RADEON HD5870、2枚挿しの驚異的性能を計る
RADEON HD5870
どうも、最近一気に寒くなった影響で、くしゃみと鼻水気味の(酒)です。
皆さんもこの季節、体調管理に気を配りましょう。
今回は、あの大人気ビデオカード「RADEON HD5870」を一時的に2枚入手できたので、
ここぞとばかりにCrossFire-X構成(以下CF-X)にして、3D性能を測定しました。
どうも、最近一気に寒くなった影響で、くしゃみと鼻水気味の(酒)です。
皆さんもこの季節、体調管理に気を配りましょう。
今回は、あの大人気ビデオカード「RADEON HD5870」を一時的に2枚入手できたので、
ここぞとばかりにCrossFire-X構成(以下CF-X)にして、3D性能を測定しました。
●1枚時とCF-Xの3D性能を測定
時間の都合で、ビデオカードのサイズや重さは、すでに各種ニュースサイトで触れられているため割愛し、
急ぎ3Dチェックを開始します。チェックそのものは、1枚とCF-Xの両方で実施。
使用PCは、
マザーボード:ASRock M3A785GXH(785Gチップセット)
CPU:Phenom II X4 965BE(125W)
MEMORY:PC3-10600 2GB×2
ハードディスク:WD10EADS
OS:Windows 7 Ultimate 32bit
です。
意気揚々とHD5870を2枚搭載しました。中々の迫力です。
今回使用のマザーボードは、PCI-Express X16が2スロット間隔のため、
HD5870を取り付けると隣接します。
この写真では、上部ビデオカードの吸気ファンが塞がって見えるため温度が心配になりますが、完全に塞いでないため大丈夫です。
温度を計りましたが、1枚から5℃程度の上昇で収まっています。
ではチェック開始です。
3Dベンチマークと、設定は以下の通り。
・3DMark06(以下06)
低負荷 :解像度1280×1024 その他デフォルト
高負荷 :解像度1920×1200 アンチエイリアスx8
※TEST項目はいずれも「Select ALL」
・FinalFantasy Benchmark3(FF)
High(解像度1024×768)
・デビルメイクライ4(DMC4)
低負荷 :解像度1280×1024 その他デフォルト
高負荷 :解像度1920×1200 その他全て最高設定
※スコアは全てランクSのため、4シーンのフレーム数の平均値を測定。
・モンスターハンターフロンティア(MHF)
低負荷 :解像度1280×1024
高負荷 :解像度1680×1050
そして今回は、超3D性能構成のチェックにふさわしいベンチマークの
・3DMark Vantage(Van)
も用意。設定は、
低負荷 :Performance(1280×1024)
高負荷 :Extreme(1920×1200)
です。なお、PerformanceとExtremeは解像度だけでなく、アンチエイリアスの設定なども異なります。
ではスタート。
06低 | 06高 | FF | DMC4低 | DMC4高 | |
---|---|---|---|---|---|
1枚 | 19122 | 16022 | 8507 | 238.17 | 153.50 |
CF-X | 19758 | 18787 | 7553 | 362.41 | 243.91 |
アップ率 | 3.3% | 17.26% | -11.21% | 52.16% | 58.90% |
MHF低 | MHF高 | Van低 | Van高 | |
---|---|---|---|---|
1枚 | 15871 | 12459 | P14168 | X8118 |
CF-X | 26090 | 21634 | P16983 | X13173 |
アップ率 | 64.39% | 73.64% | 19.87% | 62.27% |
以上の通りです。
なお、Vantageはこれまで扱っておらず、スコアの基準が不明の為ネットで調べたところ、
CPUがCore i7 920の環境で、
Extremeのスコアが
・RADEON HD4870 x2:7200前後
・GeForce GTX 295 :9000前後
でした。
HD5870は、1枚で約8000、CF-Xは約13000ですから、その実力が伺えます。
なお、3DMark06のみ
マザーボード:ASRock X58 Extreme
CPU:Core i7 975
の別PCでCF-Xのチェックが出来たので、参考として見てみましょう。
低負荷 | 23452 |
---|---|
高負荷 | 22194 |
CPU価格と性能が向上した事で、スコアもさらにアップです。
●高性能だが低負荷ソフトの扱いに注意
CF-Xの素晴らしい3D性能は無事実証されましたが、この構成には意外な弱点があります。
3DMark06の低負荷やFFベンチを見ると、1枚の時と同等か下がっています。
これは、対象ベンチマークがCF-Xに非対応か、3D描画の負荷が低く、動作クロックがアイドル状態から上手く上がらないためです。
GPU-Z 3.6で、FFベンチ実行中の動作クロックをチェック。
1枚目(赤枠内)はGPU・MEMORY共にクロックが上がっていますが、2枚目(青枠内)はアイドル時のままです。
また、動作クロックは上がっても高負荷までとは言えない状態の場合も多い様です。
実際にMHFやDMC4、3DMark VantageのExtremeの様に「マルチGPUに対応している&高負荷」だと、1枚とCF-Xのスコア差は1.5倍以上になり、CF-Xの威力が発揮されています。
という訳で、HD5870のCross Fire-Xを構築したい方は、目的の3Dゲームが本当にCross Fire-Xの性能を必要とするか確認下さい。
なおCF-Xに非対応のゲームに関しては、スコアが伸びない以外にも、画面表示で問題が発生する事もあります。
※LineageIIのプレイ中に解像度を変更したところ、変更後画面にノイズが入りました。ノイズはゲームを再起動しないと直りませんでしたが、再起動後は発生しなくなりました。
その他記事一覧は こちら
トラックバックURL
この記事へのコメント
1. Posted by Johnny1981 2009年11月07日 22:41
高負荷状態において本領発揮するタイプのVGAには、比較的軽いアプリは役不足のようですね。
この記事にコメントする