SATA3.0対応SSDの速度と注意点を探る

パッケージ CTFDDAC064MAG-1G1

メーカー名&URL
Crucial:http://www.crucial.com/

価格:14,980円(8/12現在)

どうも、 夏バテなのか、帰宅後に早く寝てしまうためネットワークRPGのプレイ時間が減ってしまい、
課金がもったいないと嘆いている(酒)です。

今回は、SATA3.0対応の高速SSDとして人気上昇中の製品が、
本当に速いのかと気になったのでチェックしてみます。
なお、パーツの犬と同じく、こちらもしばらくの間木曜公開となりますが、今後ともよろしくお願いします。




●Micron RealSSD C300搭載の64GB製品をチェック
SSD
ここで紹介するのは、
Crucial:CTFDDAC064MAG-1G1
です。
本製品はMicron:Real C300シリーズを採用し、Read:355MB/sを誇っています。
この64GB版はWriteが70MB/s前後に抑えられていますが、その分低価格で、14,980円(8/12現在)で購入できるのがポイントです。
※品切れの場合、近日再入荷予定ですのでお待ち下さい。

本製品のReadをフル発揮するには、SATA3.0を搭載したマザーボードが必要な為、
対応マザーボードを用意して、その速度をチェックします。

使用PCは以下の通り。
マザーボード:ASRock P55Deluxe3
CPU:Core i5 760
MEMORY:PC3-10600 2GB×2
ビデオカード:Palit GeForce GTX460
OS:Windows 7 Ultimate 64bit

チェック方法は、最初に定番のベンチマーク2種類。
・CrystalDiskMark 2.2
・ATTO Disk Benchmark

そして実際のソフト起動時間やデータコピー計測。
・LineageII起動時間
※スタートメニューで「スタート」を押してから、タイトル画面が表示されるまでの時間。
OS起動直後と、タイトル表示後ゲームを終了し、すぐ再起動の2回を計測。
・同一ディスク内データコピー
※ファイル数2,399、容量10.6GB
・OS起動時間
※電源ボタンを押してから、スタートアップに入れておいた「マイコンピュータ」のショートカットが開くまでの時間。
 このマザーボードは最初の画面表示までに13秒かかります。

起動時間やコピー時間の比較対象として、SATA2への接続時のチェックを行い、またハードディスクのWD10EADSを用意しました。

SATA3接続 ・SATA3.0接続

SATA2接続 ・SATA2接続

SATA3.0接続では、SATA2の理論値(300MB/s)を見事超えました
SATA2接続でも十分高性能ですが、約90MB/sの差が生じています。
なお、ランダムライト4Kのみ、SATA2が少し速いですが原因は不明です。

  OS起動時間 LineageII起動時間 データコピー時間
SATA3.0接続 31秒 16秒・14秒 3分12秒
SATA2接続 31秒 18秒・15秒 3分21秒
ハードディスク 44秒 28秒・15秒 5分17秒
SATA2でも十分高速のため差が少ないものの、LineageIIやコピー速度で確実に違いがあります。
OS起動は、Marvellチップが本領発揮するのがOS上のため互角でした。
ただし、ハードディスクと比べるとその差は一目瞭然です。



●SATA3.0が遅いマザーボードに注意
検証の結果、見事な数値を叩き出した本製品ですが、
実際の使用時には、マザーボード側に注意点があります。

これは特にチップセット側にSATA3.0を持たず、Marvellの様な別途チップでサポートしている製品で起こりやすい症状です。
マザーボード上のSATA3.0コネクタに接続して速度が出ない、
「むしろSATA2につなげた方が速いんだけど?」という事があります。
これは、SATA3.0チップは基本的にPCI-E x1で接続されていますが、接続方式がPCI-E x1 Gen1の製品があるためです。
この結果、帯域が250MB/sしか無く、つまりSATA3.0本来の速度である600MB/sに及びません。
それどころかSATA2の300MB/sより帯域が狭いため、SATA2接続時より遅くなるのです。

遅いSATA3
SATA3.0が遅いマザーボードにこのSSDを接続したところ、200MB/sしか出ませんでした。
この場合、SATA3.0対応ハードディスクにも影響が出る事もあるのでご注意下さい。

速度が出るマザーボードをお探しの方は、
別途ブリッジチップを搭載するなどの方法で、帯域を確保している製品をオススメします。
主な製品としては、P7P55D-Eシリーズ上位となる 「EVO」「Deluxe」等。
P7P55D-Eも、SATA3.0のIOレベルアップ機能をONにすれば高速化します。

さらに、今回使用したマザーボードのP55 Deluxe3に加え、「X58 Extreme3」、「880G Extreme3」といった
ASRockの「True 333」対応製品が挙げられます。
※ASRockのTrue 333対応製品は こちら!
※AMDチップセット製品などは、ブリッジチップ搭載ではなく、チップセットそのものの広帯域で速度を保証しています。


こういったSATA3.0対応のSSDをフル活用したい方は、マザーボードのSATA3.0性能にも注意が必要です。
なお、SATA3.0増設カードを用意する方法(こちらも接続方式によって速度が異なります)もありますので、
拡張スロットの余りや予算を考慮してお選び下さい。


■今回紹介した製品
Crucial:CTFDDAC064MAG-1G1


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Posted by dospara_review at 16:52Comments(0)TrackBack(0)SSD | 耳より情報2010年08月12日
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