DEEPCOOLの新CPUクーラー「ICE BLADE 100」の冷却能力を確認

メーカー名&URL
DEEPCOOL:http://www.deepcool.com/
販売ページはこちら!
ドスパラ各店舗でも販売中!
普段は電車で出勤していますが、
明日(10/16)の台風26号に備え、今まで使ったことが無い
バスのルートをチェックしている(酒)です。
皆様もお気を付け下さい。
今回は、DEEPCOOLの低価格な新CPUクーラー「ICE BLADE 100」を
チェックしてみましょう。
●9cmファン搭載の
コンパクトなサイドフロークーラー
この「ICE BLADE 100」は、1,000円台で購入可能な
低価格CPUクーラーです。
9cmファンを搭載するサイドフロー形状で、
同じDEEPCOOLの「ICE EDGE 200U」「GAMMAXX 200」
と似た製品となります。
なお、いずれも電源は3ピンです。
※DEEPCOOLのCPUクーラー販売ページはこちら!
すでに似た製品が複数あるのになぜ本製品が登場したのかですが、
このICE BLADE 100はフィン部分を薄く、
またヒートパイプを太い1本にする事で軽量化しています。
この3製品は高さや厚さ、重さが異なるので、
小型ケースに搭載したい場合にサイズを気にせず選べるのが
ポイントと言えそうです。
(サイズは各製品のページをご覧ください)
ただし、本製品はフィンやパイプを軽減しているので
冷却能力が悪いのでは、と気になる方もいると思います。
という訳で、実際の冷却能力をチェックしてみました。

形状や付属品はご覧の通りです。
対応ソケットは販売ページをご覧ください。

本製品は3ピンのため本来は回転数を制御できませんが、
ASRockマザーボードでは、4ピン・3ピンの両方で制御可能です。
ただし、4ピン側に挿すと制御できないのでご注意。
ではチェックを開始します。
使用PCと内容は以下の通りです。
・使用PC
マザーボード:ASRock Z87 Extreme4
CPU:Core i7 4771
MEMORY:PC3-12800 4GB×2
ビデオカード :Club 3D CGAX-779213(HD7790)
OS:Windows 8 Pro 64bit
ケース:バラック
・温度&CPUクーラー回転数
負荷ツール:Prime95
チェックツール:A-Tuning
アイドル時:OS起動後5分後の数値
負荷時:ツール開始から約10分後の数値
なお、販売ページにある測定値は、
8月に4770Kで計測したもののため、今回4771で再計測しています。
室温やケースなど環境が異なっていますが、
両環境の違いを見るのではなく、同じ環境において
リテールからどれだけ冷えるかという点にご注目下さい。
アイドル時 | 負荷時 | |
---|---|---|
リテールクーラー 8月の測定結果(4770K) |
34℃、1670回転 | 85℃、2106回転 |
ICE BLADE 100 8月の計測結果(4770K) |
34(34)℃、1864(2335)回転 | 70(68)℃、2095(2406)回転 |
リテールクーラー 今回の測定結果(4771) |
36℃、1730回転 | 89℃、2351回転 |
ICE BLADE 100 今回の計測結果(4771) |
35(34)℃、1807(2333)回転 | 73(70)℃、2177(2417)回転 |
制御できていないため、アイドル時も高回転になります。

●低価格でも冷却十分、3ピン制御可能な
ASRockマザーボードをお勧め
結果はご覧の通りです。
両方の環境で、負荷時にリテールより15℃ほど冷えました。
低価格でヒートパイプ1本のため、どれくらい冷えるか気になりましたが、
良い意味で裏切ってくれたと言えそうです。
本製品はLGA1366や2011には対応しないものの、
8スレッドCPUがこれだけ冷えるなら十分かと思います。
また、ASRockマザーボードでは回転数制御が可能な事も、改めて確認できました。
低価格で冷えるクーラーが欲しいという方は、
ぜひ本製品をはじめとする
DEEPCOOL製品を候補にしてはいかがでしょうか。
■今回紹介した製品
DEEPCOOL:ICE BLADE 100
ドスパラ各店舗でも販売中!
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