ENERMAXの新ケース「Staray Lite」を速攻検証

Staray写真 Staray Lite

販売ページはこちら!
各店舗でも販売中!

先週の連休にメインPC組み替え&サブPCの掃除をしました。
メインPCは7月にビデオカードを交換したのでその際に掃除済みでしたが、
サブPCはおよそ1年ぶりということで、埃が結構多かったです。
皆さんもこの連休を機会に、ぜひPCを掃除してはいかがでしょうか。
今回は、本日発売のPCケース「Staray Lite」を紹介します。






●低価格ながら
  デザインと冷却を重視したミドルタワー

この「Staray Lite(スターレイ ライト)」は、
先日発売された「COENUS(コイノス)」と同じENERMAX製のPCケースです。
名前の「Staray」は、「Star(星)」と「Ray(光)」を組み合わせた造語で、
星の光という意味となります。

なお、本製品のコンセプトは、ゲーミングケースのCOENUSと違い、
一般的なミドルタワーケース、という位置づけとなっています。
 ※ゲーミングケース「COENUS」の記事はこちら!

本製品のポイントは、低価格ケースでありながら、
妥協のないデザインと冷却能力を持つという事です。
前面パネルはオールメッシュで高い通気性を備え、
デザインも落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
また、前面にUSB3.0コネクタを搭載するなど、機能面も問題ありません。
という訳で、ここではケースの特徴と共に、
実際の冷却能力をチェックしていきます。


Staray前面 Staray背面
前面と背面です。
先述の様に、前面はIOパネル部分はオールメッシュに
なっており(IOパネル部分のみ除く)、通気性抜群です。
また、下部には120mmファンが増設可能です。
 ※本体サイズは販売ページをご覧ください!

Staray前面パネル
IOパネル部分です、右が電源ボタンと電源LED、
左がリセットボタンとアクセスランプです。
USBは2.0と3.0が1つずつとなります。

Staray天板 Staray底面
天板と底面です。
底面にはフィルターを装備。着脱可能なので掃除が楽です。

Staray左 Staray右
両サイドはこちら。
左側には120mm or 140mm ファンが2つまで増設可能です。

Staray付属品
付属品はこちらです。

ケース内部
内部はご覧の通りです。
右側のベイが一直線で作りやすいと思います。
5インチベイはスクリューレスで取付可能ですが、
固定時は反対側のパネルを外す必要が有ります。

HDDネジ穴
HDD固定時のネジ穴は赤枠の溝部分です。

マウンタ
黒いマウンタは、3.5・2.5インチに対応。
外すとより長いビデオカードが搭載可能です。

張出し
ただし、3.5インチベイのこの部分が張り出しているため、
PCI-E x16スロットが上から2番目の位置にあるマザーボードに、
長さ28cm以上厚さ3スロットのビデオカードを搭載すると
干渉の恐れがありますのでご注意を。


製作時の注意点としては、本製品は幅185mmと結構スリムな代わりに、
マザーボード裏のケーブルマネジメント用スペースがありません。
ケーブルが太い大容量電源、かつプラグインでは無い製品を搭載すると
配線の取り回しが苦労すると思います。
あと、PCIブラケットは切り取り式となります。

ケース内部3
パーツを組み込んでみました。
ケーブルの取り回しは、基本的にベイの支柱に縛るか
HDDの下にまとめるのが良さそうです。


では温度チェックを開始します。
使用PCとチェック内容は以下の通りです。
念のために前面USB3.0の速度もチェックしました。
・使用PC
 マザーボード :ASRock Z87 Extreme4
 CPU      :Core i7 4770
 メモリ     :PC3-12800 4GBx2
 ハードディスク:HGST HDS721010CLA332
 USB3.0用SSD:Crucial m4 120GB
 ビデオカード :Palit GTX760 JetStream
 OS      :Windows 7 Ultimate 64bit
 CPUクーラー:リテール・92mmファン搭載のサイドフロークーラー(サンプル)

・温度&CPUクーラー回転数
 負荷ツール:Prime95+ ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編(以下新生FFXIV)、最高品質・1920x1080・ウインドウ表示
 チェックツール:A-Tuning(CPU温度&ファン回転数)、GPU-Z(ビデオカード温度)
 アイドル時:OS起動後5分後の数値
 負荷時:ツール開始から約10分後の数値

  リテール サイドフロー
CPU(アイドル) 35℃・1670回転 34℃・1864回転
CPU(負荷) 85℃・2106回転 74℃・2095回転
GTX760(アイドル) 36℃ 34℃
GTX760(負荷) 64℃ 61℃


USB速度




●エアフロー良好で高い冷却性能
  サイドフロークーラーをお勧め

結果はご覧の通りです。
ケースファンは付属の背面ファンのみ、
さらにリテールクーラー+GTX760搭載でも負荷時に80℃台というのは、
低価格ケースとしては良好な結果でしょう。

また、92mmファンのサイドフロークーラーだと74℃まで冷えました。
サイドフロー製品を使うと、
ケース前面からの空気をそのまま背面ファンに流しやすいため、
好結果となる様です。
ここでは92mm製品でしたが、120mmファンのクーラーを使用すれば、
60℃台はもちろん、50℃台も見えてきます。
サイドパネルへのファン増設も可能ですので、
より上位の構成でも十分な冷却が期待できます。

感想として、この「Staray Lite」は、
デザインや作り易さ、そして冷却と価格の面において
上手くまとまったケースではないかと思います。
長く厚いビデオカードを搭載しにくく、ケーブルマネジメントができない事から、
大容量電源でCrossFireやSLIを、という用途には向きませんが、
シングルビデオカード構成で自作したい方は
ぜひ「Staray Lite」をケースの候補にしてはいかがでしょうか。




■今回紹介した製品
ENERMAX:Staray Lite
各店舗でも販売中!

その他記事一覧は こちら


Posted by dospara_review at 11:00Comments(1)TrackBack(0)速報 | その他2013年09月21日
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この記事へのコメント
1. Posted by トオル   2014年07月28日 22:09
ENERMAX ETS-T40-TBなどの12センチファン 高さ16センチ クラスのcpuクーラーは搭載可能なのでしょうか?
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