高速&大容量を実現のSSHD「Momentus XT」を検証

製品写真01 Momentus XT

メーカー名&URL
SEAGATE:http://www.seagate.com/www/ja-jp/



どうも、先日夜に外からゴロゴロ音がするので「落雷でついにUPS大活躍?」と期待したら、
実は花火大会だったと翌日に知り、見に行けば良かったと残念がっている(酒)です。

今回は、7月中旬に発売されたハードディスクとSSDの特徴を兼ね備える、
2.5インチのソリッド・ステート・ハイブリッド・ドライブ(以下SSHD)が気になったのでチェックしました。
7月に紹介したVelociRaptorの様に、高速と大容量を両立できているかに注目です。
※VelociRaptor:WD6000HLHXの記事は こちら!

※2010/9/3:製品の厚さについて追記しました。

※新製品となるST750LX003の紹介記事は こちら!






●2.5インチハードディスクに4GBのフラッシュメモリを搭載
製品写真02
今回扱う製品は、SEAGATEの「Momentus XT」シリーズ、
ST95005620AS
です。

このSSHDは、ハードディスクにSLCタイプのフラッシュメモリを4GB搭載し、
SSDの速度とハードディスクの大容量を両立というコンセプトの製品で、ここで紹介する500GBのほか、320GB・250GB版も発売中です。

なお、2007年10月には、前モデルとしてフラッシュメモリ容量256MBの「Momentus」シリーズが発売されましたが、
大きな話題にはならなかった気がします。
ですが、今回の「Momentus XT」は、フラッシュメモリ部分の高速・大容量化により効果絶大という話ですので、
実際にどうなるか気になっている方は多いと思います。


使用PCは以下の通り。
マザーボード:MSI 785GM-P45
CPU:AthlonII X4 640
MEMORY:PC3-10600 2GB×2
ビデオカード:RADEON HD5770
OS:Windows 7 Ultimate


チェック方法は、最初に定番のベンチマーク2種類。
・CrystalDiskMark 2.2
・ATTO Disk Benchmark

そして実際のソフト起動時間やデータコピー計測。
・LineageII起動時間
※スタートメニューで「スタート」を押してから、タイトル画面が表示されるまでの時間。
OS起動直後と、タイトル表示後ゲームを終了し、すぐ再起動の2回を計測。
・同一ディスク内データコピー
※ファイル数2,399、容量10.6GB
です。

比較対象ですが、2月に640GBの2.5インチハードディスク4製品をチェックしていますので、
環境は異なりますが参考としてご覧下さい。
※640GB製品の記事は こちら!

また、同じ環境でも何とか2.5インチハードディスクとの比較が見たいので、750GB製品の
Western Digital:WD7500BPVT
を用意しました。

750GB ・750GB製品
プラッタ1枚辺りの容量が640GB製品より多いため、速度もアップ。シーケンシャルリードが100MB/sを突破しているのは立派。

SSHD ・SSHD
シーケンシャル速度が両方共に100MB/sを突破しました。
ただし、ランダムライトの4KBはハードディスクより遅い様です。
この点が実際のソフト起動にどう影響するでしょうか。


  OS起動時間 LineageII起動時間 データコピー時間
750GB 42秒 27秒・17秒 5分34秒
SSHD 33秒 22秒・16秒 6分11秒
参考1:TOSHIBA 640GB   29秒・16秒 7分14秒
参考2:Samsung 640GB   28秒・13秒 7分31秒
参考3:Western Digital 640GB   30秒・15秒 7分06秒
参考4:SEAGATE 640GB   29秒・16秒 7分28秒

参考の640GB製品と比べ、
LineageII起動時間(1回目)で6〜8秒、データコピー時間も1分前後高速化しています。
そして750GBは、プラッタ1枚辺りの容量が多くその分高速化しており、シーケンシャルReadで100MB/sと突破、さらにデータコピー・LineageII起動共に640GBに勝ります。
特にデータコピー時間が速い製品なのか、この項目は640GBはもちろんSSHDより高速でした。

その点を踏まえてOSやLineageII起動時間を見ると、SSHDの優秀さが際立ちます。
ちなみにLineageIIの1回目が22秒というのは、一般的な3.5インチハードディスクより速く、あのVelociRaptorに迫る勢いです。
※VelociRaptorの新モデル「WD6000HLHX」の紹介記事は こちら!


なお、本製品は使用状況に応じて、アクセスが多いファイルをフラッシュメモリ部分に配置し、読込みを高速化する
「Adaptive Memory」機能を搭載しています。
今回はOSをインストールした直後の速度でしたが、
使い続ける事で、頻繁に使うゲーム等の起動時間は、一層の高速化が期待できます。



●速度十分だが厚さに注意
速度は良好な本製品ですが、形状について注意点があります。
メーカーHPの仕様を見ると、厚さ(高さ)が9.7mmとなっており、
このままだと搭載できないノートPCがあるかもしれません。
※メーカーHPは こちら!

デジタルノギス
デジタルノギスで数カ所チェックしたところ、最厚部で約9.53mmでした。
念のため実際のノートPCに搭載したくなり、ガレリアノートPC
Galleria GT-B
Galleria MR4
Galleria DXG
の3機種を借りて組み込んだところ無事でした。
※全てのノートPCで搭載可能な事を保証する訳ではありません。特にモバイル系の小型ノートPCには入らない可能性があります。

※2010/9/3:当初、ニュースサイト・メーカーHPで製品の厚さが9.7mmと紹介されていましたが、正しくは9.5mmとの連絡を頂き、メーカーHPの修正を確認致しました。
検証結果の通り、ノートPCへの搭載は問題ありませんので、ご安心下さい。


本製品は通常のハードディスクより速く、SSDより大容量という両者の良い所取りになっており、
この特徴は、先月紹介したVelociRaptor「WD6000HLHX」と同じです。
価格は同容量の2.5インチハードディスクと比べ高価ですが、
速さと容量のバランスに優れた製品ですので、これからノートPC等のハードディスク交換を考えている方は、ぜひ本製品をご検討下さい。


■今週紹介した製品
SEAGATE:Momentus XT


その他記事一覧は こちら



Posted by dospara_review at 15:16Comments(0)TrackBack(0)ハードディスク | 耳より情報2010年07月30日
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