期待のハイエンドビデオカード、RADEON HD4890を緊急チェック

パッケ RADEON HD4890

メーカー・価格:各社製品発売中!


花粉が一段落した様で、面倒な鼻詰まりがなくなり一安心な(酒)です。

突然ですが、昨日4/2に、RADEON HD4000シリーズの最新製品「HD4890」が発売されたのはご存知かと思います。
すでに各種ニュースサイトでレビュー記事が紹介されていますが、注目のビデオカードだけに、当コーナー独自のテストも交えつつ、急ぎHD4890をチェックしました。





●HD4890は、HD4870の高クロック版
HD4890は1チップ構成のRADEONシリーズではハイエンドカードで、
HD4870のGPUとメモリの動作クロックを高速化し性能を向上させた製品です。
この高速化は単なるOC(オーバークロック)ではなく、より高クロック動作に対応するコアやメモリを搭載し、動作クロックを再設定している様です。

4870スペック 4890スペック
GPU-Zでスペックを確認。左がHD4870、右がHD4890で、HD4890はGPU、MEMORYが高速に。
その他SP(ストリーミングプロセッサ)・テクスチャユニット・ROPなどの数は同じです。
※Transistorsの表示は両方956Mですが、HD4890は959Mとのことです。


なお、外見はHD4870とほぼ同じ形状。カード長も同じく241mmと、ハイエンドカードとしては比較的短い印象。
形状1形状2
クーラーの形状、出力コネクタも同じです。



●期待通りの3D性能を発揮
では3D性能を測定します。
本製品はHD4870の高クロック版ということで、HD4870も同時に測定し、その伸び率も確認してみます。


使用PC
マザーボード:FOXCONN Renaissance
CPU:Core i7 965 Extreme Edition
メモリ:A-Data PC3-10600 1GB×3

使用ドライバ
・HD4870:「8.591-090225a-76825C」(Catalyst9.3)
・HD4890:付属CDの「8.592-090303a-077125E」(Catalyst9.3はインストール不可)

3Dベンチマーク
3Dmark06

モンハン
モンスターハンターフロンティア
(C)CAPCOM CO., LTD. 2007 ALLRIGHTS RESERVED.


DMC4
デビルメイクライ4
(C)CAPCOM CO.,LTD. 2008 ALL RIGHT RESERVED.

※各ベンチマークの高負荷時の設定
 3DMark06:高負荷は解像度1920×1200、アンチエイリアスx8、Select Testsは「SelectALL(これはデフォルトも変更してます)」
 MHF:解像度(RESOLUTION)1920×1200
 DMC4:解像度(RESOLUTION)1600×1200、アンチエイリアス(MSAA)x8


・3Dmark06
  デフォルト時 高負荷時
HD4870 16936 10275
HD4890 18476 11571
HD4890のスコアアップ率 9.1% 12.6%


・モンスターハンターフロンティアオンライン
  デフォルト時 高負荷時
HD4870 14434 7445
HD4890 15968 8452
HD4890のスコアアップ率 10.6% 13.5%


・デビルメイクライ4(カッコ内はシーン毎のフレーム数)
  デフォルト時 高負荷時
HD4870 S(247.31、206.71、328.25、155.96) S(115.52、92.54、142.64、80.65)
HD4890 S(282.24、226.41、368.13、176.10) S(130.20、109.39、154.22、90.26)
HD4890のスコアアップ率 14.1%、9.5%、12.1%、12.9% 12.7%、18.2%、8.1%、11.9%


スコア上昇率は12%前後です。
3Dmark06とモンスターハンターフロンティアは、高負荷時に上昇率が伸びています。



●「昔の軽いベンチマーク」はどうか?
3D性能は当然の如くアップしました。
では当コーナー独自のチェックとして、古いベンチマークも実施します。
「今の高性能ビデオカードで古いベンチマークを見る必要がある?」と思われるかもしれませんが、
例えば過去にRADEON HD2600XTとHD3850とを比較した場合、
3DMark06のスコアは、HD2600XTの約5000に対し、HD3850は約10000とダブルスコアでしたが、 FinalFantasyBenchmark3はどちらも6000台だったという事がありました。
これは3D性能うんぬんよりも、設計の違いなどで特定のベンチマークや古いゲームに対して、相性が出るためでしょうか。

