PALITのGeForce GTX 780 Ti JetStreamを大測定
GeForce GTX 780 Ti JETSTREAM (NE5X78TH10FB-1100J)
メーカー名&URL
Palit:http://www.palit.biz/palit/index.php?lang=jp
販売ページはこちら!
一部店舗でも販売中!
先週から今週始めにかけて軽く風邪を引いた(酒)です。
皆さんも健康管理にはお気を付け下さい。
今回は、Palitのオーバークロック版GeForce GTX 780 Tiをチェックします。
メーカー名&URL
Palit:http://www.palit.biz/palit/index.php?lang=jp
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先週から今週始めにかけて軽く風邪を引いた(酒)です。
皆さんも健康管理にはお気を付け下さい。
今回は、Palitのオーバークロック版GeForce GTX 780 Tiをチェックします。
●GPUと冷却能力を強化した
オーバークロックモデル
このGeForce GTX 780 Ti JETSTREAM (NE5X78TH10FB-1100J) (以下GTX780 Ti JS)は、
GPUを875→980MHzにオーバークロック(以下OC)した製品となります。
メモリは3500MHz(7000MHz相当)のままですが、
GPUクロックが定格から105MHz、つまり12%程度OCとなるので、
総合的に5〜10%程度の性能アップが見込めます。
では実際のスコアがどうなるか早速見て行きましょう。
形状はGTX770のJetStream(ビデオメモリ2GB製品)や、
GTX780 SuperJetStreamと同じで、厚さも同様に3スロットとなりますので、
SLI向けに複数購入の際は、マザーボードのPCI-E x16スロットの間隔にご注意を。
※GTX770の記事はこちら!
GTX780 SJSの記事はこちら!
出力コネクタは、
DVI-I・DVI-D・HDMI・DisplayPortです。
補助電源は8ピンx2です。
なお、6ピンx2を8ピンに変換するコネクタが付属していますので、
ケーブルが6ピンx2・8ピン+6ピンという電源でも問題ありません。
では性能測定を開始します。
使用PCやチェック内容は以下の通りです。
リファレンス記事でOCの結果も載せていますので、こちらでもチェックします。
・使用PC
マザーボード :ASRock Z87 Extreme4
CPU :Core i7 4770K
メモリ :PC3-12800 4GBx2
ハードディスク:HGST HDS721010CLA332
電源 :750W 80PLUS
OS :Windows 8 Pro 64bit
ケース :バラック
ドライバ :331.82
・ベンチマーク
3DMark無料版 :Fire Strike
MHFベンチマーク「大討伐」(以下大討伐):1920x1080、フルスクリーン
PSO2体験版Ver2(以下PSO2 v2):簡易設定5、1920x1080、フルスクリーン
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編(以下新生FFXIV)
:最高品質、1920x1080、フルスクリーン
ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン ベンチマーク(以下DQX) Ver1.00
:最高品質、1920x1080、フルスクリーン
・消費電力(ワットチェッカーで計測)&温度
アイドル時 :OS起動後、5分ほど放置した状態の数値
負荷時 :3DMark「Fire Strike:COMBINED TEST」時の最大値
※COMBINED TESTのためCPU負荷も加わります。
・OCチェック
付属ソフトのThunderMasterでGPU&メモリクロックを変更し、新生FFXIVのスコアを計測
ベンチマークが完走しない場合は、GPUを25MHz、メモリは100MHz単位で調節し、
安定して完走する値を測定
※ThunderMasterの記事はこちら!
比較対象は、同じPalitからGTX780 Tiのリファレンス版です。
紹介当時のドライバは331.60でしたので、今回再計測しました。
また、3D性能グラフは、リファレンス時と同様に、
PSO2 v2有無の2バージョンを用意しました。
※リファレンス版の記事はこちら!
・3D性能
3DMark Fire Strike |
大討伐 | PSO2 v2 | 新生FFXIV | DQX | |
---|---|---|---|---|---|
GTX 780 Ti | 9641 | 26972 | 75183 | 15704 | 13698 |
GTX 780 Ti JS | 10266 | 28752 | 84987 | 16773 | 14432 |
GTX 780 Ti JS GPU:1050MHz |
17373 | ||||
GTX 780 Ti JS GPU:1050MHz Memory:7600MHz |
17684 |
・消費電力&温度
アイドル | 負荷 | |
---|---|---|
GTX 780 Ti | 61W・39℃ | 369W・81℃ |
GTX 780 Ti JS | 60W・34℃ | 393W・63℃ |
・3D性能グラフ(PSO2 v2有り)
・3D性能グラフ(PSO2 v2無し)
・消費電力グラフ
●期待通りの性能向上
冷却能力も優秀
結果はご覧の通りです。GTX 780 Ti JSは全項目でリファレンスを凌駕。
また、OC版だけに消費電力は増えていますが、
クーラーが大きいだけあり、温度も20℃近く下がりました。
OCはGPU:1050MHz、メモリ:7600MHz相当までアップできました。
※製品の設定を超えるOCは自己責任でお願いします。
なお、PSO2 v2を見ていると、ほぼ300〜400FPSで動作しているので、
ThunderMasterのFPS上限固定で60・120を試すと効果が出るのではと思い、
おまけでチェックしてみました。計測はシーン1の火山洞窟が終わるまでの最高値です。
※ThunderMasterの記事はこちら!
60FPS | 120FPS | 無制限 |
---|---|---|
258W | 305W | 357W |
消費電力が大幅に減っています。
しかも60・120時は、ザコとの戦闘からヴォル・ドラゴンにシーンが変わった直後の
2秒程度だけ電力が跳ね上がりこの数値になっているので、
それ以外のシーンはさらに20W以上減ります。
感想として、本製品はGTX 780 Tiから性能アップ、
温度はダウンという理想的な結果でした。
そして、負荷が高いゲームのために本製品を買いたいが、
他のゲームをプレイする時は消費電力がもったいないとお考えの方は、
ThunderMasterを活用すればその心配も無用です。
これからハイエンドビデオカードをお求めの方は、
ぜひ本製品を選んではいかがでしょうか。
■今回紹介した製品
Palit GeForce GTX 780 Ti JETSTREAM (NE5X78TH10FB-1100J)
販売ページはこちら!
一部店舗でも販売中!
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