新Core i7 3930K・3960Xを徹底検証

3960X Intel Core i7 3900シリーズ

メーカー名&URL
Intel:http://www.intel.co.jp/

LGA2011 CPU販売ページはこちら!
各店舗でも発売中!


昨日からの寒さに対し、早くもエアコン全開になりつつある今日この頃、
寒さが苦手なため冬に節電実施となると厳しいので、石油ファンヒーター導入を検討中の(酒)です。

今回はインテルの最新CPU「Core i7 3900シリーズ」をチェックしましょう。





●最新CPUとチップセットを確認
このCore i7 3900シリーズは、
これまでIntelのハイエンドプラットフォームだったCore i7 900シリーズの後継となるCPUです。
コア数は6、HT(ハイパースレッディング)テクノロジーにより、12スレッドで動作します。
その他CPUの詳細はインテルの製品ページ(英語)をご覧ください。
 ※Core i7 3930K(以下3930K)の仕様は こちら!
   Core i7 3960X ExtremeEdition(以下3960X)の仕様は こちら!

マザーボード(チップセット)も従来のX58からX79となり、
SATA3.0等の最新規格に対応しました。

では早速3930K・3960Xの性能を見ていきましょう。


マザー写真
まずはマザーボードの確認から。
用意した製品は、ASRock:X79 Extreme4です。
本製品はメモリスロット4つを搭載します。
メモリの配置がCPUを挟むように2枚ずつとなったのが特徴です。
また、i7 3900シリーズは、メモリのクアッドチャネルに対応しているので、
性能を活かすためには4枚挿しを推奨します。

なお、X79マザーボードにはメモリスロットが4・8スロットの製品が存在します。
注意点として、8スロット製品の場合、インテル公式では
2バンク(両面にチップが取り付けられている)メモリは4枚までのサポートとなる様です。
(メモリチップ容量や動作クロックによりサポート枚数は異なります)

ASUSやMSI等の、64GB以上をサポートしている製品はメーカー独自設計やチェックによる
保証を行っており、もちろん問題はありません。
気になる方は、マザーボード購入時に製品ページを予め確認したほうが良いでしょう。


64GB搭載時
ASUS:P9X79 PRO
もあったので、メモリを8GB×8枚、合計64GBを搭載したところ、問題なく認識しました。
hiberfil.sys、pagefile.sysの隠しファイル2種類の容量が
117GBとなっています。Cドライブの容量にはくれぐれもご注意を。
 ※大容量メモリ搭載とCドライブ空き容量についての記事は こちら!


ソケット01
新CPUの形状はLGA2011となり、サイズがLGA1366より巨大化。
そのためか、ソケット部分の固定が厳重になりましたので、装着時はお気を付け下さい。

ソケット02
ソケットカバーの取り外しですが、左のレバーから外します。
すると赤丸部分が浮き上がり、右のレバーが外せるようになります。
最初に左を外さないと、赤丸部分が引っ掛かり、右レバーは外せません。

ソケット03
CPUは、丸い穴が写真では左上に来るように取付けます。
固定は外す時と逆に、右レバーからとなります。

その他X79の特徴としては、Z68マザーボードが持つ機能、
ISRT(インテル・スマート・レスポンス・テクノロジー)には非対応です。
IRST(インテル・ラピッド・ストレージ・テクノロジー)をインストールしても、
ISRTは使用できません(X79版のIRSTは、「IRSTエンタープライズ」と言います)。
 ※ASUSの一部製品は、Marvell製SATA3.0コネクタにハードディスクとSSDを接続すれば、
  ISRT同様の機能「ASUS SSD Caching」が使用できます。


なお、今回チェックしたASRockのX79マザーボードには、独自機能として
付属のモニタツール「AXTU」にRAMディスク作成メニューが付きました。
32bitOSなら認識の範囲外をすべて、64bitOSなら最大8GBまでを簡単にRAMディスク化できます。
せっかくですのでこちらの設定方法を見てみます。
 ※64bit OSでの設定可能な最大容量は搭載メモリ量により異なります。
  8GB搭載時は5GBまででした。


32GB搭載時
64bitのOSで、メモリを32GB搭載した状態です。
hiberfil.sys、pagefile.sysの2ファイル容量が約58GBとなっています。

