ASRockのZ87マザーボードを紹介

ASRパッケージ Z87 Extreme4/Z87M Extreme4

メーカー名&URL
ASRock:http://www.asrock.com/index.jp.asp
ASRockマザーボードの販売ページはこちら!
各店舗でも販売中!


最近の暑さに負け、ついに自宅のエアコンのスイッチを入れてしまいました。
と、去年もほぼ同時期に同じ事を書いていた気がする(酒)です。
今回は、ASRockのZ87マザーボードで、
Z87の特長であるオーバークロックのチェックや、
その他ASRockならではのポイントを紹介していきます。





●Z87の定番マザーボードで
 オーバークロック等をチェック
今回紹介するのは、Z87マザーボードでも人気が高い、
ASRockのATX製品「Z87 Extreme4(以下Z87 EX4)」、
そしてMicroATXの「Z87M Extreme4(以下Z87M EX4)」です。
Z87という事で、末尾に「K」の付くCPUであるi7 4770Kやi5 4670Kを使い、
倍率変更によるオーバークロック(以下OC)を行えるのがポイントです。
また両マザーボード共にCrossfireやSLIも可能と、
ゲーマー向けとしても十分なスペックを備えています。

ASR_Z87 ASR_Z87M
両マザーボードの写真です。黒いスロットやヒートシンク、
そしてゴールドのコンデンサのコントラストが映えています。

ASR_Z87_02
Z87 EX4のSATA6Gb/s(SATA3.0)は8ポート、そしてUSB3.0のヘッダピンが2つあります。
増設分はAsmediaチップを採用しています。
なお、Asmediaなど外部チップ製SATA3.0は、最高速度が380MB/s程度ですので、
高速SSDを接続の際はご注意を。
AsmediaのSATA3.0は「A0」「A1」と刻印されています(赤囲み)。

ASR_Z87_03
背面I/Oはご覧の通り。縦向きのHDMIは「入力」です。こちらは後で解説します。
eSATA3.0は、AsmediaのA0と共用ですので両方同時には使えません。

ASR_Z87M_02
こちらはZ87M EX4のSATA周りです。
Z87 EX4と違いAsmediaチップは搭載しておらず、シンプルです。
なお、SATAコネクタの番号ですが、数字が少ない方が下側となります。

ASR_Z87M_03
Z87M EX4の背面I/Oです。こちらのeSATA3.0は、SATA_1と共用です。



では、せっかくZ87を紹介していますので、OCを試してみましょう。
使用したのはZ87M EX4です。
 ※OCは自己責任でお願いします。

ASR_UEFI_OC
リテールクーラーのためか、Turbo20・30を使っての大幅アップは失敗しました。
ベンチマーク開始直後にブルースクリーンなどが発生しています。
何度か試したところ、CPU:40倍(定格35倍)、
GPU:1500MHz(定格1250MHz)で落ち着きました。

チェック内容はi7/i5総合レビュー時と同様です。
 CINEBENCH   :CPU測定
 Hyperパイ    :1M桁(1コア測定)
 3DMark無料版  :Cloud Gate、Fire Strike
 PSO2体験版Ver2(以下PSO2 v2):デフォルト(簡易設定3、1280x720ウインドウ表示)
 MHFベンチマーク「大討伐」(以下大討伐):デフォルト(1280x720)

比較対象はレビュー時のi7 4770Kのスコアを流用しています。
 ※第4世代Core i7/i5の記事はこちら!

  CINE
BENCH
Hyperパイ
(少ない方が高速)
3DMark
Cloud Gate
Fire Strike
PSO2 v2 大討伐
i7 4770K 定格 8.25 9.362秒
7571・857 3078 3595
i7 4770K OC 8.73 9.111秒 8406・965 4432 4371

見事にスコアアップ、特に3D性能が良い感じです。
リテールクーラーで手軽に試した結果としては、なかなかと言えるでしょう。
クーラーを強化してTurbo20・30が成功すれば、
円周率8秒台、CINEBENCHの9点台も夢ではありません。
 ※OCは自己責任でお願いします。




●ASRockならではの機能も充実
Z87の仕様である倍率変更のOCに成功したので、
今度はASRockならではの機能を見てみましょう。

ASR_UEFI
まずはUEFIをチェック。
ASRockの最近のUEFIはSFの様な効果音がするので、スピーカーの音量にご注意を。
また、UEFIのためグラフィカルですが、
項目の並び方などはBIOS時代とほとんど変わりませんので、
操作で戸惑う事は無いと思います。

ASR_UEFI_日本語
なお、8シリーズのUEFIは日本語にも対応しました。
赤丸部分をマウスでクリックすれば選択可能です。

ASR_UEFI_UltraFast
ASRockマザーボードの特徴に、この「UltraFast」があります。
これはWindows 8 64bitを高速起動させるための設定ですが、
本来の仕様である「Fast」より高速化が可能です。
その代わり、起動が速すぎるため、電源を入れた直後に
DELを押しても間に合わず、UEFIに入ることが困難になります。

UEFI起動_01
UltraFast状態でUEFIに入る方法を解説します。
Windows 8がインストール済みの場合は、
普通に終了の操作を行っていきます。
そして、この部分で「Shiftを押しながら」再起動をクリックしてください。

UEFI起動_02
すると、この「オプションの選択」画面になります。
トラブルシューティング→詳細オプション→
UEFIファームウェアの設定→再起動と選んでください。
再起動後に自動的にUEFIの画面になります。
なお、HDDやDVDなど、起動に関連するドライブを全て外して電源を入れてもOKです。

UEFI起動_03
UltraFastやFast設定(CSMが切られている)の場合、
ビデオカードがUEFIに準拠していないと
「このVGAはUEFI GOP非サポートです」というメッセージが出て起動が止まります。
UEFIで設定を戻してください。
 ※UEFI対応のビデオカードはClub3Dがおススメです!


