ名前のフォルダ\Favorites(フォルダがない時は、「お気に入り」と表示されてます)
・「アウトルックエクスプレス」のメールデータ:C:\Documents and Settings\登録ユーザー名と同じ名前のフォルダ\Local Settings\Application Data \Identities\英数字32文字のフォルダ(PC環境により名前が異なる)\Microsoft\Outlook Express\拡張子がdbxのデータ (すごく深い場所にあるのです)
などなど。
このように、データを探す・そして移動、これらは非常に手間がかかる作業なのです。

特にメールデータは、もし引越し元のPCで受信箱を複数作って受信データを振り分けていた場合、引越し先にただデータを移すだけではその設定がないため、デフォルトの受信箱以外のデータが見えません。引越し先のOEでもまず引越し元と同じ受信設定を行ってからのデータ移動が必要です。
※例えば、我が家ではデフォルト受信箱のほか、「ゲームメーカーからのメルマガ」×2、「PCメーカーからのメルマガ」「首相官邸メルマガ」「連絡が多い知人」などの受信箱があります。引越の前に、新PCでも受信箱や受信条件の設定が欠かせません。

それに、「家庭内ネットワークなんてしたことない」「フォルダ共有化って?」という初心者の方には、自力でネットワーク設定や共有・データ移動の作業を行うのは難しいものです。ネットワークが繋がらずやきもきするだけならともかく、作業ミスによるデータ紛失の可能性も否定できません。

そこで登場する「B's GOLD パソコン引越」は、初心者の方でも、確実にデータや設定を引越しできるというのがポイントとのこと。
という訳で、本当にこのソフトを使えば簡単に引越し可能なのかを見てみます。
※データ引越にはWindowsXP標準機能の「転送ウィザード」もありますが、コマンド入力やOSインストールディスクが必要だったりと初心者にとってはまだ難度が高いと言えます。引越で絶対にミスをしたくない方には、本ソフトのような市販ソフトをオススメします。



●手順は非常に簡単
付属品
まずは付属品を確認。ここで実際使うのは、LANケーブルと2枚のCDのみ。


CD
引越し元(今までのPC)、引越し先(新PC)、それぞれに入れるCDが違いますが、このように一目で分かるように書いてあるため間違いはないでしょう。


クロスケーブル
2台のPCは、付属のクロスケーブルで接続します。どちらのコネクタが引越し元か先か、という決まりはありません。
もしネットワーク環境をすでに作っている方も、今までのLANケーブルは外して、付属ケーブルで接続してください。
※クロスケーブルとは、極端に言えばPCとPCとの直接接続専用ケーブルです。一般的なルーターやハブを使ってネットワークを構築する場合は、ストレートケーブルを使用します。
クロスもストレートもLANケーブルですが、ストレートケーブルでPCとPCの直接、またハブやルーター経由でのクロスケーブルは、上手く認識しないことがありますので注意してください。
本ソフト付属のケーブルには「CROSS」というシールが貼ってありますので間違えることはないと思いますが、もしクロスケーブルとストレートケーブルが混ざってしまうと見分けがつきにくいので、複数ケーブルをお持ちの方は収納にも気をつけましょう。


付属品をチェックしたら、早速作業を開始!

1.2台のPCを付属のクロスケーブルで接続。

2.2台のPCにCDを入れて起動させます。

これだけで早くもメインメニューが出現!
※初回起動時のみ使用許諾書への同意とシリアル入力が必要です。


めにゅ〜
左は引越し元、右が引っ越し先のメニュー画面です。まあ、引越し先はメニュー画面というものではありませんが。


※2台のPCが認識しない場合は、セキュリティソフトのファイアウォール機能が邪魔をしている可能性がありますので動作を止めてください。
ファイアウォールを停止した場合、2台のPCを直接接続中は外部ネットワークからの侵入はありませんが、データ引越し後に外部ネットワークに接続し直す時は設定を戻すことを忘れずに。




●最速2クリックで引越し完了!
本ソフト最大のポイントは、「簡単引越し」を選ぶと、わずか2クリックで各種設定が引越しできることです。

その2クリックとは、
かんたん1
1.「簡単引越し お任せコース」のアイコンをクリック

かんたん2
2.「引越しを開始してもよろしいですか?」という確認メッセージで、「はい」をクリック


というもの。途中で複雑な設定や項目も表示されませんので、迷うことなく進められます。
この流れは、いわゆるメーカー製PCに付属している独自のデータ引越しソフトと同等以上の手軽さです。
なお、「引越ししたくないデータがある」「項目を確認しながら引越したい」という人には、項目を選択して引越し可能な「こだわりのカスタムコース」があります。メインメニューでは真ん中のアイコンです。

カスタム
これが「カスタムコース」の画面。引越したい項目にチェックを入れて「引越し開始」をクリック!



