Windows Home Serverで家庭内サーバー構築
Windows Home Serverメーカー名&URL
Microsoft:http://www.microsoft.com/japan/windows/products/winfamily/windowshomeserver/default.mspx
価格:22,220円
こんにちは、こちらのコーナーは初めてのテッシーです。
先日、ハードディスクを買ってRAIDにした
ので、古い製品が余りました。
そこで、Windows Home Server(以下WHS)を使い、バックアップ用PCを作ってみようかと思った次第です。
●家庭内サーバーを作ろう
WHSとは、名前の通り、ホームサーバー用のWindowsです。
※ホームサーバーとは、主に家庭やSOHO内のデータをまとめて共有し、各個人のPC(以下クライアント)からいつでもアクセスできる様にする物です。
また、クライアントのデータをバックアップし、クライアントにトラブルがあった場合に、データを復旧する機能も備えています。
WHSの詳細は、
http://www.microsoft.com/japan/windows/products/winfamily/windowshomeserver/default.mspx
をご覧ください。
「家庭でサーバーは大げさじゃない?」と思う方もいると思いますが、
最近はデジカメやDVカメラのデータも大容量化しており、撮ったデータを、家族それぞれに渡すのは面倒です。
ですから、データは1カ所に保存して、皆でアクセスすれば作業もスムーズになります。
この辺りの効率に関しては、規模は違えど家庭でも企業でも同じと言うことでしょうか。
単純にデータを保存するなら、サーバーOSを入れずに適当なPCを使用したり、
あるいはNAS(Network Attached Storage:いわゆるLAN接続の外付けハードディスク)を買うという手もあります。
ですが、WHSには、バックアップ機能もあり、またディスク容量が不足したら、普通のPC同様にハードディスクを増設できるメリットがあります。
●インストールは1時間前後、意外と再起動が多い
今回は、試すことが目的のため、試用版を入手。
試用版は、使用期間が30日となります。
また、クライアントのバックアップは可能ですが、クライアントのOSトラブル時に、復旧に必要なCDが付属しない(つまり復旧できない)などの制約があります。
使用PCは以下の通りです。今回は家の余ったパーツで構成しているためそれなりの構成ですが、WHSはもっと低スペックPCでも利用可能です。
むしろ、サーバーは常時起動になるため、なるべく低消費電力のCPUやオンボードグラフィック機能を持つマザーボードの組み合わせが好ましいです。
※WHSはPentium�� 1GHz・512MBのメモリでも動作するため、Pentium4 やCeleronD、もしくは最近話題のAtomがあれば十分と言えます。
ただし、WHSには動画のエンコード機能が搭載されています。データの保存・共有が目的ならPentium�掘�初期のPentium4世代でも問題ありませんが、エンコードも快適にしたい方は、より新しいCPUを用意してください。
CPU:Core 2 Quad Q9550
マザーボード:ASUS P5Q-PRO
メモリ:PC2-6400 2GB×2
ビデオカード:RADEON HD 4850
ハードディスク:WD3200AAKS
ではインストール開始です。
インストール開始直後。
見た目はVista風です。
初期処理終了直後。
Vistaのような画面で、マウス操作が可能です。
以前試した英語版と違い、最初からキーボードを日本語にできるのが便利。
プロダクトキーは、Vistaや、XP SP3同様、後から入力もできます。
ここで再起動がかかり、終わったかな
と思いきや、今度はなぜかXPっぽいインストール画面に……。
そのあと2・3回再起動を繰り返し……。
ようやくもとのVISTA風画面に戻ります。
インストールにかかった時間は50分くらい(USB接続の光学ドライブを使用)
インストールそのものは、通常のXP・Vistaと同じく難しくはなかったです。
●OS・ドライバインストール時の注意点
さほど難しくなかったインストールですが、やはりXP・Vistaとは大きく異なる部分もあり、注意が必要です。
・搭載ハードディスクのデータが消える
これはXPやVistaでもフォーマットをすれば消えますが、WHSの場合はフォーマット有無の選択は無く強制です。
しかも、インストールするパーテーションはもちろん、別パーテーション、さらには増設ドライブも容赦なく消します。
つまり、ハードディスクを3つ接続していれば、その3つとも消すことになります。
※これは、WHSの仕様として、ハードディスクがいくつあろうとも、OSをインストールした場所がCドライブ(容量は20GB固定)、それ以外はDドライブ、となるためです。 インストール後に増設した分も(SATA内蔵・USB外付けを増設しても区別なし)、すべてDドライブになります。
・パスワード設定は、簡単な文字列はダメ
さすがサーバーらしく複雑なもので無いと認めてくれません。
半角英数小文字と大文字、さらに数字という3種類を使い、7文字以上のパスワードを求められます。
例えば、「ABCDEF1」はダメですが、「abcDEF1」ならOKです。
・マザーボード付属のドライバ対応状況を確認する
基本的にWindowsXP 32bitのドライバが使えることが多いのですが、一部非対応の製品もあります。
※インテル「DG45FC」では、付属CDのチップセットドライバは使えませんでした。
その場合は、マザーボードメーカーのHPからドライバをダウンロードしましょう。
また、CD内のドライバが使えても、オートインストールメニューの起動プログラムがWHS非対応のため、メニューが起動しないことがあります。
この時は、エクスプローラーでCD内のフォルダを見て、直接セットアップを実行してください。
●簡単バックアップ機能を試す
設定が終わったところで、メイン機能といえるバックアップをしてみました。
まずクライアント側に、WHS付属ディスクからWHSコネクタ(コンソール)をインストール。ここでは、OSインストール時に登録したパスワードをクライアントにも登録。
これにて設定完了。
ではバックアップ開始です。ログイン時は、もちろん先のパスワードを入力。
P5というのがクライアント名です。あとはこのアイコンを押せばバックアップ開始です。
何事も無く完了。バックアップの日付、保存形式なども記録されます。
中身を見ると、ちゃんとバックアップされていました。
今回は手動でバックアップを取りましたが、特定の日、一定期間ごとなどの自動バックアップ設定もできます。
定期的にバックアップを取っておけば、クライアントのトラブルでデータが消えても、損失を抑え復旧も簡単です。
復旧はクライアントがトラブルでOSが使用不可(OSが全く起動しない、ハードディスクが壊れたので交換したなど)になっても行えます。この点は、さすがサーバーOSと言えます。
※試用版は復旧できません。
もうひとつファイル共有機能も試しましたが、
これも簡単で、共有フォルダが最初から作られているので、そこにデータを入れればOK。
共有フォルダにデータを入れておけば、クライアントから音楽・写真等の鑑賞ができるようになります。
もちろん、人に見られたくないデータは、専用のフォルダを作って独自に保存可能です。
●サーバーに興味があるけど手が出せなかった人にお勧め
という訳でWHSを試してみました。その感想ですが……、
・ファイル共有やリモートデスクトップなど、XPやVistaで使える機能が簡単。
・それに加え、バックアップ機能が非常に便利で、もしもの時も安心。
・低スペックPCでも問題なく動作するのが嬉しい。
となります。
「サーバーOSは難しそう」というイメージがあり、確かにこのWHSでもインターネットを経由して、離れた場所のクライアントからサーバーにアクセス可能なリモートデスクトップなどは、設定が難しいと思います。
ですが、基本的なバックアップや共有、復旧は意外と簡単でした。
この基本機能だけでも便利ですし、難しい機能は後々覚えていけば十分です。
という訳で、家庭内のデータをまとめたい、古いPCを活用したい人には、これを機会にぜひWHSを導入してはいかがでしょうか。
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