Intel 335の速度を検証

製品写真 Intel 335

メーカー名&URL
Intelhttp://www.intel.co.jp/

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新居に引っ越してから初めての冬を迎えます。
これまで住んでいた築30数年のアパートは
この時期エアコン26℃・風量強で凌いでいたのに、
今のマンションは22℃・風量静かでも暖かく、嬉しい日々を過ごしている(酒)です。

今回は、現在人気のSSD「Intel 335」をチェックしてみます。





●Intel 330をシュリンクした新製品
このIntel 335は、Intel330を元に、搭載しているNANDフラッシュを
20nm(ナノメートル)にシュリンク(微細化)した製品です。
 ※Intel 330や上位の520は25nm。

基本性能はIntel 330と同じく、
シーケンシャルRead:500MB/s、Write450MB/s、
ランダムRead:42,000IOPS、Write52,000IOPS
ですが、シュリンクの効果により、実効速度が向上している可能性があります。
また、Intel 335は新製品という事でファームウェアも新しく、
こちらの面でも高速化が期待できます。
 ※Intel335:335T、330:300i、520:400i

という訳で、実際にどうなるかチェックしてみました。
使用PCとチェック内容は以下の通りです。
マザーボード:ASRock H77 Pro4-M
CPU:Core i7 3570K
Memory:PC3-12800 4GB×2
ビデオカード:オンボード
OS:Windows 7 Ultimate 64bit

・CrystalDiskMark 3.02c
・ATTO Benchmark 2.47
・LineageII起動時間
  ※スタートメニューで「スタート」を押してから、タイトル画面が表示されるまでの時間。
   OS起動直後と、タイトル表示後ゲームを終了してすぐ再起動の2回を計測。
・同一ディスク内データコピー
  ※ファイル数2,399、容量10.6GB

比較対象として、
Intel 520 240GB・Intel 330 180GB
を用意しました。今回の3製品は搭載コントローラーがSandForce製の為、
CrystalDiskMarkのデフォルト設定では数値が大幅に下がる事から、
デフォルトと0Fillの両方で計測しています。


・Intel 330
330_03 330_01 330_02

・Intel 335
335_03 335_01 335_02

・Intel 520
520_03 520_01 520_02

  LineageII起動時間 データコピー時間
Intel 330 18秒(15秒13) 1分38秒77
Intel 335 18秒13(15秒43) 1分05秒50
Intel 520 17秒42(15秒12) 1分18秒04



●十分な速度を発揮
消費電力の少なさも魅力
計測結果を見てみると、
CrystalDiskMarkは、Intel 520が4k・QD32で強く、さすが上位製品と言えます。
ただしシーケンシャルや512kは、3製品ともほぼ互角です。
また、Intel 335はデフォルト設定時におけるWriteの落ち込みが少ないのが特徴です。

そしてLineageIIは同等の結果ですが、
データコピーはIntel 335が最も速くなりました。
この点はファームウェアの調整が進んだためと思われます。

なお、今回計測した3製品は、いずれもコントローラーに
SandForce製SF-2281を採用していますが、
先述の様にIntel 335はNANDフラッシュの製造プロセスが20nmのため、
消費電力の公証値が他の2製品より少ないのも特徴です。

Intel 520 & 330:アイドル時600mW、負荷時850mW
Intel 335     :アイドル時275mW、負荷時350mW


結果として、Intel 335は、上位製品に匹敵する性能を誇るという魅力を備えつつ
消費電力がIntel製品の中では低い事から、
バッテリ駆動時間を延ばす目的でノートPCに搭載したい、
その上でIntel製品を選びたいという方にもおススメできます。
さらに、240GBで15,000円を切るコストパフォーマンスの高さもあり、
非常にバランスが良いSSDと言えるのではないでしょうか。





■今回紹介した製品
Intel 335
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Posted by dospara_review at 16:22Comments(0)TrackBack(0)SSD | 耳より情報2012年12月13日
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