TDP65WのクアッドコアAPU「A8-3820」を検証
AMD A8-3820
メーカー名&URL
AMD:http://www.amd.com/jp/Pages/AMDHomePage.aspx
どうも、引越しの各種手続き真っ最中で大忙しの(酒)です。
しかも古い家電とサブPCを一気に買い替えようとしているので費用も絶賛増加中です。
今回は、次のサブPC用候補に考えているAMDのAPUに新製品が登場しましたので、
早速見てみましょう。
メーカー名&URL
AMD:http://www.amd.com/jp/Pages/AMDHomePage.aspx
どうも、引越しの各種手続き真っ最中で大忙しの(酒)です。
しかも古い家電とサブPCを一気に買い替えようとしているので費用も絶賛増加中です。
今回は、次のサブPC用候補に考えているAMDのAPUに新製品が登場しましたので、
早速見てみましょう。
●クアッドコアでTDP65W製品の実力を測定
このA8-3820は、クアッドコアのAMD A8シリーズでは初となるTDP65Wモデルです。
動作クロックは2.5GHz(TurboCore時に2.8GHz)、
ビデオ機能は他のA8同様にRADEON HD6550Dを搭載しています。
という事で、ここでは4コアでTDP100Wの上位製品A8-3870Kや、
TDP65Wの下位製品となるA6-3500と共に、性能や消費電力をチェックします。
※TDP100WのA8-3850記事は こちら と こちら!
※TDP65WのA6-3500記事は こちら!
A4-3300/3400の記事は こちら!
使用PCやチェック内容は以下の通りです。
マザーボード:ASRock A75M
MEMORY:PC3-12800 2GB×2
ハードディスク:SEAGATE ST31000524AS
ビデオカード:オンボード
OS:Windows 7 Ultimate 64bit
電源:550W(80PLUS非対応)
・CPUベンチマーク
Hyperパイ(1コア計測):1M桁
CINEBENCH:CPU測定
・3Dベンチマーク
3DMark06 :解像度デフォルト(1280×1024)、Select Tests「SelectALL」
3DMark 11 :Performance
MHFベンチマーク「大討伐」(以下大討伐) :1280×720
・消費電力(ワットチェッカーで計測)
アイドル時:OS起動後、5分ほど放置した状態の数値
CPU負荷:「Prime95」を実行して約5分後の数値。
最大負荷:「Prime95」と大討伐を同時に実行し、1周終わるまでの最高値
・CPU性能、消費電力
Hyperパイ (少ない方が高速) |
CINEBENCH | アイドル | CPU負荷 | 最大負荷 | |
---|---|---|---|---|---|
A5-3600 | 30.404秒 | 1.96 | 37W | 86W | 104W |
A8-3820 | 26.598秒 | 3.02 | 39W | 109W | 127W |
A8-3870K | 25.132秒 | 3.58 | 39W | 146W | 181W |
・3D性能
3DMark 06 | 3DMark 11 | 大討伐 | |
---|---|---|---|
A6-3500 | 5381 | P754 | 2478 |
A8-3820 | 6872 | P1080 | 3372 |
A8-3870K | 6994 | P1089 | 3377 |
・消費電力グラフ(クリックで拡大)
・3D性能グラフ(クリックで拡大)
●上位製品以上のワットパフォーマンスを発揮
結果を見たところ、3D性能はやはり3870Kに迫っており、
ほぼ互角と言えそうです。
CPU性能は、全コアフル動作となるCINEBENCHは500MHzの差が反映され、
約17%程度の差となりました。
ただし、1コア計測のHyperパイの場合、A8-3820はTurboCoreが効き、
TurboCoreが無いA8-3870Kとのクロック差が200MHzに縮まるため、
その差は1.4秒程度に収まっています。
消費電力はさすがに3コアの3500よりは高いものの、
3870Kと比べて50W以上減っており、TDPの差以上にエコとなりました。
本製品はCPU性能が勝るA8-3870Kより1,000円ほど高価ですが、
消費電力が大幅に低下したことにより、
電源容量が小さいMiniITX用ケースにも搭載しやすくなるなど使い勝手は向上しています。
もちろん電気代も減る訳です。
これまで電源容量が小さいMiniITX用ケースなどでは
トリプルコア以下の製品を選ぶ方も多かったと思いますが、
より高性能な構成にしたいという方は、このA8-3820に注目してはいかがでしょうか。
■今回紹介した製品
AMD:A8-3820
その他記事一覧は こちら
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