GeForce GT740速報レビュー!
GeForce GT740
メーカー名&URL
Palit:http://www.palit.biz/palit/index.php?lang=jp
PalitのGT740販売ページはこちら!
各店舗でも販売中!
最近気温が上がったため、ついに扇風機を設置した(酒)です。
エアコンは梅雨明けまで控えたいところですが、
無理に耐えて体調を崩さない様にしたいと思います、皆さんもご注意ください。
今回は、先ほど新登場した新ビデオカードの、
「GeForce GT740」を速報レビューします。
メーカー名&URL
Palit:http://www.palit.biz/palit/index.php?lang=jp
PalitのGT740販売ページはこちら!
各店舗でも販売中!
最近気温が上がったため、ついに扇風機を設置した(酒)です。
エアコンは梅雨明けまで控えたいところですが、
無理に耐えて体調を崩さない様にしたいと思います、皆さんもご注意ください。
今回は、先ほど新登場した新ビデオカードの、
「GeForce GT740」を速報レビューします。
●GK107コアを搭載したGT640の後継モデル
メモリはDDR3・GDDR5の2種類
このGT740は、GT640の後継となるエントリー向けのビデオカードで、
1万円前後で購入可能な補助電源不要のモデルです。
製品にはビデオメモリがDDR3とGDDR5の2バージョンがあり、
基本的にGDDR5版の方が高性能となります。
今回Palitの2バージョンを入手しましたので、
両者の違いと前モデルであるGT640との差をチェックしてみましょう。
※DDR3版の販売ページはこちら!
GDDR5版の販売ページはこちら!
基本スペックは以下の通りです。
CUDA数 | TMU・ROP数 | 搭載メモリ メモリバス |
GPU クロック |
メモリクロック メモリ帯域 |
TDP | |
---|---|---|---|---|---|---|
GT740 DDR3 GK107 |
384 | 32・16 | DDR3 128bit |
993MHz | 1782MHz相当 28.51GB/s |
60W |
GT740 GDDR5 GK107 |
384 | 32・16 | GDDR5 128bit |
993MHz | 5000MHz相当 80.0GB/s |
63.5W |
旧GT640 GK107 |
384 | 32・16 | DDR3 128bit |
900MHz | 1800MHz相当 28.8GB/s |
65W |
新GT640 GK208 |
384 | 32・8 | GDDR5 64bit |
1046MHz | 5000MHz相当 40.0GB/s |
49W |
ここで気になるのが、GT740のコアがGK107という点でしょうか。
GT640のコアは、昨年7月にGK107からGK208に変わっているのに、
それよりも新しい製品のGT740がなぜGK107なのでしょう。
実はスペック表記が間違いで、実際にはGK208ではないのか、
と思いPalitに聞いたところ、
GK208は「GT640内での後継」としてメモリバスやPCI-Eレーンを半減した
コアのため、GT740はGK107で間違いないとの事です。
※GK208コア搭載のGT640・GT630記事はこちら!
なお、GDDR5版のスペックは、GPUクロックが低いGTX650という印象です。
(GTX650のGPUクロックは1058MHz)
製品写真はこちら。上がDDR3版、下がGDDR5版です。
DDR3版はヒートシンクの影響でGDDR5版より少し長いものの、
厚さ1スロットのため小型ケースに搭載しやすそうです。
(カードの長さ:DDR3版168mm、GDDR5版154mm)
ただし、カードはLowProfile形状ですが、ブラケットは付属しません。
ディスプレイ出力は、D-Sub・DVI-D・HDMIです。
GDDR5版のHDMI端子はMiniとなります。
では計測を開始します。
使用PCとチェック内容は以下の通りです。
GT640は以前の記事から流用しています。
電源はGT640の時と同じ物を用意しましたが、CPUとマザーボードが異なるので、
以前の数値は参考値として見て下さい。
特に消費電力は、GT740環境の方が高クロックCPU&大型マザーボードのため、
VGA以外の部分が確実に増えている事をご承知ください。
・使用PC
マザーボード :ASRock Z97 Extreme6
CPU :Core i7 4790
メモリ :PC3-12800 4GBx2
電源 :900W 80PLUS SILVER
OS :Windows 8.1 Pro 64bit
・3Dベンチマーク
3DMark無料版 :Fire Strike
MHFベンチマーク「大討伐」(以下大討伐):1280x720、ウインドウ
PSO2体験版Ver2(以下PSO2 v2):簡易設定5、1920x1080、フルスクリーン、簡易設定5、1280x720、ウインドウ
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編(以下新生FFXIV)
:最高品質、1920x1080、フルスクリーン・最高品質、1280x720、ウインドウ
ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン ベンチマーク(以下DQX) Ver1.00
最高品質、1920x1080、フルスクリーン
・消費電力(ワットチェッカーで計測)
アイドル時 :OS起動後、5分ほど放置した状態の数値
負荷時 :大討伐を実行し、一周終わるまでの最高値
最大負荷 :大討伐+CPU負荷ツール「Prime95」を同時に実行し、一周終わるまでの最高値
・3D性能(左:低負荷、右:高負荷)
3DMark Fire Strike |
PSO2 v2 | 大討伐 | 新生FFXIV | DQX | |
---|---|---|---|---|---|
GT740 DDR3 | 1563 | 4945・2447 | 6349 | 4414・2482 | 5006 |
GT740 GDDR5 | 1990 | 7801・3973 | 8934 | 6260・3536 | 6000 |
参考:旧GT640 | 1379 | 4123(低負荷) | 5792 | 3398(低負荷) | − |
参考:新GT640 | 1640 | 6312(低負荷) | 7132 | 4204(低負荷) | − |
・消費電力
アイドル | ビデオ負荷 | 最大負荷 | |
---|---|---|---|
GT740 DDR3 | 56W | 101W | 183W |
GT740 GDDR5 | 56W | 114W | 188W |
参考:旧GT640 | 57W | 94W | 176W |
参考:新GT640 | 54W | 92W | 172W |
・3D性能グラフ
(高負荷と低負荷を計測しているソフトは、GT640との比較のため低負荷を使用)
・消費電力グラフ
●GT640から順当に性能アップ
消費電力は同等〜微増
結果はご覧の通りです。簡単にまとめると、
・DDR3版は、GK107コア搭載の旧GT640より10%以上高性能
消費電力は同等
・GDDR5版は、GK208コア搭載の新GT640より20%以上高性能
消費電力は微増
というところでしょうか。
DDR3版は旧GT640の高クロック版ですので、スコアは想定通りでした。
消費電力がほぼ同等に収まっているのが好印象です。
GDDR5版は、新GT640よりコアが古くGPUクロックも下がっていますが、
メモリ帯域が圧倒的に広いため、スコアは勝りました。
感想として、このGT740は派手な製品ではありませんが、
エントリー向けの製品としては順当な性能アップではないでしょうか。
軽いネットワークRPGをプレイしたいが、CPU内蔵ビデオ機能では物足りない、
といった方にお勧めです。
なお、同じGT740でもDDR3版とGDDR5版では性能と価格に差があり、
そして形状も異なります。
ケースのサイズや予算、そして目的に合う製品をお選びください。
■今回紹介した製品
Palit GeForce GT740
PalitのGT740販売ページはこちら!
各店舗でも販売中!
その他記事一覧は こちら
この記事にコメントする