省電力CPUとビデオカードでエコ&3DPCを作成
Athlon X2 5050e
Core 2 Duo E8X00シリーズ
どうも、GWの5連休は久しぶりにゲーム三昧だった(酒)です。
ここ最近、省電力版GeForce9600GT(GE)と呼ばれる製品が複数発売されています。
前回はこの省電力版9600GTをコンパクトケースに入れて温度チェック&冷却を試みましたが、今回は消費電力そのものに注目しました。
●CPUとビデオカードの消費電力を減らす
省電力版9600GTは、従来96Wだった消費電力を59Wに抑え、補助電源コネクタも不要にした製品です。
消費電力は約4割減らしつつ、動作クロックの低下は最小限で、性能低下はごくわずかに抑えています。
※スペックは、Nvidiaの9600GT紹介ページの「スペック」タグをクリックすると、従来の96W版と、省電力版の両スペックを確認できます。
そこで、実際にこの省電力版9600GTを使い、3D性能に優れ、しかもエコなPCを作りたくなった次第です。
なお、ビデオカードだけ消費電力が減っても、その他パーツが電力食いでは意味が薄れるため、 PCの消費電力の大半はCPUとビデオカードが占めることから、CPUも低消費電力の製品を用意しました。
Athlon64 x2 5050eは、TDP(熱設計電力)45Wと、
現在発売中のCore 2 DuoやAthlon X2・Phenomの中でも、特に省電力のCPUとして知られています。
なお、ビデオカードをオンボード、もしくはローエンドのRADEON HD4550やGeForce8400GSにすれば、消費電力はさらに減りますが、 当然ながら3D性能も大きく下がります。
※2007年10月の低消費電力PCレビューは こちら!
●省電力CPU&ビデオカードの効果を発揮
という訳で、今回作ったPCスペックはこちらです。
CPU:Athlon X2 5050e
マザーボード:FOXCONN A7GM-S(780Gチップセット)
メモリ:PC2-6400 1GB×2
ハードディスク:HITACHI HDP725032GLA360
光学ドライブ:LG GH22N
OS:WindowsXP Professional SP3
ビデオカードは、
MSI:N9600GT-MD1GB ECO
です。
チェックソフトと各設定は以下の通り。
・3Dmark06
デフォルト時:Select Testsを「SelectALL」に変更
高負荷時:解像度1680×1050、Select Testsを「SelectALL」に変更
・モンスターハンターフロンティアベンチマーク
デフォルト時:1280×720
高負荷時:解像度1680×1050
(C)CAPCOM CO., LTD. 2007 ALLRIGHTS RESERVED.
・Final Fantasy Benchmark 3
High
(C)2002-2007 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved. (写真は通常のゲーム画面です)
・消費電力(ワットチェッカーで計測)
アイドル時:OS起動後、2分ほど放置した状態の数値
CnQ機能OFF:電源オプションを「常にオン」に変更し、アイドル状態で約2分後の数値
CPUのみ負荷:CPU負荷ツール「Prime95」を実施して約5分後の数値
MAX:「Prime95」と、モンスターハンターフロンティアベンチマークの最高負荷設定(1920×1200)を同時に実行し、1周終わるまでの最高値
ではスタート。
| デフォルト時 | 負荷時 | |
|---|---|---|
| 3Dmark06 | 8637 | 8017 |
| モンスターハンター | 4098 | 3139 |
・FFbench:6952
・消費電力
アイドル時:59W
CnQ機能OFF:69W
CPUのみ負荷:109W
MAX:148W
3Dmark06で8000オーバーを達成。消費電力がMAXで150Wを切りました。
アイドル時にCPUの動作クロックを下げる機能「CnQ」も、省電力化に役立っていることが伺えます。
この3Dmark06のスコアだと、最新FPSを高解像度高負荷設定ではきついでしょうが、通常設定ならフレーム落ちもなく、ちゃんとプレイできます。
ネットワークRPGの場合は、人が集まる町や戦場はさすがに重いでしょうが、一般の狩りは問題ありません。
※Lineage?プレイヤーの個人的意見としては、このスコアなら、フィールド上の草木を増やす「画面効果」や、キャラクターの影表示はオフが良いと思います(解像度1680×1050の場合)。 これらの設定を入れたい方は、推奨ハイグレードモデルの様な、GeForce9800GT以上のビデオカード搭載PCをオススメします。
消費電力については、一口に150W以下と言っても比較対象が無いとどれくらいエコか分かりません。
という訳で、通常の補助電源タイプの9600GTに交換して同じチェックを実施。
| デフォルト時 | 負荷時 | |
|---|---|---|
| 3Dmark06 | 8817 | 8254 |
| モンスターハンター | 4320 | 3331 |
・FFbench:6986
・消費電力
アイドル時:80W
CnQ機能OFF:91W
CPUのみ負荷:129W
MAX:172W
最大で24W増えました。
3D性能については、省電力版は通常版より低下しますが、その差は5%未満というところです。
●10Wアップで高性能化も可能
結果として、低消費電力で3Dゲームも可能という1台が無事完成しました。
なお、今回は150W以下というキリの良い数値にまとまりましたが、
「あと10Wくらいなら増えても構わないのでもっと性能を上げたい」という方は、CPUをCore 2 Duo E8000シリーズ(E0ステッピング)に変更(もちろんマザーボードもですが)すると良いでしょう。
E8400〜8600のTDPは65Wですが、G31チップセットのMicroATXマザーボードと組み合わせると、消費電力は今回の5050e構成から、10W程度のアップで抑えられます。
※CPUにE8500、そして省電力版9600GT搭載のガレリアJXを見ると、高負荷時の消費電力が158W、つまり5050e構成と比べて差は10Wです。
E8500の場合、CPUに価格差(E8500:19,340円、5050e:6,180円)はありますが、
3DMark06で10000を突破する(上記のガレリアJXページに、ベンチマーク結果が載っています)など、確実に性能アップが見込めます。
※価格は5/8現在。
150W以下でコストも重視、もしくは160W以下で性能アップか、好みの構成を選んで、快適エコ&3Dライフをお送りください。
※マザーボードの種類、メモリ枚数、ハードディスクや光学ドライブの違いで消費電力は増減します。
その他記事一覧は こちら
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