500GBプラッタHDD「ST3500410AS」の速度チェック

外観 ST3500410AS

メーカー名&URL
SEAGATE:http://www.seagate.com/www/en-us/

価格:5,280円(1/9現在)


明けましておめでとうございます。
この年末は新しいケースとして「L-2000」を買い、自宅のメインPCが省スペース化。
とはいえ、空いた部分に大型スピーカーを置いたので、結局スペース変わらずの(酒)です。
(音が良くなったので、PC環境そのものはプラスですが)

年末休みの12/30に、500GBプラッタのハードディスクがいつの間にか発売されており、しかもなかなかの速度と聞きました。
という訳で、今年最初の製品レビューは、その500GBプラッタ製品「ST3500410AS」を見てみます。

※2/12 ST3500418ASのチェック結果を追記しました。410ASと環境が異なるため、参考としてご覧ください。




●500GBプラッタ1枚搭載の利点
まずは、普段何気なく述べている「プラッタ」について少々解説。
プラッタとは、ハードディスク内にあるデータを読み書きするディスクのことです。
プラッタは両面に読み書きが可能で、この1枚辺りの容量に搭載枚数を掛けたものが、ハードディスク全体の容量になります。
※本製品は500GBプラッタ1枚なので500GB、人気の1.5TB製品「ST31500341AS」は、375GBプラッタが4枚入っています。

プラッタ1枚辺りの容量が増えると、
・同サイズのディスクに大容量データを詰め込む。つまりデータ密度が高くなり、同じ回転数でもデータアクセスが速い。
・より大容量化しても、搭載プラッタ枚数が少ない(もし1.5TB製品が出た場合、プラッタは3枚で済む)。
・プラッタ枚数が少ないと、プラッタからデータを読むヘッドの数も少ないので故障率が下がる。
・ハードディスクが薄く、消費電力も減りECOにつながります。
など、多くの利点があります。
※ただし、ハードディスクが薄いと、3.5インチベイにネジ止めするなら問題無いですが、
ネジ止めをしないリムーバブルケースに搭載する場合、隙間が出来るため、がたつく可能性があります。
各種ケース搭載時は、ハードディスクの固定方法を予めチェックしておきましょう。


HDD厚さ 500GBプラッタ1枚の本製品と、334GBプラッタ3枚の1TB製品、サムスン:HD103UIの大きさを比較。 もちろん薄い方が500GBです。



●キャッシュは16MBだが速度十分
外見の次は速度をチェック。

使用PCはこちら
マザーボード:P45Neo-F
CPU:Core 2 Duo E8400
メモリ:PC2-6400 1GB×2
ビデオカード:GeForceGTX 280

比較用ハードディスクは、
250GBプラッタ世代の SAMSUNG:HD502IJ
高速ハードディスク Western Digital:VelociRaptor WD3000GLFS(以下Raptor)
です。



ではチェック開始。
・CrystalDiskMark 2.2
DM_ST3500 ST3500410AS(7200回転、キャッシュ16MB、500GBプラッタ)


DM_Raptor Raptor(10000回転、キャッシュ16MB、150GBプラッタ)


DM_HD502 HD502IJ(7200回転、キャッシュ16MB、250GBプラッタ)




・異なるハードディスク間へのデータコピー時間(データは10.6GB、ファイル数2329)
ST3500410AS → Raptor 1分55秒
Raptor → ST3500410AS 1分56秒
HD502IJ → Raptor 2分29秒
Raptor → HD502IJ 2分31秒
ST3500410AS → HD502IJ 2分52秒
HD502IJ → ST3500410AS 2分28秒



同一ディスク内へのデータコピー時間
ST3500410AS 5分38秒
Raptor 3分41秒
HD502IJ 5分40秒



りねLineage教動時間
(スタートメニューで「スタート」を押してから、タイトル画面が表示されるまでの時間。OS起動直後と、タイトル表示後すぐにゲームを終了し、すぐ再起動の2回を計測)

  1回目 2回目
ST3500410AS 22秒 12秒
Raptor 20秒 11秒
HD502IJ 26秒 12秒

Lineage II(R) and Lineage II(R) the Chaotic Throne are trademarks of NCsoft Corporation. 2003-2008(C) Copyright NCsoft Corporation. NC Japan K.K. was granted by NCsoft Corporation the right to publish, distribute, and transmit Lineage II the Chaotic Throne in Japan. All Rights Reserved.


OS起動中OS起動時間


  1回目 2回目
ST3500410AS 34秒 33秒
Raptor 33秒 33秒
HD502IJ 36秒 36秒

(C)2008 Microsoft

CrystalDiskMarkと、RAPTORとのデータコピー時間を見る限り、シーケンシャルリード/ライト130MB/sは伊達ではなく、250GBプラッタ製品との差を感じます。
同じSEAGATEの1.5TB(ST31500341AS)と比べ、同一ディスク間のコピーで遅くなる事もありません。
※ST31500341ASの速度は こちら!

Lineage兇OS起動時間も、少しずつですがそれぞれ250GBプラッタより速く、体感速度も良好と思います。
※今回RaptorのOS起動時間が1.5TB紹介時より遅いですが、チップセットの違いなどがありますので、参考として見てください。




●魅力の製品、大容量モデルにも期待
結果として、シーケンシャルはRaptorや1.5TBと同等。
キャッシュは16MBですが遅い訳でもなく、しかも製品そのものは薄型と、なかなか魅力的。
最近はSSDの話題が目立っているストレージデバイスですが、まだまだハードディスクも負けてはいないと思わせる製品ではないでしょうか。

欲を言えば、まだ500GBの製品しかないことが残念。
今後発売されるはずのプラッタ2枚以上、つまり1TB以上の製品も待ち遠しいところです。
という訳で、これを買うか大容量を待つか悩み始めたところで、今年最初のレビューも無事終了です。

なお、当コーナーでは、より大容量、キャッシュ32MBの製品が登場次第、追加チェック予定ですのでご期待ください。





2/12追記
新製品のST3500418ASをチェックしました。 プラッタやキャッシュ容量は410ASと同じですが、わずかに高速化されているとの話を聞いているので気になるところ。結果は以下の通りです。


418_X58 ・X58チップセット(サウスブリッジ:ICH10R)


418_G31 ・G31(ICH7)


418_790GX ・790GX(SB750)


418_780G ・780G(SB700)




ご覧の通り、少々ですが確実に高速化しています。
なお、418ASは製品名のシールなどには418ASと記載されていますが、PC上(BIOS、Seatool、デバイスマネージャ、CrystalDiskInfo)では410ASと表示されます(下画面参照)。
理由は不明ですが、高速化は間違いありませんので、この418ASは410ASの改良品なのかもしれません。
418_INFO





その他記事一覧は こちら



Posted by dospara_review at 19:15Comments(2)TrackBack(0)ハードディスク | 耳より情報2009年01月09日
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この記事へのコメント
1. Posted by ぷえる   2009年02月07日 14:03
型番の末尾番号がかわっただけで、スペックは同じ
ST3500418ASが出ましたが、是非410と比較してどう変わったかのレビューをお願いします。
2. Posted by 木村 孝   2009年02月10日 05:37
この記事を読んで10000RPM使わずに7200 12 500GB
4台RAID 0に決定しました
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