Palitの「GeForce GTX750 Ti StormX Dual」を検証

(NE5X75TT1341-1073F)
メーカー名&URL
Palit:http://www.palit.biz/palit/index.php?lang=jp
Palit製GTX750シリーズの販売ページはこちら!
各店舗でも販売中!
先週末に初めて内視鏡検査をして辛かった(酒)です。
皆さん健康にはくれぐれもご注意を。
今回は、先週金曜日に登場した
GeForce GTX 750 Ti StormX Dual(以下GTX750 Ti Dual)を
チェックします。
●GTX750 TiのGPU・メモリを
大幅にオーバークロック
このGTX750 Ti Dualは、GPUクロックを1202(定格1020)MHz、
メモリを6008(定格5400)MHz相当に大幅オーバークロック(以下OC)した
PalitのGTX750シリーズ上位モデルです。
速報レビュー時の計測では、
GTX750 TiはGTX650 Ti Boostに及びませんでしたが、
この大幅なOCにより、どうなるのか注目です。
※GTX750・GTX750 Tiの速報レビューはこちら!

GTX750 Ti Dualは、ファンがデュアルのため、
カードサイズはGTX750 Tiより大きくなります。
出力コネクタは両製品ともにD-Sub・DVI-D・MiniHDMIです。
もちろん補助電源コネクタはありません。
では性能測定を開始します。
使用PCとチェック内容は以下の通りです。
比較対象は、速報レビューよりGTX750 TiとGTX650 Ti Boostを
流用しました(両製品共にOC版)。
なお、大幅なOCによる発熱をデュアルファンがどの程度
抑えているのか気になったので、
GTX750 Tiと本製品は温度も計測しています。
・使用PC
マザーボード :ASRock Z87 Extreme4
CPU :Core i7 4770K
メモリ :PC3-12800 4GBx2
ハードディスク:HGST HDS721010CLA332
電源 :750W 80PLUS
OS :Windows 7 Professional 64bit
・ベンチマーク等
3DMark無料版 :Fire Strike
MHFベンチマーク「大討伐」(以下大討伐):1920x1080、フルスクリーン
PSO2体験版Ver2(以下PSO2 v2):簡易設定5、1920x1080、フルスクリーン
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編(以下新生FFXIV)
:最高品質、1920x1080、フルスクリーン
ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン ベンチマーク(以下DQX) Ver1.00
:最高品質、1920x1080、フルスクリーン
バトルフィールド4(以下BF4):画質最高、1920x1080、フルスクリーン
キャンペーンモード最初のシーンで、「セーフハウスに向かえ」が
消えた瞬間から30秒間の平均フレームレートをFLAPSで測定
・消費電力(ワットチェッカーで計測)
アイドル時 :OS起動後、5分ほど放置した状態の数値
負荷時 :3DMark「Fire Strike:COMBINED TEST」時の最大値
※COMBINED TESTのためCPU負荷も加わります。
・温度計測(GPU-Z 7.7で計測)
アイドル時 :OS起動後、5分ほど放置した状態の数値
負荷時 :Heaven Benchmark4.0を20分ほど放置した状態の最大値
・3D性能
3DMark Fire Strike |
大討伐 | PSO2 v2 | 新生FFXIV | DQX | BF4 | |
---|---|---|---|---|---|---|
GTX750 Ti Dual | 4421 | 10528 | 23567 | 7364 | 9849 | 41.300 |
GTX750 Ti OC | 4095 | 9604 | 20052 | 6744 | 9280 | 35.333 |
GTX650 Ti Boost OC |
3957 | 10342 | 16260 | 7200 | 9935 | 35.933 |
・消費電力
アイドル | 負荷 | |
---|---|---|
GTX750 Ti Dual | 57W | 158W |
GTX750 Ti OC | 56W | 151W |
GTX650 Ti Boost OC |
57W | 201W |
・温度
アイドル | 負荷 | |
---|---|---|
GTX750 Ti Dual | 28℃ | 63℃ |
GTX750 Ti OC | 29℃ | 66℃ |
・3D性能グラフ(数値が小さいBF4を除く)

・消費電力グラフ

●GTX650 Ti Boostを超える性能
消費電力、温度も良好
結果はご覧の通りです。
性能はDQX以外でGTX650 Ti Boostを超えました。大幅OCの面目躍如です。
懸念された消費電力も微増で済んでおり、
そして温度はGTX750 Ti OCより下がっているなど、
製品として非常にバランスの良い構成と言えるでしょう。
カードが大きくなったので小型ケースに搭載しにくいものの、
ワットパフォーマンスは極めて優秀です。
また、価格もGTX750 Ti OCとは1,000円差で収まっており、
コストパフォーマンスも上々でしょう。
これからミドルレンジのVGAを購入予定の方は、
サイズや予算、求める性能を吟味しつつ、
ぜひPalitのGTX750シリーズにご注目ください。
■今回紹介した製品
Palit GeForce GTX 750 Ti StormX Dual (NE5X75TT1341-1073F)
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この記事へのコメント
1. Posted by 池田 正信 2016年03月30日 20:10
過去、2回ほどPalitのビデオ・カードを買ったけれど、その2回とも、中に付いていたマニュアルと、ユーティリティデスクの画面や内容が全く違い、メニュー画面の表示もおかしくて、CDからのドライバーのインストールができなかった。
なので、Windowsがネットから、自動検索してインストールする羽目になった。
なので、今後は、購入するかはわからない…
なので、Windowsがネットから、自動検索してインストールする羽目になった。
なので、今後は、購入するかはわからない…
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