TDPが下がったPhenomII X4 955を検証
PhenomII X4 955 BOXメーカー名&URL
AMD:http://www.amd.com/jp/Pages/AMDHomePage.aspx
価格:13,480円(9/9現在)
どうも、残暑バテで体調が良くないものの、
ついでに体重も減っており結果として喜ばしい状況の(酒)です。
今回は、TDPが変更されて扱いやすくなったと評判の、
PhenomII X4 955をチェックしてみます。
●TDP減少でも性能は維持
本製品の特徴は、従来のPhenomII X4 955BE(以下955BE)がTDP125Wだったのに対し、95Wになった事です。
これにより消費電力と発熱が減る為、小型のケースに搭載しやすくなりました。
また、AMDチップセットのマザーボード(特にMicroATX以下のサイズ)には、対応CPUはTDP95Wまでという製品もあり、
搭載したくても出来なかった、という方もいると思います。
ここまで聞くと良い事ずくめですが、
そこで気になるのが、性能もダウンしていないかという事です。
955という型番は同じため性能低下は無いはずですが、念のため見てみましょう。
もちろん温度や消費電力が実際にどれだけ減ったかも確認します。
※CPUをご購入される際は、使用マザーボードがそのCPUに対応しているか、メーカーHPで予めご確認下さい。
対応しているマザーボードでも、BIOSのアップデートが必要な場合もあります。
使用PCは、
マザーボード:ASRock 890GM Pro3
Memory:PC3-10600 2GB×2
ビデオカード:オンボード
OS:Windows 7 Ultimate 64bit
CPUクーラー:TDP125WCPU用リテール
チェック内容は以下の通り。
・FF11 BenchMark
High
・モンスターハンターベンチマーク「絆」
解像度1280×720
・Superπ
104万桁
・温度(CPU温度・ファン回転数は「OC Tuner」、コア温度は「AMD OverDrive」で計測)
アイドル(OS起動から約5分後)
負荷(Prime95を実施し約10分後)
・消費電力(ワットチェッカーで計測)
アイドル(OS起動から約5分後)
CPUのみ負荷(Prime95を実施し約10分後)
MAX負荷(Prime95と「絆」を同時に実行し、「絆」が1周終わるまでの最高値)
| FF11 | 絆 | Superπ | |
|---|---|---|---|
| 95W版 | 5657 | 613 | 21秒 |
| 955BE | 5675 | 604 | 21秒 |
| 温度:アイドル | 温度:負荷 | 消費電力(アイドル・CPU負荷・MAX) | |
|---|---|---|---|
| 95W版 | 44(23.5)℃、2321回転 | 52(46)℃、5296回転 | 49W・143W・156W |
| 955BE | 44(32.3)℃、2492回転 | 58(60.4)℃、6053回転 | 51W・177W・189W |
予想通りですが、性能は変わらず一安心です。
負荷時の消費電力は33〜34W減っており、TDP差以上の効果が有りました。
●通常使用は95W版、OC目的なら955BE
検証結果を見る限り、95W版は性能を下げずに消費電力や温度が減りました。
なお、30Wの消費電力の機器を1日7時間使うと、1年間の電気代は約1700円です(1kw:22円計算)。
955BEと95W版の価格差は680円ですので(9/8現在の価格)、元はすぐ取れるでしょう。
※2種類のPhenomII X4 955の価格は こちら!
では、95W版の登場で、TDPが高い955BEの意義はどうなるの? と感じる方もいると思いますが、
955BEはその名の通りBlackEditionという倍率フリーCPUのため、
OC(オーバークロック)が容易という特徴があり、95W版とはある意味別物となります。
少しでもOCに興味がある方は、955BEをチェックしてはいかがでしょうか。
■今回紹介した製品
AMD:PhenomII X4 955 BOX
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