デュアルLAN搭載のMini-ITXマザーボード「MINIX H61M-USB3」をチェック

パッケージ MINIX H61M-USB3

メーカー名&URL
J&W:http://www.jwele.com/



どうも。今週一気に暑くなり帰宅時に部屋がサウナ状態のため、
さすがに少しエアコンをつけ始めた(酒)です。
暑すぎる部屋で我慢をしても体調を崩す恐れがありますので、皆さんも無理はしないようお気を付け下さい。

今回は、J&W製マザーボード、「MINIX」シリーズの新製品「H61M-USB3」をチェックしてみます。





●デュアルLANとUSB3.0搭載の
 Mini-ITXマザーボード
6月初めに発売されたこのMINIX H61M-USB3は、
その名の通りH61チップセットを採用し、LGA1155のCPUを搭載可能なMini-ITXマザーボードです。

H61のためSATAは2(3Gbps)対応ですが、
NEC製USB3.0やギガビットLAN×2を搭載する多機能さがポイント。
拡張スロットはPCI-E x16とMiniPCIを備え、
ビデオカードだけでなく無線LANやBluetoothカードの増設も可能です。


概要
まずは形状チェック。
SATA2や内部USB2.0コネクタが上部にあるので、
ケーブルの取り回しにご注意を。

背面
背面I/Oを見ると、デュアルLAN・USB3.0のほか、
3種類の画面出力(同時表示は2画面まで)や光オーディオ出力も装備。

付属品
付属品はこの通り。
マニュアルは英語ですが、
64BitOS使用時のドライバインストールマニュアルは日本語です。

メニュー
なお、通常のインストールメニューからは64bitOS用ドライバのインストールはできません。


MiniPCI
MiniPCIカードはハーフサイズまで搭載可能です。
※無線LANカードは別売りとなります。

なお、本マザーボードは無線LAN用ケーブル・アンテナも別売りのため、カード取り付け時は、
変換名人:ANT-CNB
変換名人:ANT-SMA1
の様なケーブルやアンテナを別途ご用意ください(カード用のネジもオプションです)。
今回の環境ではルーターがすぐ近くのためアンテナ無しでも接続できましたが、
ルーターと離れていると、接続切れや速度低下の恐れがあります。

トリプルLAN
無線LANも搭載した状態でデバイスマネージャを確認。
合計3つのネットワークが問題なく動作しています。
なお、この状態でLineageIIのプログラムをダウンロード開始し、
LEDが光っている側(ダウンロードしている側)のLANポートからケーブルを抜くと
すぐ片側に切り替わり、さらにケーブルを抜いても無線でダウンロードを無事継続しました。
(速度は通常より低下しましたが)



ではチェックを開始します。
CPUはCore i3 2100とPentium G620Tを用意。
なお、2100Tと2500Tも見る予定でしたが、6/22時点ではCPUサポートリスト外のため除外しました。
※本製品のCPUサポートリストは こちら!

その他スペックやチェック内容は以下の通りです。
Memory:PC3-10600 4GB×2
ハードディスク:SEAGATE ST2000DL003
ビデオカード:オンボード
OS:Windows 7 Ultimate 64bit
電源:SFX300W(アクティブPFC搭載)



・3Dベンチマーク
 3DMark06    :解像度デフォルト、Select Tests「SelectALL」
 MHF絆(以下絆) :解像度デフォルト

・消費電力(ワットチェッカーで計測)など
 アイドル時         :OS起動後、5分ほど放置した状態の数値
 CPUのみ負荷       :負荷ツール「Prime95」を実行し、約5分後の数値
 CPU・ビデオ両方負荷  :「Prime95」と絆を同時に実行し、1周終わるまでの最高値
 Superパイ(円周率計算):104万桁
 USB3.0速度        :CrystalDiskMark 3.0.1a(使用ドライブ:Crucial M4 64GB)
※消費電力は2カ所のLANにケーブルを接続した状態です。


  消費電力(アイドル・CPU負荷・両方負荷) Superパイ 3DMark 06
i3 2100 32W・74W・92W 12秒 2960 978
G620T 33W・54W・65W 17秒 2727 959

USB3 ・USB3.0速度

2100やG620Tの性能や消費電力ですが、
2500T・2100T・G620Tをチェックした先日の「パーツの犬」と比較してみると
性能はさすがに変わりませんが、消費電力がダウンしている事がわかります。
これはマザーボード側がコンパクトになり、その分省電力化しているためでしょう。
※「パーツの犬」のインテル新省電力CPU紹介記事は こちら!



●低消費電力で安定通信可能な
 お買い得マザーボード
チェックを見る限り、本製品は多機能かつ消費電力も控えめという好結果でした。
省電力なTシリーズと本マザーボードと組み合わせるとさらにエコになる訳で、
節電ブームの現在はこの点もポイントと言えます。
また、マザーボードの価格は7,980円と低価格ですので、
CPUの選択次第ではセットでも15,000円以下で済みます。

結果として、低価格ながらコンパクトで省電力、しかもLANを標準で2つ搭載の本マザーボードは、
サブPC用はもちろん、サーバー用途のマザーボードをお探しの方にとって
非常に魅力ある製品と言えそうです。



■今回紹介した製品
J&W:MINIX H61M-USB3


その他記事一覧は こちら



Posted by dospara_review at 18:02Comments(0)TrackBack(0)マザーボード | CPU2011年06月23日
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