「GeForce GTX750・GTX750 Ti」速報レビュー!

パッケージ GeForce GTX750・GTX750 Ti

メーカー名&URL
Palit:http://www.palit.biz/palit/index.php?lang=jp
Palit製GTX750シリーズの販売ページはこちら!
各店舗でも発売予定!


先日サブPCのパーツを新調し、OSもXPから7にしたのですが、
メーラーがOutlookExpressからWindows Live Mailに
変わっていたので戸惑った(酒)です。

今回は、本日2/18に登場した新ビデオカード
「GeForce GTX750・GTX750 Ti」を速報レビューします。

※2/19:最新ドライバ「334.89」インストール時の、
   GPU-Z・Nvidiaコントロールパネル画面を掲載





●新コア「GM107」を採用した
  最新ビデオカード
ここで紹介するGTX750・GTX750 Tiは、
新たなアーキテクチャである「Maxwell」対応のGPUコアを採用した
新ビデオカードです。
このMaxwellは、従来製品と比べワットパフォーマンスが
大幅に向上しているとの事で、コンパクトでも3Dゲームが遊べる
PCを作りたい人に注目されています。
Palit製のGTX750・GTX750 Tiを入手しましたので、
早速チェックしてみましょう。

GTX750・GTX750 Tiの基本スペックは以下の通りです。
Palit製品はオーバークロック(以下OC)されているので、
カッコ内の数値で表しています。

  CUDA数 TMU数 搭載メモリ
メモリバス
GPU
クロック
メモリクロック
メモリ帯域
TDP
GTX750 512 32 GDDR5 1GB
128bit
1020
(1085)MHz
5000(5100)MHz相当
80(81.6)GB/s
55W
GTX750 Ti 640 40 GDDR5 2GB
128bit
1020
(1085)MHz
5400(5500)MHz相当
86.4(88)GB/s
60W
GTX650 384 32 GDDR5 1GB
128bit
1058MHz 5000MHz相当
80GB/s
64W
GTX650 Ti 768 64 GDDR5 1GB
128bit
925MHz 5400MHz相当
86.4GB/s
110W
GTX650 Ti
Boost
768 64 GDDR5 2GB
192bit
980MHz 6008MHz相当
144.19GB/s
134W


GTX750Ti表示
なお、製品付属のドライバを使うと、GPU-Zや
NvidiaコントロールパネルのCudaコア(Shader)数などが多く表示されます。
メーカーに聞いたところ、近日登場予定の新ドライバで改善するとの事。
こちら確認でき次第追記します。

GTX750TI_最新ドライバ
2/19:最新ドライバ「334.89」で表示の改善を確認しました!

製品写真
製品写真です、上がGTX750 Tiで下がGTX750ですが、
外見は製品名の部分以外まったく同じです。
ブラケットを除くカード長は約144mm、クーラーを含めると約164mmです。

出力コネクタ
出力コネクタは、どちらも
D-Sub、DVI-D、MiniHDMIとなります。

補助電源
補助電源はパターンが見えますが、コネクタはありません。



では性能測定を開始します。
使用PCとチェック内容は以下の通りです。
比較対象は、同じくPalitのGTX650 Tiと、GTX650 Ti Boostを
用意しました(両製品共にOC版)。

・使用PC
 マザーボード :ASRock Z87 Extreme4
 CPU       :Core i7 4770K
 メモリ     :PC3-12800 4GBx2
 ハードディスク:HGST HDS721010CLA332
 電源      :750W 80PLUS
 OS       :Windows 7 Professional 64bit
 ドライバ    ;333.17(GTX650 Ti・GTX650 Ti Boostは333.21)

・ベンチマーク等
 3DMark無料版  :Fire Strike
 MHFベンチマーク「大討伐」(以下大討伐):1920x1080、フルスクリーン
 PSO2体験版Ver2(以下PSO2 v2):簡易設定5、1920x1080、フルスクリーン
 ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編(以下新生FFXIV)
            :最高品質、1920x1080、フルスクリーン
 ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン ベンチマーク(以下DQX) Ver1.00
            :最高品質、1920x1080、フルスクリーン
 バトルフィールド4(以下BF4):画質最高、1920x1080、フルスクリーン
            キャンペーンモード最初のシーンで、「セーフハウスに向かえ」が
            消えた瞬間から30秒間の平均フレームレートをFLAPSで測定


・消費電力(ワットチェッカーで計測)
 アイドル時    :OS起動後、5分ほど放置した状態の数値
 負荷時       :3DMark「Fire Strike:COMBINED TEST」時の最大値
  ※COMBINED TESTのためCPU負荷も加わります。


・3D性能
  3DMark
Fire Strike
大討伐 PSO2 v2 新生FFXIV DQX BF4
GTX750 OC 3624 8553 14868 6163 8741 31.300
GTX750 Ti OC 4095 9604 20052 6744 9280 35.333
GTX650 Ti OC 3042 7716 9313 5383 8739 25.800
GTX650 Ti
Boost OC
3957 10342 16260 7200 9935 35.933

・消費電力
  アイドル ビデオ負荷
GTX750 OC 56W 142W
GTX750 Ti OC 56W 151W
GTX650 Ti OC 57W 158W
GTX650 Ti
Boost OC
57W 201W


・3D性能グラフ(数値が小さいBF4を除く)
3D性能グラフ

・消費電力グラフ

消費電力グラフ




●驚異のワットパフォーマンス
  補助電源無しでは最強か
計測結果ですが、GTX750がGTX650 Tiより高性能でした。
そしてGTX750 TiはGTX650 Ti Boostに迫っており、
しかも3DMarkやDQXでは勝っている点に注目です。
そして消費電力に関しては、さすが補助電源無しだけあり、
GTX650 Ti BoostはもちろんGTX650 Tiより低消費電力となっています。

GTX750 Tiは絶対性能ではGTX650 Ti Boostに少し及ばないとはいえ、
消費電力は50Wも低く、ワットパフォーマンスでは圧勝です。
補助電源なしのビデオカードでは現在最強の製品と言えるでしょう。
省電力なゲームPCが欲しいという人にとって、
このPalit製GTX750・750Tiは最良の選択肢となるのではないでしょうか。



■今回紹介した製品
Palit GeForce GTX750・GTX750 Ti
Palit製品の販売ページはこちら!
各店舗でも発売予定!

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Posted by dospara_review at 23:00Comments(0)ビデオカード | 速報2014年02月18日
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