AthlonII X2 260uでエコ&3DPCを作成
AthlonII X2 260uメーカー名&URL
AMD:http://www.amd.com/jp/Pages/AMDHomePage.aspx
どうも、4月末から一気に気温が上がり、おかげで寝つきが良くなった(酒)です。
先月末に6コアのCPU、PhenomII X6が登場し活気付いているAMDのCPUですが、
同じ4月には超低消費電力のAthlonII X2 260u(以下260u)も発売されており、
マザーボードとのセット販売限定ながらなかなかの人気を誇っています。
この省電力っぷりは当コーナー恒例のエコPC作成にふさわしいのではと思い、早速チェックしてみました。
※以前のエコPC作成記事は こちら と こちら と こちら と こちら!
●TDPはノートPC用のCPUと同等
260uはTDPが25W、いわゆるノートPC向けCPUと互角以上です。
これまでAMDの省電力CPUと言えば、TDP45WのAthlonII X2 240e・235e・X4 605eが知られていますが、
260uは動作クロックを1.8GHzに落とす事で、TDP25Wを実現しています。
クロックが低い分性能は240eなどに譲りますが、いわゆるネットやメール、家庭のサーバーといった用途には十分な性能を備えています。
※TDP45W製品のレビューは こちら!
つまり、このCPUを利用すれば、ノートPC並にエコなデスクトップPCが作れる訳です。
ハードディスクや光学ドライブ、そして液晶ディスプレイの消費電力がノートPCより大きいため、総合的な消費電力は上回るでしょうが、
それでも相当の省電力化が期待できます。
PC構成は、
マザーボード:ASRock M3A785GMH/128M
MEMORY:PC3-10600 2GB×2
ハードディスク:Western Digital WD10EARS
光学ドライブ:LG BH10NS30
OS:Windows 7 Ultimate
チェックソフトと各設定は、
・Final Fantasy Benchmark 3(以下FFbench)
High(1024×768)
(C)2002-2007 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved. (写真は通常のゲーム画面です)
・3Dmark06
解像度:デフォルト(1280×1024)、テスト項目:Select Testsを「SelectALL」
・モンスターハンターフロンティアベンチマーク(以下MHF)
解像度:デフォルト(1280×720)
(C)CAPCOM CO., LTD. 2007 ALLRIGHTS RESERVED.
・Superπ(円周率計算):104万桁
・消費電力(ワットチェッカーで計測)
アイドル時:OS起動後、5分ほど放置した状態の数値
CPUのみ負荷:負荷ツール「Prime95」を実行し、約5分後の数値
最大負荷:「Prime95」と、MHFベンチマークのデフォルトを同時に実行し、1周終わるまでの最高値
です。
今回のビデオカードは785Gオンボードのため、3Dベンチマークの高負荷設定は割愛しました。
なお、比較用CPUには、TDP45WのAthlonII X2 240e(動作クロック2.8GHz)を用意しています。
・各種ベンチマーク
| FFBench | 3DMark06 | MHF | Superπ | |
|---|---|---|---|---|
| 260u | 3140 | 1661 | 725 | 41秒 |
| 240e | 3947 | 1734 | 733 | 28秒 |
・消費電力
| アイドル | CPU負荷 | 最大負荷 | |
|---|---|---|---|
| 260u | 32W | 56W | 64W |
| 240e | 32W | 80W | 88W |
●省電力PC向けCPUの有力な選択肢に
240eと比較して、ビデオカードよりもCPUの動作クロックが影響するFFBench、Superπは分が悪いですが、
他の2ベンチマークは健闘しており、これならブラウザ上のネットワークRPGといった軽い3Dゲームなら遊べるという印象です。
もし目的のゲームがオンボードVGAで苦しい場合は、やはり省電力のビデオカードである
RADEON HD5450やHD5570を増設する事をお勧めします。
※RADEON HD5450・5570の記事は こちら!
そして、今回の目玉である消費電力は240eよりさらに24W低下し、最大負荷でも64Wに収まりました。
一般的な21.5〜23インチ液晶ディスプレイの消費電力は30〜40Wですから、合計でも100W前後で済みます。
この260uはマザーボードとのセット販売のため、
CPUだけを買い換えて省電力PCを作りたい場合は入手し難いものの、
新たに省電力のサーバーやサブPCを作りたい方にとっては、魅力大かと思います。
より省電力を求めるならATOM搭載マザーボードも候補ですが、
260uは785Gマザーボードとセットなら、ある程度の3D性能が期待できるほか、搭載可能なメモリ容量も多いため64bit OSも活用できます。
これから省電力PCを作成したい方は、ATOMだけでなく、ぜひ260u+マザーボードも考えてはいかがでしょうか。
その他記事一覧は こちら
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