次に、付属ソフトの「XFast」シリーズから「XFast USB」をチェックします。
このツールは以前のマザーボードから付属していたのですが、
USB3.0で試したことが無いので、ここで確認した次第です。

XFastUSB_00
ツールをインストールしました。
使用ドライブはCrucialのSSD「m4 128GB」を外付けケースに入れています。

XFastUSB_01 XFastUSB_02
XFastUSBを有効にすると50MB/s高速化しました。
予想以上の効果と言えそうです。



最後に、Z87 EX4など「HDMI入力」を備える製品での使用方法を紹介します。
  ASR_Z87_04
タブレットやゲーム機、DVDプレイヤーの出力は
縦向きのHDMIコネクタ(赤丸)に接続します。
また、モニタへの出力もHDMI(青丸)である必要があります。
DVI出力はダメでした。

A-Tuning_01
付属ツールのA-Tuningを起動して、Toolsタブの「HDMI-IN」を選択。

A-Tuning_02
Hotkeyを確認したらApplyを押せば準備完了です。
なお、PCがシャットダウンしている時は、
自動的にHDMIスルーモードになり、画面をそのまま見る事が出来ます。
 ※動画はYoutubeのASRockページをご覧ください!

ASRドライバページ
HDMI機器やケーブルと、ドライバディスク付属のA-Tuningのバージョン
との相性次第では、切替できない可能性が有ります(この付属版は1.0.17でした)。
その場合は、メーカーHPより最新版の1.0.42をダウンロードしてお使いください。
 ※Z87 Extremeのファイルダウンロードページはこちら!

という事で、Z87 EX4やZ87M EX4は「Z87」としてOCを楽しめるほか、
ASRockの独自機能でWindows 8の起動もUSBも高速といった利点があります。
さすがにゲーマー向けモデル「Fatal1Ty」の様な、ゲームに勝つ専用ツール、
またExtremeの上位製品の様にSATA3.0を10ポート以上搭載といった機能は省かれていますが、
価格は2万円未満に抑えられており、コストパフォーマンスは上々です。
これから第4世代の「K」付きCPUを購入予定の方は、
マザーボードはぜひASRockのZ87を候補にしてはいかがでしょうか。



●Z87チップセットでは
「PCI-Eのレーン数」に注意
無事製品チェックを終えましたが、
補足としてビデオカードを挿す場合の注意点を解説します。
なお、これは本製品に限らず、Z87の仕様のため、他製品でも同様の話となります。
その注意点とは、PCI-Eスロットにビデオカード等を挿す場合の位置についてです。


ASR_Z87_05 ASR_Z87M_04
今回紹介した2製品ですが、
赤い囲みのPCI-EスロットはCPU制御、青い囲みはチップセット制御となります。
そして、Z87でCPUが制御するPCI-Eスロットのレーン数は16で、
カードの枚数に応じてこの数を分割します。

ビデオカード1枚をx16スロットに挿し、その他カードが無い場合は、
ビデオカードはPCI-E x16の帯域をフルに使えます。
そして2枚目のビデオカードをx8スロットに挿すと、帯域をx8・x8で分け合います。
さらに、Z87 EX4はx4スロットもCPU制御ですので、ビデオカードを3枚挿せますが、
その場合、帯域はx8・x4・x4となります。

ここで重要なのが、「ビデオカード以外のカードも帯域を持って行く」という事です。
つまり、ビデオカードをx16スロットに挿している時に、
CPU制御の他のPCI-Eスロットに、x1のTVチューナーやUSB増設カードを挿した時も、
ビデオカードの帯域がx8に半減します。
帯域はx16、x8、x4にしか変化しないため、
「TVチューナーはx1だから、帯域持って行かれてもビデオカードはx15じゃないの?」
という事ではありません。くれぐれもご注意ください。

PCI-E_01
GPU-Zで確認。ビデオカード1枚の時はx16です。

PCI-E_02
ですが、もう1枚をCPU制御のスロットに挿すと、
ご覧の様にx8となります(挿したのはSATAカード)。

ASRスロット種類
なお、どのスロットがどちらの制御かは、スペックをご覧ください。
「PCI Express 3.0」がCPU制御、
「PCI Express 2.0」がチップセット制御となります。
(写真はZ87M EX4のものです)

以上の様に、Z87 EX4にPCI-EのTVチューナー等を増設する時は、
2つあるx1に挿さないとビデオカードの帯域が半減します。
そして、x16の直下は厚さ2スロット以上のビデオカードを挿していると
使えなくなるので、選択肢は一番上のみと言えるでしょう。
ただし、Z87M EX4は一番下のx16スロットがチップセット制御によるx4のため、
x1が使えない場合はこちらに挿せば問題ありません。
(SLIの時はほぼ塞がってしまいますが)
という訳で、Z87のマザーボードでビデオカード+その他カードを使用の際は、
スロットについて予め確認しておくと良いでしょう。
 ※H87やB85マザーボードでPCI-E x16スロットが複数ある製品では、
  CPU制御は1スロットのみですので、
  他のx16スロット(x4動作の製品が多数)に挿しても問題ありません。




■今回紹介した製品
ASRock:Z87 Extreme4/Z87M Extreme4
ドスパラ各店舗でも販売中!

その他記事一覧は こちら



Posted by dospara_review at 16:39Comments(0)TrackBack(0)マザーボード | 耳より情報2013年06月20日
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