人気の外付けRAIDケース「DP-9153」で3TB動作を試す

パッケージ ドスパラセレクト:DP-9153

価格:19,800円(2011/7/14現在)

どうも、夏バテなのか、帰宅後に早く寝てしまうためネットワークRPGのプレイ時間が減り、
課金がもったいないと嘆いている(酒)です。
ちなみに昨年も全く同じ事を書いた気がします。

最近3TBのハードディスクがお買得になっていますので、
その大容量を活かせる外付けケースを探してみました。





●3TBハードディスクが搭載可能か?
ケース
今回紹介するケースは、
ドスパラセレクト:DP-9153
です。

本製品は6月上旬に発売された、5台のハードディスクを搭載可能な外付けRAIDケースです。
USB3.0/eSATA接続対応という利便性の高さと、2万円を切る価格で人気となり、
すぐ売り切れてしまいました。
近日中に再入荷となりますので、これを機会にチェックしてみます。
※7/27:再入荷しました!


2TB5台まで
チェック内容ですが、本製品の外箱には「2TBを5台まで使用可能」と書いてあるものの、
製造メーカー曰く実は3TBにも対応しているとの事。
手元に3TBが4台ありましたので、実際に使えるのか見てみます。

また、本製品はハードディスクの取付方法やRAIDの解説は日本語マニュアルがあるのですが、
その他機能の説明は英語マニュアルのため、付属ソフトの使い方がわかりにくい方もいると思いますので、
基本的な設定方法もここで解説しましょう。


まず、ケースを接続する前に、「RAID Manager」ユーティリティをインストールします。

インスト02
ドライバCD内の「JMB394」→「Windows」フォルダ内にある、SETUP.exeを実行してください。

インスト03
あとは「インストール」を押せばそのまま完了します。


アプリ01
「RAID Manager」を起動するとこの画面になります。

アプリ06
ハードディスクを入れたケースを接続し、電源を入れるとドライブが認識されます。
※電源投入後のハードディスク追加時もこのウインドウが出ます。

アプリ08
RAID変更モード(赤丸)をクリックすると、変更可能なRAIDモードが選択できますので、
好きなモードを選び「適用」を押してください。
搭載中のハードディス台数・仕様により選択できないモードは薄く表示されます。
この画面では、ハードディスクが4台入っているのでRAID 1が選択できません。
RAID状態を解除する場合は「全てのRAIDを削除する」を選んで「適用」を押します。
※4台の場合、RAID 1の代わりにRAID 10(1+0)となります。
 3台の時にRAID 1、5台の時にRAID 10を選ぶと、1台は使用しません。



なお、本製品はRAID 0・1・3・5・10という多数のRAIDモードに対応していますが、さらに
CLEAN・LARGE・CLONEも使用可能です。
RAID以外のモードは、メーカーや製品ごとに名称が異なっており、
効果が分かりにくいことがありますが、
本製品の各モードの詳細は以下の通りですので参照ください。

CLEAN:搭載ハードディスクをそれぞれ別ドライブとして使用。
     eSATA接続の場合、eSATA側がポートマルチプライアに対応していないと、
     1ドライブしか使用できません。

LARGE:すべてのハードディスク容量をまとめて1ドライブとして扱います。
     RAID 0とは異なり高速化はしませんが、違う容量・仕様のハードディスクでも利用可能のため、
     違う容量の製品が複数余った場合に有効活用できます。

CLONE:すべてのハードディスクに同じデータを書き込む、RAID 1の強化版です。
     容量は1台分となりますが、5台搭載時なら4台壊れてもデータが無事という堅牢さがウリです。
     超重要データを保存したい方にお勧めします。


3TB_3台_CLEAN
3TBを3台搭載してCLEANにしてみました(USB3.0接続)。
それぞれF・G・Hドライブとして認識しており、速度も問題ありません。


管理01
ディスクの初期化やフォーマットは、基本的に「コンピュータの管理」で行います。
今回は3TB製品のため、GPTにしないと全容量は使えませんのでご注意下さい。
※3TB製品の注意点などを解説している記事は こちら!



