ASUS新ベアボーン「VivoPC VM40B-S004M」速報

メーカー名&URL
ASUS:http://www.asus.com/jp/
価格:29,980円
パーツ館でも発売予定!
最近冷えてきたため、
ついにエアコンの出番(早朝のみ)がきた(酒)です。
皆さんもエコにこだわりすぎて風邪をひかない様にご注意ください。
今回はASUSの新ベアボーン「VivoPC VM40B-S004M」を紹介します。
●スタイリッシュな
コンパクトベアボーン
このVM40B-S004Mは、ASUSより登場のコンパクトPC「Vivo」シリーズで、
唯一のベアボーンとなる製品です。
CPUにCeleron 1007Uを搭載し、有線LANに加え、
IEEE802.a/b/g/n/ac対応の無線LANやBluetooth 4.0も
あるなど、多彩な通信環境を備えています。
※詳細はASUSの製品ページをご覧ください!
なお、この様なコンパクトPCやベアボーンとしては、
Intel:NUC や GIGABYTE:Brixも販売中ですが、
本製品は3.5インチHDDが搭載可能という特長があります。
本体サイズも異なるので、別カテゴリの製品と言えるでしょう。
・VM40B-S004M:190×190×56.2mm(幅×奥行き×高さ)
・NUC:116.6×112×39mm
なお、本製品はCPUが搭載済みのため、
メモリ(ノート用)とHDDやSSDを追加すれば動作します。
ネジはメモリスロットのカバー部分に1本あるだけで、
メインパネルはスクリューレスで着脱可能です。
完成品よりはひと手間掛かるものの、それでも非常に簡単に作成でき、
メモリとドライブ容量を自由に選択できるのがポイントと言えます。
また、先述の様に3.5インチHDDが搭載できる点に注目です。
という訳で、実際に製品をチェックしてみましょう。

では形状から見て行きます。
正面はこちら。ちなみにスピーカー内蔵です。

背面はこの通りです。
赤枠部分が電源ボタン、青枠部分はSDカードスロットです。
緑枠部分が排気口ですので、設置時に塞がないでください。

これは天板パネルのロックです。
ロックを下げて赤いマークが見える状態にすると天板パネルが開きます。

パネルの開け方ですが、ロック解除後、パネルを後方にスライドさせます。
この様にずらせば、あとは持ち上げるだけです。
パネルにも着脱方法が描いてあります。

パネルを開けました。ドライブトレイアダプター
(2.5インチドライブを3.5インチにするマウンタ)が入っています。

ドライブトレイアダプターの下に、メモリスロットがあります。
このカバーを外せばアクセスできます。

対応メモリはノート用のDDR3です。
PC3-10600・12800を16GB(8GBx2枚)まで搭載可能です。

付属品はこちら。ACアダプタは65Wです。

A・Bのネジ類は、3.5インチHDDやドライブトレイアダプターを
ケースに組み込むために使います。
Cのネジは、2.5インチHDDやSSDのドライブトレイアダプター固定用です。

UEFI画面はこちら、通常のASUSマザーボードよりシンプルな画面で、
ノートPCに近い印象です。

OSインストール後のツールには、
無線LANを活用してPCのリモート操作も可能な「ASUS Wi-Fi Go」
といったソフトも用意。
こちらはAI Suite 3とインターフェイスが共通です。
次に性能を確認します。
主なスペックや内容は以下の通りです。
念のため、USB3.0の速度も計測しました。
・組込パーツ
メモリ:PC3-10600 4GBx2
HDD:HGST HDS721010CLA332
USB3.0チェック用SSD:Crucial m4 128GB
・ベンチマーク
CINEBENCH11.5 :CPU測定
Hyperパイ :1M桁(2 or 1コア測定)
PSO2体験版Ver2(以下PSO2 v2):簡易設定1、1280x720、ウインドウ
MHFベンチマーク「大討伐」(以下大討伐):1280x720、ウインドウ
・温度&CPUクーラー回転数、消費電力
負荷ツール:Prime95+大討伐
チェックツール:AI Suite 3
アイドル時:OS起動後5分後の数値
負荷時:負荷開始から約10分後の数値

・CPU性能
CINEBENCH | Hyperパイ2・1コア (少ない方が高速) |
PSO2 v2 | 大討伐 |
---|---|---|---|
1.17 | 27.167秒・26.216秒 | 7737 | 1253 |
・温度&消費電力
アイドル時 | 負荷時 | |
---|---|---|
温度ファン回転数 | 55℃、2235回転 | 77℃、3206回転 |
消費電力 | 19W | 37W |
●圧倒的な低消費電力
ネットやホームサーバー用に最適
結果はご覧の通りです。
Celeronという事でCPUベンチマークはそれなりですが、
逆に消費電力の少なさに注目です。
以前パーツの犬で紹介したIvy-Bridge版i3搭載NUCは、SSD搭載で最大39Wでした。
VM40B-S004は3.5インチHDDを搭載して37Wですから、そのエコさが際立っています。
USB3.0の速度も大丈夫です。
※以前のNUC記事はこちら!
実際の使い勝手ですが、
YoutubeでフルHDの動画もコマ落ちしませんでしたし、
PSO2ベンチマークも設定を下げればスコアも7000を超え、
フレームレートも60以上を維持しました。
もっと負荷が軽いブラウザゲームも問題なく遊べるでしょう。
もちろんインターネット閲覧はスムーズでした。
この様に、本製品はCPU性能を抑える代わりに
消費電力と拡張性を重視したベアボーンと言えるでしょう。
ネット閲覧やブラウザゲーム用、
さらにエコなホームサーバー向けにコンパクトなPCをお求めの方は、
このVM40B-S004を候補にしてはいかがでしょうか。
■今回紹介した製品
ASUS VivoPC VM40B-S004
パーツ館でも発売予定!
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