SSHD新モデル「ST1000DX001」の起動速度を実証
ST1000DX001
メーカー名&URL
SEAGATE:http://www.seagate.com/jp/ja/
SSHDの販売ページはこちら!
ドスパラ一部店舗でも販売中!
一気に涼しくなりエアコンをつけなくなったものの、
帰宅直後にこもった熱対策に回す扇風機を止めずに寝てしまい、
早朝に寒さで起きることがあった(酒)です。皆さんもご注意ください。
今回は、8月に登場した「SSHD」の新製品を紹介します。
メーカー名&URL
SEAGATE:http://www.seagate.com/jp/ja/
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一気に涼しくなりエアコンをつけなくなったものの、
帰宅直後にこもった熱対策に回す扇風機を止めずに寝てしまい、
早朝に寒さで起きることがあった(酒)です。皆さんもご注意ください。
今回は、8月に登場した「SSHD」の新製品を紹介します。
●フラッシュ内蔵ハードディスクに
3.5インチドライブが登場
「SSHD(ソリッド・ステート・ハイブリッド・ドライブ)」とは、
ハードディスクにキャッシュとは別のフラッシュメモリを搭載する製品です。
使用頻度が高いデータやプログラムをフラッシュ側に保存する事で、
起動を高速化していく構造になっており、
いわゆるISRT(インテル・スマート・レスポンス・テクノロジー)
と同様の効果を得られます。
フラッシュ容量はISRTより少ないものの、専用ツールなどが不要で、
普通のハードディスク同様に使用できる手軽さがポイントです。
このST1000DX001は、SSHDとして初の3.5インチ版となります。
過去に2.5インチ製品を紹介した時には、
OSやLineageII起動時間で大きな効果を挙げています。
特にST750LX003の紹介時は、シーケンシャルが120MB/s弱にもかかわらず、
200MB/sを超える3.5インチ製品よりも起動が早いという結果となりました。
ST1000DX001は、フラッシュメモリはMLCですが(ST750LX003はSLC)、
基本となるハードディスク部分が高速化しており、より大きな効果が見込めます。
という訳で、早速速度をチェックしてみましょう。
※過去のSSHD記事は こちら と こちら!
使用PCとチェック内容は以下の通りです。
マザーボード:ASRock Z87 Extreme4
CPU:Core i7 4771
MEMORY:PC3-12800 4GB×4
ビデオカード :Club 3D CGAX-779213(HD7790)
OS:Windows 8 Pro 64bit
CrystalDiskMark 3.0.2f
LineageII起動時間
※スタートメニューで「スタート」を押してから、タイトル画面が表示されるまでの時間。
OS起動直後と、タイトル表示後ゲームを終了し、すぐ起動の2回を計測。
同一ディスク内データコピー
※ファイル数2,399、容量10.6GB
Windows8起動時間
※電源ボタンを押してからモダンUIが表示されるまでの時間。
Windows8はシャットダウン→起動を繰り返すと、
SSHDでなくても起動時間が短縮するため、5回計測しその傾向をチェック。
マザーボード設定:UltraFast「Enable」
比較対象として、ハードディスクは前回の記事で使用した
TOSHIBA:DT01ACA300(3TB)を用意。
CrystalDiskMarkとコピー時間は前回記事より流用しています。
なお、今回LineageIIの起動がやけに遅いので、
SSD(m4 128GB)で追加チェックしてみました。
※前回の記事(2TBの壁チェック&UEFIインストール解説)はこちら!
・ST1000DX001
・DT01ACA300
・データコピー&LineageII起動時間
データコピー時間 | LineageII起動時間 | |
---|---|---|
ST1000DX001 | 3分06秒 | 47秒26 ・ 41秒62 ・ 40秒96 (16秒64)・(16秒54)・(16秒55) |
DT01ACA300 | 2分28秒 | 50秒97 ・ 51秒15 ・ 50秒20 (16秒75)・(16秒71)・(16秒72) |
SSD m4 128GB | − | 37秒30 ・ 37秒42 ・ 37秒25 (15秒37)・(15秒28)・(15秒38) |
・Windows 8起動時間
Windows 8起動時間 | |
---|---|
ST1000DX001 | 17秒61・15秒26・10秒39・9秒01・8秒68 |
DT01ACA300 | 39秒47・36秒09・18秒59・17秒61・15秒79 |
●起動は見事に高速化
高いコストパフォーマンスを発揮
結果はご覧の通りです。
ST1000DX001はCrystalDiskMarkとコピー時間こそハードディスクに譲りましたが、
CrystalDiskMarkはシーケンシャルや512KのREAD以外、
特にWriteは勝っています。
起動時間はいずれも優秀、しかも起動ごとに高速化しています。
もちろん無限に高速化するわけではありませんが、
確実にハードディスクに勝り、LineageIIはSSDに迫る勢いとなりました。
なお、LineageIIの起動が普段より遅いのは、現在複数のイベントが開催中の為、
そのプログラムやデータが読み込まれているためかと思われます。
Windows 8の起動時間は、両製品とも3回目に大きく短縮しました。
それでも全体的にST1000DX001が倍近く早く、4回目からは10秒を切っています。
本製品は通常のハードディスクよりは割高となりますが、
ご覧の様に起動時間は圧勝しました。
また、特殊なツールやSSDを別途用意しなくても良いという
利便性の高さもポイントです。
本製品はSSDに迫る起動速度、ハードディスクと同等の容量を備える
良いとこ取りの製品となっており、
コストパフォーマンスはむしろ優秀と言えそうです。
大容量の高速ドライブをお求めの方は、
ぜひ本製品を候補にしてはいかがでしょうか。
■今回紹介した製品
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