管理02
試しに2台をRAID 0にしてMBRで初期化しました。使えるのは2048MBだけで、残りは不可です。

管理03
今度はGPTで初期化。ご覧のとおり全容量が使用可能になりました。
※Windows XPでは全容量は使用できません。


4台で12TB
肝心の3TB×4台にもチャレンジ。無事12TB(OS上の表示は10.9TB)認識できました。

4台_RAID 0_SATA 4台_RAID 0_USB3
4台でRAID 0を構築して速度を計測しました。
eSATA接続時はMAX:220MB/s、USB3.0ではMAX180MB/s前後です。
USB3.0は、NEC・Etron・Asmedia製品でチェックし、ほぼ同速度でした。




●ケース本体側でもモード切替可能
無事3TBのハードディスクが利用でき、速度も申し分ありません。
なお、本製品は付属ユーティリティを使わずとも、
ケース背面のディップスイッチを切り替える事でRAIDモード変更が可能です。
※モード変更時はもちろんデータが消えます。

ただし、スイッチ変更だけではダメで、その後セットアップボタンを押しながら電源を入れ、
数秒間押しっぱなしにする必要があります。
一見面倒に感じますが、これはRAIDケースにはよくある仕様で、
スイッチを引っかけるなどの理由で間違えてモードを変えてしまったまま電源を入れても、データが消えずに済む訳です。


スイッチ
これがセットアップボタンです。モード切替時はここを細い棒で押しながら電源を入れ、数秒後に離してください。


結果として、本製品は3TBに対応しつつ速度も問題ない事が確認できました。
先述の通り、ハードディスクを5台搭載可能なケースとしては低価格で高機能です。
10TB超えの超大容量ドライブや、
超堅牢な3TBのデータ保管庫などを自由に構築できるのは魅力と言えますので。
外付けのRAIDケースを探している方は、ぜひ候補にしてはいかがでしょうか。


※相性について
USB3.0接続の場合、一部チップとの相性により、
ケースが認識しなかったり速度低下が発生する事があります。
ルネサス(NEC)製では、チップのファームが3020番台で、
ドライバが1019(デバイス名がNECで表示されるバージョン)だと問題ないことを確認済みですが、
異なる組み合わせで認識しない可能性があります。
また、A75チップセットでは速度が37MB/s程度となる模様です。
これらの症状は本製品に限らず、他の外付けケースでも発生例がありますので、
外付けケースご購入の際はご自分のUSB3.0のチップや相性が出ているかを、予め調べておくと良いでしょう。

また、相性発生の場合、そのコネクタでの使用はデータの破損といったトラブル発生の危険性がありますので、
USB2.0やeSATA接続での利用をお願いします。



■今回紹介した製品
ドスパラセレクト:DP-9153




その他記事一覧は こちら



Posted by dospara_review at 17:32Comments(5)TrackBack(0)ハードディスク | ドライブ類2011年07月14日
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この記事へのコメント
1. Posted by おおかみ   2012年08月05日 15:20
動作報告兼ねて、とりあえず、購入して繋いでみました、ただ、うちの環境はubuntuです、
マザボも裸族なもんでHDD丸出しで冷却が不安になった為ですが

付属CDのユーティリティは使わず、本体設定でCLEANのままでバラバラにちゃんと認識しております、モーしばらくこのまま使って様子見ますかね
2. Posted by 通りすがり   2013年03月07日 13:41
日立の2TB5台をRAID5で使っていましたが、WDのGreenな3TB5台に入れ換えました。全く問題ありません。8TBほど書き込んで(同じサーバの別RAID-HDDからUSB2接続にて書込み)みましたが、全く動作に不安はないです。この箱は良いですね。別途ITXなマザボで組んだマシンにeSATAで繋いで、丸ごと共有フォルダにする予定。
3. Posted by でんでん   2013年05月24日 22:09
最近、こいつをつないでいるとWindowsがよく起動しなくなっちゃうんですよねぇ ファームのアップデートでもありますか? FANがうるさくなってきたからばらして掃除でもすればよくなるのかなぁ
4. Posted by う〜ん   2014年02月06日 22:11
別のケースで使っていたHDDのデータも認識するのだろうか?
5. Posted by 774   2014年05月22日 18:15
奇遇ですね。
うちもWindows起動しないことがたびたびある。
そんなときはたいていどれかのHDDのMFTも壊れてる。
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