GEFORCE最新製品「GTX650 & GTX660」速報レビュー

メーカー名&URL
NVIDIA:http://www.nvidia.co.jp/page/home.html
各社製品絶賛発売中
各店舗でも発売中!
つい先ほど、GEFORCEの新製品である
GTX650/660が発売されました。
最新製品の速攻レビューを始めている当ブログとしては
見逃せない製品ですので、早速チェックしてみます。
●GEFORCE 6シリーズに
ミドル向け2製品が新登場
今回紹介するGEFORCE GTX650/660は、
先日発売されたGTX660Tiの下位モデルとなる製品です。
これまでのGEFORCE 6シリーズは、GT640とGTX670の性能差が激しく、
その中間となる製品が無い状況でした。
先月登場したGTX660Tiが隙間を埋めるかと思われましたが、
GTX670に近い性能の為、やはり性能差は開いたままとなっています。
そして先ほど登場したこのGTX650/660は、
価格帯が10,000〜20,000円前後と買い求めやすく、
性能もよりミドル向けと予想されています。
この価格帯・性能の製品を求めていた方は多いと思いますので、
早速確認してみましょう。

Palit製品を入手しましたので、まずは形状を確認。
左からGT640/GTX650/660/660Tiです。
GTX650が意外とコンパクトなのが分かります。
なお、補助電源はGTX650/660共に6ピンx1です。


スペックをGPU-Zで確認。
GTX650はShader(CUDAコア)数やメモリの帯域がGTX660と比べて少なく、
この点がスコアにどう影響するか気になります。
なお、GTX650にBoost機能はありません。
では測定を開始します。
使用PCやチェック内容は以下の通りです。
比較対象としてGT640とGTX660Tiを用意しました。
マザーボード:ASRock Z77 Extreme6
CPU:Core i7 3770K
MEMORY:PC3-12800 4GB×4
ハードディスク:WD 1002FAEX
電源:750W(80PLUS)
OS:Windows 7 Ultimate 64bit
・3Dベンチマーク
3DMark 06 :解像度1920×1080、AA x4、Trilinear、Select Tests「SelectALL」
3DMark 11 :Extreme
MHFベンチマーク「大討伐」(以下大討伐):1920×1080
PSO2体験版(以下PSO2):簡易設定5、解像度デフォルト、ウインドウモード
・消費電力(ワットチェッカーで計測)
アイドル時 :OS起動後、3分ほど放置した状態の数値
ビデオ負荷 :3DMark11「GraphicTEST 1をループして約5分後の数値。
(解像度は消費電力が最も上がるように調節」
最大負荷 :ビデオ負荷+「Prime95」を同時に実行し、
約5分後の数値(負荷コア数は消費電力が最も上がるように調節)
・使用ドライバ
GT640/GTX660Ti:306.02
GTX650 :305.57
GTX660 :305.27
・3D性能
3DMark 06 | 3DMark 11 | 大討伐 | PSO2 | |
---|---|---|---|---|
GT640 | 7940 | X703 | 3321 | 2122 |
GTX650 | 12602 | X971 | 5021 | 4069 |
GTX660 | 23023 | X2178 | 11616 | 19263 |
GTX660Ti | 23875 | X2677 | 14368 | 25696 |
・消費電力
アイドル時 | ビデオ負荷 | 最大負荷 | |
---|---|---|---|
GT640 | 74W | 110W | 183W |
GTX650 | 76W | 128W | 199W |
GTX660 | 75W | 187W | 246W |
GTX660Ti | 78W | 213W | 270W |
・3D性能グラフ

・消費電力グラフ

●高負荷ゲームも耐えられるGTX660と
コンパクトさがポイントのGTX650
結果を見ると、GTX650はGT640から4割以上アップ、
そしてGTX660はGTX650からさらに倍となりました。
GTX650〜660の差が大きく感じますが、
価格もほぼ倍ですのでコストパフォーマンスは同等と言えそうです。
なお、PSO2のスコア差が他のベンチマークより大きいのは、
設定が5のため意外と負荷が高く、メモリの帯域が影響している為かと思われます。
この事から、負荷が高い3Dゲームをプレイしたい方は、GTX660以上の製品をお勧めします。
ただし、GTX650は補助電源こそ必要ですがカードは非常にコンパクトの為、
小型ケースにも入れやすいメリットがあります。
GT640よりは確実に高性能ですので、小型ケースで3Dゲームもプレイしたい方には
有力な製品となりそうです。
■今回紹介した製品
GeForce GTX650/660
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