GeForceの新上位カード「GTX580」を速攻検証

パッケージ GeForce GTX580

メーカー名&URL
Nvidiahttp://www.nvidia.co.jp/page/home.html

価格:各社製品絶賛発売中!


念願のRADEON HD6870を無事購入でき、早速ビッグデスクトップを試したものの、
予想通り2画面だと液晶の枠が画面中央を横断、ゲームも動画も見難いため使用を断念。
おかげでテレビ購入をやめて3画面環境にするか、考え始めてしまった(酒)です。
※RADEONでのビッグデスクトップ記事は こちら!

11/9にGeForceの最新製品「GTX580」が発売されました。
シングルコアのビデオカードでは最強製品との事で、注目している方も多いと思います。
当コーナーとしても最新ビデオカードは見逃せませんので、早速チェックしてみました。

なお、姉妹サイトの「パーツの犬」がツイッターを始めました。
こちらの公開情報等もつぶやいてますので、ぜひご覧下さい。
※パーツの犬ツイッターは こちら!





●新型コア搭載のGTX480後継製品
このGTX580は、GTX480の後継モデルで、GPUコアやクーラーが改良され、
性能だけでなく温度や消費電力が改善されたと言われています。

製品写真
という訳で、Palit製品を入手しましたので、GTX480との違いをチェックします。
まずは形状から見て行きましょう。

形状
ヒートパイプやヒートスプレッダが露出しているGTX480リファレンスカード(写真上)と比べ、
GTX580はシンプルデザインになり、ほぼGTX470という印象に。
なお、重さはGTX480:895g、GTX580:890gでした。

映像出力
出力端子はどちらもDVI-Ix2・MiniHDMIになります。
補助電源コネクタも同じで、6ピンと8ピンです。


では計測開始です。使用PCは、
マザーボード:ASRock X58 Extreme3
CPU:Core i7 960
Memory:PC3-10600 2GB×3(PC3-8500動作)
HDD:WD10EADS
電源:750W(80PLUS対応)
OS:Windows 7 Ultimate
ドライババージョン:260.99(製品付属版)、GTX480:WHQL版260.99
です。

チェック項目と設定は以下の通り。
・3DMark06:解像度1920×1080、Select Tests「SelectALL」
・3DMark Vantage(以下Vantage):High(液晶ディスプレイが1920×1080のため、Extreme選択不可)
・MHFベンチマーク「絆」(以下絆):解像度1920×1080
・FINAL FANTASY(R) XIV(以下FF14)ベンチマーク:High
・Heaven Benchmark 2.0(以下Heaven):解像度1920×1080

・温度(GPU-Z 4.8で計測)
 アイドル時:OS起動後約5分後
 負荷時  :チェック終了までの最高値
・PC全体の消費電力(ワットチェッカーで計測)
 アイドル時:OS起動後約5分後
 負荷時  :CPU負荷ツール「Prime95」と、3DMark06「Batch Size Tests:512 Triangles(解像度:1920×1080、アンチエイリアスx4)」
       を同時にループさせ、約10分後の数値

・3D性能
  3DMark06 Vantage FF14 Heaven
GTX480 20857 15056 10311 4577 1235
GTX580 21368 19511 12027 5041 1468

・温度&消費電力
  温度(アイドル時・負荷時) 消費電力(アイドル時・負荷時)
GTX480 52℃・94℃ 129W・480W
GTX580 42℃・86℃ 120W・455W

・3D性能グラフ(クリックで拡大) グラフ



●性能・温度・消費電力すべて良好に
GTX580は、GTX480と比べ温度と消費電力が低減し、使い勝手が向上。
さらにファンの動作音も静かになりました。
消費電力は、レビューサイトにより「GTX480とあまり変わらない」「最大30W減る」と内容が異なりますが、
こちらでの計測では25W減でした。
個体差の可能性が有りますが、GTX480と比べ全体的には低消費電力化したと言えるでしょう。
肝心の性能も、頭打ち傾向の3DMark06を除き1〜3割アップし、まさにGeForce最強カードの名に相応しい製品と言えます。

なお、GTX580の登場で旧製品となったGTX480ですが、性能はまだまだトップクラスです。
GTX580は発売直後のため数が少なく品切れで(再入荷をお待ち下さい)、
また価格に13,000円程度の差が有ります。
これからGeForceのハイエンドビデオカードを購入したい方は、
最強のGTX580にするか、GTX580に次ぐ性能かつ価格が下がったGTX480にするか、
好みや環境、予算に応じてお選び下さい。
※Palit製GTX580・480の販売ページは こちら!


■今回紹介した製品
GeForce GTX580


その他記事一覧は こちら



Posted by dospara_review at 15:27Comments(0)ビデオカード | 耳より情報2010年11月11日
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