AIO製の新ミニタワー「TMB01:Bohemian(ボヘミアン)」を確認

メーカー名&URL
AIO:http://www.aio-group.com/index.php
価格:3,480円
各店舗でも販売中!
どうも、今期は注目アニメが多いので録画数も増えていますが、
その分時間の都合で全部を見られず苦悩している(酒)です。
今回は新登場のAIO製ミニタワーケース
「TMB01:Bohemian(ボヘミアン)」をチェックしてみます。
●ファンを2つ搭載する
高コストパフォーマンスのミニタワー
このボヘミアンは、MicroATXマザーボード対応のミニタワーケースです。
低価格でありながらフロント&リアにファンを搭載しており、
エアフローに優れているのが特徴です。
また、310mmまでの長いビデオカードも搭載可能です。
ケース名については、2つのファンにより優れたエアフロー(風)が
発生する事から、伝統や習慣にとらわず、風の様に自由に生きる
「ボヘミアン・アーティスト」にあやかった模様です。
なお、この名前を聞いた途端、お犬様の方から
「破れかけのタロット投げていい?」とか聞こえてきましたが、
スルーしてチェックを開始します。
まずは形状から見て行きましょう。


正面と背面です。
正面パネルはヘアライン加工のシルバーパネルを採用。
低価格ケースですが高級感を醸し出します。

光学ドライブの取付は前面パネルを外して行います。 なお、前面の形状は、
この様な通常のベゼルとイジェクトボタンの製品をご使用ください。


イジェクトボタンが大きい、
またカバーが開くタイプのドライブだと干渉するのでご注意。

付属品はシンプル。
マザーボードのマウンタには、赤囲みのインチネジをご使用ください。
予備のマウンタは、幅がネジ3列のマザーボード搭載用です。


両サイドはこちら。


天板と底面は吸気・排気口がないフラットタイプです。

内部はご覧の通りシンプル構成です。
ベイが右上に集中しているので、右下の吸気ファンからの風が、
ビデオカードに当たりやすいでしょう。

ベイ部分はこうなっています。
5インチベイが2つ見えますが、光学は下段です。
上段は基本的に使用しません。

マザーボードを入れました。右下が空いているので
SATAケーブルをまとめやすいのがポイントでしょうか。
逆に、ベイが右上にある事から、
CPUソケットが右寄りにあるマザーボードでは、
大型のCPUクーラーを搭載した場合に
ハードディスクと干渉の可能性が有ります。

電源など一通り搭載しました。
なお、電源と光学ドライブは、合計34cm程度の長さまで搭載可能です。
ただし、あまり長い(容量が大きい)電源を搭載すると
ケーブルがまとめにくくなるのでご注意を。
では温度チェックを行います。
使用PCとチェック内容は以下の通りです。
・使用PC
マザーボード :GIGABYTE GA-Z87M-D3H
CPU :Core i7 4771
メモリ :PC3-12800 4GBx2
ハードディスク:HGST HDS721010CLA332
ビデオカード :Club3D Radeon HD7790(CGAX-779213)
電源 :玄人志向 KRPW-L4-400W/A
OS :Windows 8 Pro 64bit
CPUクーラー:リテール
・温度&CPUクーラー回転数
負荷ツール:Prime95+ファイナルファンタジーXIV 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編(最高品質・1920x1080・ウインドウ)
チェックツール:EasyTune(CPU温度&ファン回転数)、GPU-Z(ビデオカード温度)
アイドル時:OS起動後5分後の数値
負荷時:負荷開始から約10分後の数値


今回使用のマザーボードですが、
付属ツールのEasyTuneでケースファンの回転数を手軽に低速化できるので、
通常のフル回転であるExtreme(左写真)と、半分になるStandard(右写真)の
2パターンを試してみました。
ファンExtreme | ファンStandard | |
---|---|---|
CPU(アイドル) | 28℃・2070回転 | 31℃・1078回転 |
CPU(負荷) | 90℃・2445回転 | 94℃・2732回転 クロック3500MHzに低下 |
HD7790(アイドル) | 35℃ | 37℃ |
HD7790(負荷) | 75℃ | 78℃ |
●リテールクーラーでも冷却に問題なし
低価格ミニタワーの新定番か
結果はご覧の通りです。
ミニタワー+リテールクーラー+ビデオカード搭載で
90℃は健闘しています。
2つのファンによるエアフローが発揮されたと言えそうです。
また、ファンを低速化すると影響が出る事も確認できました。
基本はフル回転で問題ありませんが、もし音が気になる方は、
ツールやファンコントローラーを使い、アイドル時は低速に、
ゲームなどの負荷時は高回転にすると良いでしょう。
感想として、このボヘミアンは、低価格かつエアフローに優れ、
その上でデザインも落ち着いている製品です。
ベイの数が気にならなければ、これからMicroATXで1台自作したい方向けに
ぜひお勧めしたいミニタワーと言えるでしょう。
■今回紹介した製品
AIO:TMB01 Bohemian
各店舗でも販売中!
その他記事一覧は こちら
この記事にコメントする