設定中
AXTUを起動、「XFast RAM」を選択するとこの画面になります。
Drive LetterとDisk SizeでRAMディスクの容量を決めてください。
OPTIONでは、pagefileやブラウザのキャッシュ、TEMPファイルを
RAMディスクに移動するかを設定できます。

8GB設定完了
設定したら、右下の「APPLY」→「START」の順に押します。
マイコンピュータに「ASR_RAM」という8GBのEドライブが出来ました。
黄色い「The Changes〜〜」というメッセージが表示されたら、
PCを一度再起動すれば設定完了です。
RAMディスクを消す場合は、「STOP」を押して再起動してください。

28GBのRAM完成
32bit OSの場合、Disk sizeの右に「PAE Mode」という項目が出ます。
これは認識の範囲外を使うという意味ですので、範囲外の容量を使いたい場合は
Sizeは変えずにPAEをONにしてください。
写真は32GB搭載して、28.6GBのRAMディスクを作成した状態です。




●最上位CPUに相応しい性能を発揮
ではCPUの測定を開始します。
マザーボード・CPU以外の構成やチェック内容は以下の通りです。
比較対象としては、X58マザーボードが無かったため、
Z68マザーボード・Core i7 2700Kの環境を用意しました。

・X79環境
MEMORY:PC3-10600 2GB×4
ハードディスク:WD 1002FAEX
ビデオカード:GeForce GTX560
電源:800W(80PLUS Bronze)
OS:Windows 7 Ultimate 64bit

・Z68環境
マザーボード:ASRock Z68 Extreme4
その他はX79環境と同じ。

・CPUベンチマーク
 Hyperパイ:1M桁(1コア)
 CINEBENCH:CPU測定

・3Dベンチマーク
 3DMark 06   :解像度1920×1080、Select Tests「SelectALL」
 3DMark 11   :Performance・Extreme
 MHFベンチマーク「大討伐」(以下大討伐):1920×1080

・消費電力(ワットチェッカーで計測)
 アイドル時:OS起動後、5分ほど放置した状態の数値
 CPU負荷  :「Prime95」を開始して約5分後の数値。
 最大負荷 :「Prime95」と3DMark11のGraphicTEST 1(1280×720)を
        同時に実行し、約5分後の数値



・CPU性能、消費電力
  Hyperパイ CINEBENCH アイドル時 CPU負荷 最大負荷
i7 2700K 10.171秒 6.98 64W 142W 310W
i7 3930K 10.001秒 10.19 70W 241W 408W
i7 3960X 9.673秒 10.46 71W 252W 422W
 ※なお、先日計測した別環境:3930K・GTX580 SLI・1200W電源(80PLUS GOLD)では、
  最大電力が870Wを超えました。3960Xでは900Wに届きそうです。


・3D性能
  3DMark 06 3DMark 11(Performance・Extreme) 大討伐
i7 2700K 21717 P4104・X1324 8327
i7 3930K 22207 P4082・X1317 8999
i7 3960X 22636 P4094・X1326 9673

グラフ ※クリックで拡大


結果としては、ゲーム関連の3Dベンチマークは大手サイトのレビューにもある通り
2700Kが健闘、特に3DMark 11はほぼ互角です。
ただし、CPUベンチマークであるHyperパイやCINEBENCHは3900シリーズが勝ります。
特にコア(スレッド)数がモノを言うCINEBENCHは大差がつきました。
つまり、この3930k・3960Xは、ゲーム用でも最強クラス、
その上で、レンダリングや動画編集用としては圧倒的にトップとなる訳です。

ハイエンドだけに価格や消費電力はi7 2000シリーズやi5・i3と比べて高くなり、
インターネット閲覧や軽いゲームしかしない方にはオーバースペックとも言えますが
最新の3Dゲームをより快適にプレイしたい場合や、
クリエイティブ用途には相応の性能を発揮します。
特にX79のPCI-E x16スロットは、
Z68やP67と異なりビデオカードを2枚挿しても帯域がX8に低下しませんので、
SLIやCrossFire環境を構築したい方にもお勧めです。
(製品により、形状がx16でもx8やX4動作のスロットがありますのでご注意ください)
こういった目的のために新PCを求めている方は、
是非X79とi7 3900シリーズを選んではいかがでしょうか。




■今回紹介した製品
i7 3930K・3960X(3960Xは販売終了)
各店舗でも発売中!

その他記事一覧は こちら



Posted by dospara_review at 12:30Comments(0)TrackBack(0)CPU | マザーボード2011年11月17日
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