DEEPCOOLのCPUクーラー「ICE BLADE PRO」の冷却チェック
ICE BLADE PRO
メーカー名&URL
DEEPCOOL:http://www.deepcool.com/
価格:3,480円(5/21現在)
最近暖かくなったせいか、夜の外食が増えてカロリー過剰摂取&予算オーバー気味の(酒)です。
前回も気温が上がったと書きましたが、これはつまり、冷却パーツ紹介の時期がやってきたという事でもあります。
という訳でこの夏にふさわしそうなCPUクーラーを探したところ、
DEEPCOOL社という聞き慣れないメーカーの製品、「ICE BLADE PRO」を発見したのでチェックしてみました。
メーカー名&URL
DEEPCOOL:http://www.deepcool.com/
価格:3,480円(5/21現在)
最近暖かくなったせいか、夜の外食が増えてカロリー過剰摂取&予算オーバー気味の(酒)です。
前回も気温が上がったと書きましたが、これはつまり、冷却パーツ紹介の時期がやってきたという事でもあります。
という訳でこの夏にふさわしそうなCPUクーラーを探したところ、
DEEPCOOL社という聞き慣れないメーカーの製品、「ICE BLADE PRO」を発見したのでチェックしてみました。
●中国NO.1ブランド「DEEPCOOL」製品
DEEPCOOL社について確認したところ、社名の通り、PCを「COOL」にする冷却パーツメーカーで、
中国NO.1のシェアを誇っているそうです。
そんな冷却に強いメーカーなら、今回扱う「ICE BLADE PRO」にも期待が持てるというもの。
まずは形状などを見てみましょう。
本製品は12cmファン使用のサイドフロータイプ製品です。
Core i7 980X Extreme Edition のリテールクーラーより大きいですが、それだけに冷えそうです。
ファンはPWM制御対応です。動作時は青く光ります。
ファンのネジ穴部分には、ファンの振動と騒音を抑えるゴムパッドが装着済みでした。
ゴムパッドが付属&最初から装着済みの製品は少ないので好印象です。
CPUとの接触面はヒートパイプがCPUコアに直接接触するタイプで、この点も冷却効果が期待できます。
なお、放熱効果に影響するフィンは47枚あります。
ファンの固定用クリップにつまむための凸部分があり、取り付けがとても楽です。
ゴムパッドの件もですが、本製品は細かい使い勝手に配慮されている事が分かります。
※メーカーHPの写真は凸部分がありませんが製品にはあります。
ただし、高さが157mmと高いため、搭載ケースを選びます。
もし幅がギリギリ大丈夫でも、サイドパネル側にダクト固定用金具等の突起があるとパネルが閉まらないのでご注意下さい。
製品の外観は好印象ですが、だからと言って冷えなければ見掛け倒しですので、早速冷却能力をチェックします。
使用PCは以下の通り。
マザーボード:MSI X58 PRO-E
CPU:Core i7 980X Extreme Edition
MEMORY:PC3-10600 2GB×3(PC3-8500動作)
ビデオカード:RADEON HD5870
OS:Windows 7 Ultimate
負荷ツールは「Prime95」、計測ツールは「HWMonitor 1.15」で、CPUのコア温度とファン回転数を計測。
アイドル時はOSを起動して約5分後、負荷時はツール起動から10分後の数値です。
なお、ICE BLADE PROはマザーボードのファン回転数制御有りとフル回転になる制御無しを試して、冷却能力の差と動作音を確認。
そして、リテールクーラーはファン回転数を変更するスイッチがあり、「Q」の静音重視、「P」の冷却重視を選べるため、こちらも両方計測しました(デフォルトは「Q」)。
アイドル時 | 負荷時時 | |
---|---|---|
IntelリテールQ | 35℃・799回転 | 70℃・1501回転 |
IntelリテールP | 32℃・991回転 | 66℃・1800回転 |
ICE BLADE PRO ファン制御有り | 27℃・853回転 | 63℃・992回転 |
ICE BLADE PRO ファン制御無し | 26℃・1440回転 | 58℃・1472回転 |
ICE BLADE PROは、ファン制御を有効時でもリテールPより冷えました。
そしてファン全力回転にすると60℃を下回ります。
なお、ファン音ですが、制御無しの状態でも1500回転前後のため、耳に付く様なことはありませんでした。
●予想以上に優秀なCPUクーラー
チェック結果は非常に良好でした。
バックパネル方式という事で、CPUをひんぱんに交換する方には向きませんが、
多くの方は1年以上交換せずに使い続けると思いますので、
最初の取り付けで数分頑張れば、快適冷却と静音を長期間に渡って堪能できる訳です。
価格も3,480円(5/21現在)と、12cmファン採用の大型クーラーとしては低価格で、冷却性能を考えるとコストパフォーマンスは優秀です。
先述の様に、ゴムパッドやクリップ部分の配慮も行き届いており、完成度が高い製品と言えます。
なお、DEEPCOOLのCPUクーラーは複数製品が近日発売予定です。
本製品を搭載可能なケースがある、または大型ケースを購入予定で、
この夏に備えてCPUクーラーを購入される方は、ぜひDEEPCOOLのCPUクーラーを選択肢に加えてはいかがでしょうか。
■今週紹介した製品
DEEPCOOL:ICE BLADE PRO
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