インテルSSD「X25-M」に新モデルが登場

パッケージ X25-M Mainstream SATA SSD SSDSA2MH080G2R5

メーカー名&URL
Intel:http://www.intel.co.jp/index.htm#/ja_JP_01

価格:25,280円(2009/9/25現在)


どうも、
シルバーウィークの月曜に秋葉原で遊び回ったら、足を痛めて残りの2日間動けなかった(酒)です。

先月インテルのSSD「X25-M」がモデルチェンジしたのはご存知かと思います。
旧モデルをパーツの犬で紹介してからほぼ1年、この新モデルの速度がどうなのか激しく気になったので、チェックしてみました。
※旧モデル紹介は こちら!





●新モデルはランダムアクセスが向上
新モデルは、MLCフラッシュメモリの製造プロセスが34nmとなり、またランダムアクセス速度が強化されたと言われています。
公称値は最も速いシーケンシャル速度を元にするため、旧モデルと同じくRead:250MB/s、Write:70MB/sですが、
細かいファイルの読書きに影響するランダムアクセス速度向上により、多くの場面で高速化を感じるはず、との事。
ならば、実際にOSやソフトを起動して、高速化しているかを見るのが最も分かりやすいかと思います。


形状
なお、形状は旧モデル(写真下)と同様ですが、カラーリングが黒からシルバーベースに変更されました。


PCスペックは
マザーボード:ASUS P6T-SE
CPU:Core i7 950
MEMORY:PC3-10600 2GB×3
比較用ハードディスク:WD10EADS
ビデオカード:GALAXY GeForce 9600GT GE
OS:Windows XP Professional SP3

使用ベンチは、
・CrystalDiskMark 2.2
・ATTO Disk Benchmark
です。


旧モデル ・旧モデル

新モデル ・新モデル



ベンチマーク結果はほぼ同じですが、ここでは新モデルのATTOで、赤丸で囲った部分に注目して下さい。

この部分ですが、旧モデルだと50MB/sを割る項目が複数あるものの、新モデルはそういった落ち込みがありません。
複数回計測しましたが、旧モデルは遅い部分が毎回発生、時には速くなるなど安定しません。
逆に新モデルは全項目バラつきが無く、この辺りが高速化に影響していそうです。

という訳で、この点を踏まえつつ、OS・ソフト起動時間チェックに移ります。


チェック項目は、
・OS起動時間
・Lineage?起動時間
※スタートメニューで「スタート」を押してから、タイトル画面が表示されるまでの時間。OS起動直後と、タイトル表示後ゲームを終了し、すぐ再起動の2回を計測。
・同一ディスク内データコピー
※ファイル数2,399、容量10.6GB
です。


  OS起動時間 LineageII起動時間 データコピー時間
ハードディスク 46秒 29・14秒 5分19秒
旧モデル 41秒 16・13秒 4分24秒
新モデル 38秒 16・13秒 4分07秒
※P6T-SEのOS起動は、ロゴが表示されるまで16秒かかります。


差は大きくないとはいえ、新モデルが各チェックで高速化しています。
LineageIIのみ変わりませんが、これは旧モデルでも限界に近い速さのためでしょう。



●旧モデルより高速化し使い勝手アップ
各種結果を見た感想は、
さすがにフォルダやメニュー画面を開いた時に体感差を感じる、とまでは行かないものの、
実際のOS起動等が高速化したことで、使い勝手が向上しています。

3.5インチベイ取り付け用のマウンタ付属が親切ですし、
80GBで25,280円(2009/9/25現在)という価格も、最近のキャッシュ内蔵高速SSDの中ではA-Data:S592に次ぐコストパフォーマンスの高さと言えるでしょう。

なお、S592の32GBを2個購入するとX25-Mの80GBと同価格帯になります。容量はX25-Mが上ですが、32GB ×2ならRAIDでさらに高速化も可能です。
デスクトップPCに搭載するなら、高速なS592のRAID 0も面白いですし、
逆に2.5インチドライブが1つしか入らないミニケースやノートPCなら、容量が大きいX25-Mを基準にして、もう少し価格を抑えたいならS592 64GBという手もあります。
これからSSDを購入予定の方は、価格と容量、搭載スペースをよく考えて、用途に合った製品を上手に選びましょう。



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Posted by dospara_review at 17:48Comments(0)ドライブ類 | 耳より情報2009年09月25日
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