そこで、
・HD3800シリーズでは苦手でしたがHD4800シリーズで改善したはずの「FinalFantasyBenchmark3」
・Direct3Dが影響しない「A列車で行こう7」
をチェックしてみます。


・FinalFantasyBenchmark3(HIGH)
HD4870 10001
HD4890 10091
HD4890のスコア増加率 0.9%


・A列車で行こう7(設定変更無し)
HD4870 平均112.80 最高322.58 最低38.76
HD4890 平均121.27 最高425.53 最低44.15
HD4890のスコア増加率 7.5%、31.9%、13.9%


「A列車で行こう7」は、先ほどの3Dベンチ同様にスコアアップ。FinalFantasyBenchmark3は微増ですがスコアダウンはしておらず一安心です。
昨年7月の「RADEON HD4800シリーズ 日本製ベンチ特集」と比べHD4870のスコアが大幅に伸びているのは、両ベンチマークはCPU性能差が結果に大きく影響するためです。



●温度とアイドル時の消費電力に注目
最後にビデオカードの温度と、消費電力をチェックします。
RADEON HD4800シリーズは、全体的にリファレンスカードの温度が高かったこともあり、HD4890で改善されているか気になります。

計測方法は、アイドル時がOS起動2分後。
高負荷時は、
温度:3DMark06の「Batch Size Tests:512Triangles」を解像度1920×1200、アンチエイリアスx2の設定でループ。記録はGPU-Zのログで行う。
消費電力:ワットチェッカーを接続して温度と同テスト。約10分後に高い数値を記録。

・温度
  アイドル時 高負荷時
HD4870 79℃ 87℃
HD4890 63℃ 80℃


・消費電力
  アイドル時 高負荷時
HD4870 179W 299W
HD4890 161W 317W


温度:HD4870と比べ、HD4890の温度は確実に低下。アイドル時のGPU動作クロックが、240MHz(HD4890)、500MHz(HD4870)と2倍以上の差があり、それらがそのまま温度に現れています。
また、HD4890のクーラーは、外見がHD4780と同じでも、内部が異なるそうです。さらにHD4890はファン回転数が少し高い事もあり冷却能力が優れている模様です。

消費電力:アイドル時は、温度と同じ理由でHD4890がダウン。
負荷時はHD4870より増えますが、クロックアップした上位製品のため想定の範囲内です。
「3Dゲームはもちろん遊ぶが、PC使用時間の大半はネット等が中心で、ビデオカード負荷が上がる時間は意外と少ない」という方には、アイドル時の消費電力減少は魅力と言えます。
※今回はCPU負荷をかけていませんが、かけた場合どちらも400Wを超えます。


現在市場に出回っているほとんどのHD4870は、冷却能力が強化されたベンダーオリジナルファンを搭載し、温度が低くなっていますが、
このHD4890は、リファレンス製品しか出回っていません。
それでも、温度をさほど気にせずに済むのはありがたいことです。

今回の結果として、HD4890はさすが新製品だけあり、HD4870と比べ3D性能アップだけでなく、温度やアイドル時の消費電力が下がるなど、より完成度が高くなった印象を受けました。
とはいえ、HD4870も十分な3D性能を持ち、かつ販売価格が約5000円程度安く、コストパフォーマンスは互角と言えるでしょう。

これからRADEONを購入される方は、3D性能と価格を良く吟味して希望の製品をお選びください。
最後に、最近はフルHD対応の液晶ディスプレイが低価格化し、ゲームを高解像度でプレイできる環境が整ってきました。フルHDでも3Dゲームを快適にプレイしたい方には、高負荷にも強いHD4890をお勧めします。


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Posted by dospara_review at 19:56Comments(0)TrackBack(1)ビデオカード | 耳より情報2009年04月03日
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1. Radeon HD 4890 Őūůa24990џ  [ news - Motherboard-Benchmark. ]   2009年04月04日 14:24
Radeon HD 4890 Őūůa24990џ??????IJğī ??ŤŨųʼn??ijĎÍÊĊĩĪ??Ĥ??ćĹč ŐūůćĢæ??ď??ĸćĹķ ŨųĊœŇŪū|ʼnĢ????ćĹ?? Ų|ŠIJ??ķĠĊĩ????????ĸ??ĊĤĈča...
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