「P7P55D-E」のIOレベルアップ機能を試す

パッケージ P7P55D-E

メーカー名&URL
ASUS:http://www.asus.co.jp/index.aspx



最近始めたネットワークRPGの戦闘が縦スクロールシューティングのため、長時間プレイしたらさすがに目が疲れた(酒)です。
ふと製品リストを見ていたら「IOレベルアップ」機能を持つマザーボードが目に付き、
どんな効果か気になったので早速チェックしてみました。





●IOレベルアップ機能の効果を確認
今回扱うマザーボードの
ASUS:P7P55D-E
は、マザーボード上にSerialATA(以下SATA) 6GbpsとUSB3.0チップを別途搭載した製品ですが、
帯域は最大250MB/sのため、両インターフェイスの最大速度を活かせません。
※USB3.0の理論値は5Gbps(500MB/s)、SATA 6Gbpsの理論値は600MB/sです。

ところが、本製品には「IOレベルアップ」機能が搭載されています。
これはPCI-E X16スロットの帯域を半分のX8にする代わりに、
USB3.0 or SATA 6Gbpsの帯域を倍の500MB/sに引き上げるという物です。

最初は「ドライブが速くなっても、ビデオカードの性能が下がるのでは意味ないんじゃ?」と思いましたが、
メーカーがその点を考えていない訳はありません。
という事で、実際にビデオカード・SATA 6Gbps・USB3.0、それぞれ通常モードとレベルアップモードの速度を計測してみました。

使用PCは、
CPU:Core i7 870
MEMORY:PC3-10600 2GB×2
ハードディスク:SEAGATE ST31000333AS
計測用ドライブ:X25-M Mainstream SATA SSD SSDSA2MH160G2C1
ビデオカード:GeForce GTX285
OS:Windows 7 Ultimate


SSD取付
USB3.0ケースは、パーツの犬で紹介されている
ELAN:USB3.0対応HDDケース&USB3.0増設カードセット
を使用。SSDを写真の様に取付けて使いました。


まずはIOレベルアップ機能の使用方法ですが、以下の2種類があります。

IO切替ボタン
OS起動中にマザーボード上の「IO_LEVELUP」ボタンを押して再起動。
モードが通常・USB3.0・SATAと順番に切り替わります。
現在どのモードかはLEDの色で分かりますので、これは説明書でご確認下さい。
ただし、この方法はケースを開けているか、バラックケースでマザーボードをむき出しのまま使う必要があります。
普通にケースへ搭載済みの方は、BIOSで設定を変更して下さい。

BIOS画面
BIOSでは、「Tools」に「IO Levelup」の項目があります。「Disable」が標準モードです。


ではチェック開始です。
まずは個人的に大好きなUSB3.0から。
チェック項目は、おなじみ
・CrystalDiskMark 2.2
・ATTO Disk Benchmark
です。
今回はIOレベルアップ時にPCI-E X16がどう変動するかを確認するため、
NvidiaコントロールパネルとGPU-Zも起動しました。

USB通常 ・通常モード


USBレベルアップ ・IOレベルアップモード

効果抜群です!
USB3.0のレベルアップ時は、PCI-Express X16スロットがX8に変わっていることも確認できました(赤丸内参照)。


次はSATAです。ベンチマークはCrystalDiskMarkのみをチェック。もちろんPCI-Expressの変化は確認済みです。
SATA_通常 ・通常モード


SATA_レベルアップ ・IOレベルアップモード

通常時がUSB3.0より速いため差が少ないものの、それでも30MB/s以上高速化しています。
手元に無かったためチェックできませんでしたが、6Gbps対応のSSD
Crucial:CTFDDAシリーズ
を使えば性能のフル発揮が期待できそうです。



●ビデオカードは超高負荷時に影響有り
SSD側の速度アップは実証されました。
最後に、ビデオカードの影響をチェックしましょう。

ベンチマークは3DMark06を使用。
解像度は最初に1920×1200で開始し、スコアに影響するなら解像度を下げようと思いましたが、
他の設定がデフォルト状態はもちろん、アンチエイリアスをx2にしても影響が無いため、そのまま負荷を高める方法で続行。

結果は以下の通り。
・アンチエイリアス:x2
通常モード:14772  IOレベルアップモード:14621

・アンチエイリアス:x8、Texture Filtering:Trilinear
通常モード:11301  IOレベルアップモード:9457

アンチエイリアスを8倍、Texture Filtering:Trilinearに設定した高負荷時だと、さすがに影響しました。
結果を見る限り、最新のFPS(1人称シューティングゲーム)を高解像度高負荷でプレイしたい方は、通常モードが好ましいと言えます。
逆に、グラフィックがここまで高負荷ではないが、
フィールドや町の移動のデータ読込みがあるため、ドライブが速いほど嬉しいネットワークRPG等をプレイする場合は、
IOレベルアップ状態でも構わないでしょう。

本製品を始め、IOレベルアップ機能搭載マザーは、USB3.0やSATA 6Gbps対応のドライブやケースを所有している方には、
速度を活用できる面白いマザーと言えます。
ビデオカードがさほど影響しないゲームをプレイしており、ドライブの速度を求めたい方は、ぜひこれらの製品を選択してはいかがでしょうか。


■今回紹介した製品
ASUS:P7P55D-E




その他記事一覧は こちら



Posted by dospara_review at 12:18Comments(0)TrackBack(0)マザーボード | ドライブ類2010年03月12日
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