補助電源不要のファンレス版GeForce GTS450を計測
ASUS:ENGTS450 DC SL/DI/1GD3メーカー名&URL
ASUS:http://www.asus.co.jp/
いまだに症状発生済みP67マザーボードを交換していないので光学ドライブが使えず、
DVD起動が必要な戦国SLGがプレイできずやきもきしている(酒)です(交換は18日予定)。
今回は、補助電源不要でファンレスという仕様が話題のGeForce GTS450を見ていきます。
●コアクロックとメモリをダウンして
省電力&ファンレス化
ここで紹介する製品は、
ASUS:ENGTS450 DC SL/DI/1GD3
です。
通常のGTS450は6ピンx1の補助電源が必要ですが、
本製品はGPUのコアクロックを594MHz(定格783MHz)に落とし、
またメモリをDDR3:800MHzに変更(通常はGDDR5:902MHz)し、
消費電力を抑えることで補助電源を不要としています。
また、コアクロックが落ちたことで発熱も減り、ファンレス化も実現しています。
もちろんクロックの低下やメモリ変更により3D性能も低下します。
ここで心配なのが、ここまで下げるとGT440未満になっていないだろうか、という事です。
という訳で、GT440・本来のGTS450を性能や消費電力を比較し、本製品の位置づけを確認してみましょう。

まずは形状をチェック。厚さは2スロットです。
画面出力は、DVI-I・D-Sub・HDMIです。
ヒートパイプやヒートシンクがカードより突き出ていますので、ケースの横幅や奥行にご注意を。
また、ヒートシンクがSLIコネクタより高いので、
SLIブリッジケーブル取り付け時はケーブル部分が柔らかいものを使用してください。
ではチェックを開始します。使用PCとチェック内容は以下の通り。
マザーボード:ASRock H67M-GE
CPU:Core i3 2100
MEMORY:PC3-10600 2GB×2
ハードディスク:WD1002FAEX
電源:350W(アクティブPFC非搭載)
OS:Windows 7 Ultimate 64bit
・3Dベンチマーク
3DMark06 :解像度デフォルト(1280×1024)、Select Tests「SelectALL」
3DMark Vantage(以下Vantage):High
3DMark 11 :Performance
FINAL FANTASY(R) XIV(以下FF14)ベンチマーク:High
MHFベンチマーク「絆」(以下絆) :1920×1080
・消費電力(ワットチェッカーで計測)
アイドル時 :OS起動後、5分ほど放置した状態の数値
PC全体の負荷 :「Prime95」と3DMark 11:TEST1(解像度1280×720)を同時に実行し、約5分後の数値
なお、ENGTS450は電力チェックと同じ状態で、アイドルと負荷時の温度も計測。
ミニタワーケースに搭載した状態で、
背面ファン無し、背面9cmファン2種類(1100・1600回転)の3パターンをチェックしました。
・3D性能
| 3DMark 06 | Vantage | 3DMark 11 | FF14 | 絆 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 通常版GTS450 | 14910 | H6848 | P2057 | 1997 | 4072 |
| ENGTS450 | 10787 | H4376 | P1461 | 1396 | 2617 |
| GT440 | 9693 | H3676 | P1261 | 1148 | 2218 |
・消費電力・温度(アイドル時・負荷時)
| 消費電力 | 温度:ファンなし | 1100回転 | 1600回転 | |
|---|---|---|---|---|
| 通常版GTS450 | 63W・201W | |||
| ENGTS450 | 55W・146W | 52℃・88℃ | 45℃・82℃ | 37℃・76℃ |
| GT440 | 56W・154W |
・3D性能グラフ(クリックで拡大)

●GT440より高性能かつ省電力
チェックの結果、本製品は通常のGTS450に比べ性能は下がりますが、消費電力も50W以上減っています。
懸念されたGT440未満という事もなく一安心です。
特に消費電力に関しては、GT440よりも少ない点が高評価です(ファンが無い事も影響しています)。
温度は背面ファン無しだと90℃近くまで上がりましたが、背面ファンがあると一気に下がります。
本製品に限らず、ファンレス製品はエアフローが無いとカードの周囲に熱気がこもり温度が上がりがちです。
なお、2年近く前にもファンレスビデオカードとエアフローの関係について紹介していますので、
こちらもご参照ください。
ただし、エアフローのために高速ファンを取り付けると、
そちらの音が気になりビデオカードをファンレスにした意味が無くなりますのでご注意を。
※ファンレスビデオカードとエアフローについての記事は こちら!
感想ととして、GT440より高性能の本製品は、補助電源不要のGeForceでは最強クラスの製品で、
その上ファンレスですので静音性も優秀と言えます。
本来のGTS450の性能を求めている方には向かないものの、
補助電源不要でなるべく高性能なビデオカードを探しているなら、ぜひ候補にしてはいかがでしょうか。
■今回紹介した製品
ASUS:ENGTS450 DC SL/DI/1GD3
その他記事一覧は こちら
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