……あっけなさすぎでした。




●設定やメールデータ以外のフォルダ・ファイル引越しも自由自在
無事設定やメールデータが引越し出来たのはいいものの、PCのデータ引越しはまだまだ続きます。
いわゆる画像・動画・音楽ファイルといったものです。

「これこそLANでいいんじゃ?」という方もいるでしょうが、やはりネットワーク設定をイチからは…、 という方もいるわけです。


本ソフトでのデータ引越しは2種類方法があるようで、

カスタム引越
1種類目は、「こだわりのカスタムコース」で「ファイルやフォルダの引越し」を選ぶ。

同期息切れめまい
2種類目は、メインメニューから「驚異の同期」を選ぶ。


というものです。

2種類の違いですが、
「こだわりのカスタムコース」は、
・引越し先のフォルダ名は固定(選んだ引越し先のドライブに「パソコン引越」というフォルダが作られ、その中にコピーされます)。
・引越しさせたいデータは、フォルダだけでなく、ファイル単位で指定可能。
・引越しが終わると、履歴は残るが設定はそこで終了。再び引越したい場合はデータの指定からやり直し。
 例:引越し元のCドライブにある「画像」フォルダと、Dドライブにある「音楽1.MP3」という1つのデータを一緒に、引越し先のCドライブにある「パソコン引越し」フォルダにコピー。

「驚異の同期」では、
・同期先のフォルダ名は自由に指定可能。
・同期させたいデータはフォルダ単位で指定。単体のファイルはダメ。
・同期させたいフォルダ1つごとに、同期先のフォルダ名を別々に指定する必要がある。
・同期終了後でもフォルダ名などの設定は残るので、同期先のデータをなくした場合でも「同期開始」アイコンを押せばまたコピーできます。もちろん同期元にデータが残っていないとできませんが。
 例:同期元のCドライブにある「画像」フォルダは、同期先の「画像」フォルダ、「動画」フォルダは同期先の「動画」フォルダにバラバラにコピーされます。Dドライブ上の「音楽1.MP3」という1つのファイルはコピーできませんので、一度どこかのフォルダに入れてから同期させてください。

となりました。
なお、本ソフトの引越しはあくまで引越し・同期先へのコピーですので、送り先のデータを消しても元のデータは残ります。もしもの場合も安心です。



●初心者でも安心、慣れている人にもこの手軽さと機能は魅力
初心者がターゲットだけに、簡単に引越ししたい場合は徹底的に簡単操作で進みます。
それでいてデータ引越しや同期といった機能もあるのが嬉しい限り(その他として、引越し元のデータ削除なども用意)。

欲を言えば引越し元のOSがWindowsMeや98にも対応して欲しいと思いましたが、今思えばWindows2000やXPが発売されてからもう6〜7年です。
それ以前のOS利用者の方は、データ引越しなどには慣れている人が多そう(もちろん全員ではないですが)ですから、大きな問題にはならないと思います。
接続がクロスケーブルのみでCDなどへの設定保存なしについては、下手に引越方法を複数用意せず決め打ちが可能なこの構成のほうが、初心者の方には迷いが生じずこれはこれでよいのかと思いました。
また、メールのデータは意外と制限があるのでご注意。アウトルックエクスプレスのメールをアウトルックには引越しできません(逆もダメ)。
この辺りの動作環境、制限などに関しては、
製品情報ページ:http://www.bha.co.jp/products/pc_hikkoshi/index.htmlでご確認下さい。

結論として、古いPCの設定をちゃんと引越したいという初心者の方にはぜひ、という1本です。
慣れている人にも、家のPCと外出用のノートPCでデータ共有が手軽に出来る、といった活用法がありますよ。




Posted by dospara_review at 16:04Comments(2)TrackBack(0)その他 | 耳より情報2007年11月15日
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この記事へのコメント
1. Posted by ゆうきちゃん   2007年11月25日 13:23
5 何気なく見つけて読んだけど とても参考になりました。ありがとね。
2. Posted by まんだ   2009年02月28日 00:08
そもそも、バックアップを前提とした運用をしていれば
このようなソフト必要ないんだけどね。
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