インターフェイスボードで最新PC並のドライブ速度を目指せ!
IFC-PCI2SA(写真右)
メーカー:
アイ・オー・データ(U2B2-PCIL4)
BUFFALO(IFC-PCI2SA)
メーカーURL:
アイ・オー・データ:http://www.iodata.jp/index.htm
BUFFALO:http://buffalo.jp/
おはようございます。
先日のレビューで外付け・内蔵のHDDを扱った際に、
「USBやSATA端子が無い(少ない)場合はPCI増設のインターフェイスボードをどうぞ、ただし性能低下の可能性があります」と紹介しましたが、 その後周囲から「どれくらい低下するものなの?」と聞かれたので、見てみることにしました。
●USB2.0・SATA増設カードを用意
用意したカードは、外付けUSBドライブ用のUSB2.0増設カード、そして内蔵HDD用にSATA増設カードの2種類です。
その製品は、
USB2.0増設カード:I/Oデータ USB2-PCIL4 ドスパラ通販価格:1,380円
SATA増設カード:BUFFALO IFC-PCI2SA ドスパラ通販価格:2,880円
です。
※ドスパラ通販価格は4/2現在のものです。
チェック用PCですが、USB2.0・SATAがない時代のマザーボードは見つかりませんでしたので、
USB2.0カード:ASUS P5KPL-VM
SATAカード:ASUS M2A-VM HDMI
に接続しました。
古いマザーボードがなかったのは残念ですが、逆に言えば、今のマザーボード接続とカード使用時の速度比較がしやすいといえます。
なお、セットアップ方法ですが、
USB2-PCIL4:Windows98/MEはドライバCDが必要、XP(SP1以降必須)とVISTAは、取り付けてOSを起動すればドライバが自動インストールされます。
そしてIFC-PCI2SAは、
カードをマザーボードに取り付け、「HDDはマザーボード接続のまま」OSを起動(取り付け写真のマザーボードはP5KPL-VM)。
付属CDからドライバをインストール。「セットアップ」をクリックするだけなので簡単。
OSを再起動して、デバイスマネージャの「記憶域コントローラ」に製品名などが入っていれば無事完了。XPでは「SCSIとRAIDコントローラ」という項目に製品名が入ります。
PCの電源を切り、カード側にHDDを接続すれば完了。あとは通常通り使用できます。
という流れです。こちらも難しいものではありません。
なお、IFC-PCI2SAでは、接続するHDDでOSを起動するか、それとも増設HDD専用にするかでカード本体のジャンパを切り替えます。
●マザーボード接続との差は?
ではチェックを開始しましょう。
その内訳は、
・USB2.0:USBフラッシュメモリと外付けHDDでの速度比較
・SATA:内蔵HDDの速度比較
です。
今回のPCスペックは
・USB2.0用
M/B:P5KPL-VM(サウスブリッジ:ICH7)
CPU:Core 2 Duo E6550
メモリ:A-DATA PC2-6400 1GB×2
・SATA用 M/B:M2A-VM HDMI
CPU:Athlon64 x2 5600+(サウスブリッジ:SB600)
メモリ:A-DATA PC2-6400 1GB×2
計測用ドライブは、
USBフラッシュメモリ:A-Data PD7-200X 2GB、型番に200Xとあるように、200倍速(約30MB/S)対応の高速フラッシュメモリ
USB外付けHDD:手近にあった外付けケースに、Maxtor L320RO(320GB、PATA接続、7200回転、キャッシュ16MB)を搭載。READ・WRITEで50000〜60000以上は出る製品です。
SATA内蔵HDD:Western Digital WD5000AAKS(500GB、SATA接続、7200回転、キャッシュ16MB)
チェック開始。計測には、ドライブの速度を計る定番ツールの「FDBENCH」を使用しています。
・USBフラッシュメモリ:A-DATA PD7-200X 2GB
P5KPL-VM(サウスブリッジ:ICH7)
| READ | 33267 | 33267 | 33267 |
|---|---|---|---|
| WRITE | 8960 | 8999 | 8846 |
| RR | 32735 | 33267 | 32735 |
| RW | 2501 | 2507 | 2504 |
USB2-PCIL4(USBチップ:VIA VT6212L)
| READ | 32735 | 32735 | 33233 |
|---|---|---|---|
| WRITE | 8846 | 8810 | 8773 |
| RR | 31751 | 31751 | 31721 |
| RW | 2478 | 2447 | 2478 |
USBフラッシュメモリはREADで30000オーバーと、200倍速の実力を発揮。速度は両者ほぼ同等ですが、カード側ランダムリードのみ1MB/Sほど低下。
・USB外付けHDD(搭載HDD:Maxtor L320RO)
P5KPL-VM(サウスブリッジ:ICH7)
| READ | 33773 | 33595 | 33773 |
|---|---|---|---|
| WRITE | 25491 | 25593 | 25593 |
| RR | 13708 | 14184 | 13708 |
| RW | 12798 | 12798 | 12824 |
U2B2-PCIL4(USBチップ:VIA VT6212L)
| READ | 31644 | 31960 | 31811 |
|---|---|---|---|
| WRITE | 24088 | 23998 | 24088 |
| RR | 13943 | 13767 | 13678 |
| RW | 12134 | 12112 | 12135 |
こちらはカード側が4項目とも少しずつ低下。とはいえ、その差は最大でも1.5MB/Sほどです。
・SATA内蔵HDD:Western Digital WD5000AAKS
M2A-VM HDMI(サウスブリッジ:SB600)(前回レビュー参照)
| READ | 77050 | 77050 | 76133 |
|---|---|---|---|
| WRITE | 74418 | 75238 | 74418 |
| RR | 23998 | 24914 | 24818 |
| RW | 31498 | 32195 | 31653 |
USB2-PCIL4(SATAチップ:SiliconImage Sil3512ECTU128)
| READ | 74418 | 72210 | 74418 |
|---|---|---|---|
| WRITE | 72727 | 72624 | 74418 |
| RR | 25296 | 25061 | 24818 |
| RW | 32282 | 31488 | 32282 |
READで3〜5MB/Sほどの差が生じていますが、30MB/S程度のHDDを使っている人が現在のHDDに交換するといった、前回レビューの対象者にとっては、まったく問題ない速度といえるでしょう。
●速度は低下するものの、その差はほんのわずか。
今回の製品では、いずれにおいても速度が低下していますが、マザーボード接続と比べ5%以下の差にとどまっています。
古いマザーボードを交換できない人は、こういった増設インターフェイスボードの導入により、HDDなどのドライブを現状より高速で活用できるはずです。
※ただし、マザーボードとカード側の搭載チップによっては、相性や速度に大きく影響します。そのため、購入前はご確認を忘れないようにしてください。 実際にUSB2-PCIL4のパッケージには、動作保証をしないメーカー製PC名やチップセット名が書いてあります。 また、本製品に限らず、USBカードはPC側のCPU性能も速度に影響しやすいため、あまり古いマザーボードとCPUの組み合わせのPCでは今回ほどの速度は期待し難いです。 なお、SATAカードはUSBカードよりは相性・速度の問題は発生しにくい模様ですが、もちろん相性が無いわけではありませんのでご注意ください。
正直なところ、数年前のカードの性能は知っていましたが、最近は試していなかったので、ここまで頑張っているとは思いませんでした。
という訳で、あっけなく良好な結果を残して今回も無事終了です。
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