「GeForce GTX 780 Ti」速報レビュー!
GeForce GTX780 Ti
メーカー名&URL
Palit:http://www.palit.biz/palit/index.php?lang=jp
Palit製品の販売ページはこちら!
パーツ館でも販売開始!
11/7は立冬という事で、寒さ対策に余念がない(酒)です。
今回は、本日23時に登場したばかりの新ビデオカード
「GeForce GTX780 Ti(以下GTX780 Ti)」を速報レビューいたします。
※11/18:SLI&オーバークロックの結果を追記しました。
メーカー名&URL
Palit:http://www.palit.biz/palit/index.php?lang=jp
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パーツ館でも販売開始!
11/7は立冬という事で、寒さ対策に余念がない(酒)です。
今回は、本日23時に登場したばかりの新ビデオカード
「GeForce GTX780 Ti(以下GTX780 Ti)」を速報レビューいたします。
※11/18:SLI&オーバークロックの結果を追記しました。
●CUDAコア数やメモリクロックを大幅強化した
GTX780シリーズの最上位モデル
このGTX780 Tiは、GTX780のCUDAコア数などを増やし、
さらにメモリクロックも大幅にアップした製品です。
しかも、スペックはGTX TITANにも勝っていると噂されており、
以前からその性能が期待されていました。
PalitのGTX780 Tiを入手できましたので、早速見て行きましょう。
GTX780 Ti(左)とGTX TITAN(右)のスペックをGPU-Zでチェックしたところ、
GTX780 Tiはビデオメモリ容量こそGTX TITANの半分となる3GBですが、
CUDAコア・Shader数が多く、
メモリクロックや帯域も高い事が確認できます。
次にカードの形状をチェック。
出力コネクタ、補助電源はご覧の通りです。
GTX TITANとの比較ですが、基本的に同じです。
違いはヒートシンクの色や製品名の刻印、
そしてビデオメモリが多いGTX TITANは背面にもチップがあるという
点でしょうか。
ご覧の様に、GTX780 Tiは形状こそGTX TITANと同じですが、
スペックはビデオメモリの容量を除き勝っています。
このスペック差が、実際の性能にどう現れるのか気になるところです。
では性能測定を開始します。
使用PCやチェック内容は以下の通りです。
・使用PC
マザーボード :ASRock Z87 Extreme4
CPU :Core i7 4771
メモリ :PC3-12800 4GBx2
ハードディスク:HGST HDS721010CLA332
電源 :750W 80PLUS
OS :Windows 8 Pro 64bit
・ベンチマーク
3DMark無料版 :Fire Strike
MHFベンチマーク「大討伐」(以下大討伐):1920x1080、フルスクリーン
PSO2体験版Ver2(以下PSO2 v2):簡易設定5、1920x1080、フルスクリーン
ファイナルファンタジーXIV 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編(以下新生FFXIV)
:最高品質、1920x1080、フルスクリーン
ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン ベンチマーク(以下DQX) Ver1.00
:最高品質、1920x1080、フルスクリーン
・消費電力(ワットチェッカーで計測)
アイドル時 :OS起動後、5分ほど放置した状態の数値
負荷時 :3DMark「Fire Strike:COMBINED TEST」時の最大値
※COMBINED TESTのためCPU負荷も加わります。
比較対象は、同じPalitからGTX780 SuperJetStream(以下780SJS)とTITANです。
また、3D性能グラフはPSO2 v2のスコアが入ると
他ベンチマークの差が分かりにくくなるため、PSO2 v2有無の2バージョンを用意しました。
※Palit製品の販売ページはこちら!
※11/18追記:
SLIと、付属ソフト「ThunderMaster」で、GPUとメモリクロックのOCに挑戦しました。
OC時は新生FFXIVのみ、SLIは全項目チェックしています。
ThunderMasterの記事はこちら!
・3D性能
3DMark Fire Strike |
大討伐 | PSO2 v2 | 新生FFXIV | DQX | |
---|---|---|---|---|---|
GTX780 SJS | 9213 | 24191 | 64882 | 14771 | 12612 |
GTX 780Ti | 9679 | 26464 | 74386 | 15686 | 13194 |
GTX TITAN | 9003 | 23709 | 61548 | 14537 | 12214 |
GTX 780Ti SLI | 15080 | 25856 | 89152 | 20872 | 13461 |
・OC性能
新生FFXIV | |
---|---|
定格 GPU:875MHz、メモリ:3500(7000相当)MHz |
15686 |
GPU:950MHz、メモリ定格 | 16045 |
GPU:1000MHz、メモリ定格 | 16451 |
GPU:1050MHz、メモリ3650(7300相当)MHz | 16826 |
GPU:1100MHz、メモリ3700(7400相当)MHz | 17062 |
GPU:1125MHz、メモリ3800(7600相当)MHz | 15962 |
・消費電力
アイドル | 負荷 | |
---|---|---|
GTX780 SJS | 54W | 344W |
GTX780 Ti | 56W | 366W |
GTX TITAN | 56W | 378W |
GTX780 Ti SLI | 84W | 612W |
・3D性能グラフ(PSO2 v2有り)
・3D性能グラフ(PSO2 v2無し)
・消費電力グラフ
●驚異の3D性能を発揮
コストパフォーマンスも抜群
結果はご覧の通りです。
GTX780 Tiは前評判通り、全ベンチマークでトップとなりました。
また、消費電力がTITANより低く収まったのは驚きです。
よってコスト&ワットパフォーマンスが非常に優れる製品と言えるでしょう。
※検証サイトによって消費電力に差がありますが、
個体差かと思われます。
製品登場時の記事ではTITANと一進一退だった
GTX780 SJSですが、今回は全ベンチマークでTITANに勝りました。
このGTX780 SJSはGPUやメモリクロックが高く、
Pixel Fillrateやメモリ帯域がTITANの上となっています。
その結果、ドライバの進化により恩恵を受けたのではないかと思います。
GTX780 SJSは登場時より価格が下がっており、
こちらのコストパフォーマンスも「なかなか」ではないでしょういか。
※GTX780 SJSやGTX760の記事はこちら!
追加チェックのOCとSLIに関してですが、
OCはGPU:1050MHz、メモリ3650(7300相当)MHzまで順当でしたが、
GPU:1100MHz、メモリ3700(7400相当)MHzではさほど伸びず、
そしてGPU:1125MHz、メモリ:3800(7600相当)MHzで
スコアが下がりました。
温度が原因と思われるため、
メーカーオリジナルクーラー搭載の製品が登場すればもう少し
上がる可能性があります。
SLIは、3DMark、PSO2 v2、新生FFXIVがスコアアップしています。
大討伐は以前TITAN紹介時のドライバ310.49でSLI対応になったのですが、
今回見た310.60や310.65では非対応に戻っていました。
DQXはSLI対応ですがスコアはさほど変わりません。
780Tiの登場で微妙な立場となるTITANですが、
メインメモリと異なりビデオメモリは増設できないため、
6GB搭載というアドバンテージは健在です。
GPGPU用途での使用や、
最新FPS(1人称シューティング)を3画面・4K/2Kといった
超高解像度でプレイしたい場合、
あるいはビデオメモリも使用する演算処理ではまだまだ底力を発揮します。
今回の感想ですが、絶対性能やワット・コストパフォーマンスの総合値は
間違いなくGTX780 Tiがトップです。
ですが、GTX780(SJS)やGTX TITANも価格が下がった事で、
以前より買い求めやすくなりました。
これからハイエンドビデオカードを購入予定の方は、
性能、価格、ビデオメモリ容量、それぞれの目的に応じて
これらの製品から選択してはいかがでしょうか。
■今回紹介した製品
Palit GeForce GTX780 Ti
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