AMDの「Configurable TDP」機能を試す

APU写真 AMD A10-7800・A8-7600・A6-7400K

メーカー名&URL
AMD:http://www.amd.com/jp/Pages/AMDHomePage.aspx

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最近暑い日が続くため、
休日は家からほとんど出ずにネットワークゲーム三昧の(酒)です。
今回は、APUのTDPを引き下げて消費電力を低減可能な機能
「Configurable TDP」をチェックします。





●APUのTDPを引き下げる
  「ConfigurableTDP」を検証
今回チェックする「ConfigurableTDP(以下cTDP)」とは、
APUの動作クロックや電圧をUEFIで制御して、
定格より低いクロックで動作させる機能です。
定格より低いという事は消費電力や発熱を抑える事ができるため、
特に暑い夏に最適の機能と言えるでしょう。
動作倍率や電圧を下げる事は手動でも行えますが、
数値が合わない場合、動作が不安定になる可能性があります。
cTDPを使えば、安全確実という点もポイントです。

なお、cTDPそのものはA10-7850Kの頃からあった機能ですが、
チェック用に使用しているASRockのA88Xマザーボードが
A10-7800・A8-7600・A6-7400Kの速報レビュー時に
非対応だったため紹介できませんでした。
ですが、先日ついに対応したので、早速チェックを行います。

今回はcTDPのみを見ますので、
基本スペックなどは速報レビューをご覧ください。
 ※A10-7800のレビューはこちら!
   A8-7600・A6-7400Kの速報レビューはこちら!


cTDP_01 cTDP_02
ASRockマザーボードの場合、
cTDPは「Target TDP」という項目で変更します。
写真のマザーボードはFM2A88X Extreme4+、UEFIバージョンはP2.30です。

非対応UEFI
UEFIが非対応バージョン(P2.10)の場合、
「Target TDP」は出現しませんので、更新が必要です。
 ※手動での更新はメーカー保証外となりますのでご注意ください。


では性能測定を開始します。
使用PCとチェック内容は以下の通りです。
95W・65Wのスコアは、使用PCが同じ速報時の記事から流用します。
・使用PC
 マザーボード:ASRosk FM2A88X Extreme4+(UEFI:P2.30)
 Memory:PC3-12800 4GBx2 CL9-9-9
 ハードディスク:HGST HDS721010CLA332
 電源:900W 80PLUS Silver
 OS:Windows 8.1 Pro Update 64bit

・ベンチマーク
 3DMark無料版   :Sky drive・Fire Strike
 MHFベンチマーク「大討伐」(以下大討伐):解像度デフォルト(1280x720)
 PSO2体験版Ver2(以下PSO2 v2):デフォルト(簡易設定3、1280x720、ウインドウ) 
 ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編(以下新生FFXIV)
             高負荷:最高品質、1920x1080、フルスクリーン
             低負荷:標準品質デスクトップ、1280x720、ウインドウ

・消費電力(ワットチェッカーで計測)
 アイドル時:OS起動後、3分ほど放置した状態
 負荷時  :PSO2 v2とCPU負荷ツール「Prime95」を実行しての最大値

・3D性能(赤色の項目が今回の計測分)
  3DMark
Sky Driv
Fire Strike
PSO2 v2 大討伐 新生FFXIV
低負荷・高負荷
A10-7850K 95W 5268・1347 4959 4467 5816・1639
A10-7850K 65W 5002・1304 4780 4354 5776・1617
A10-7850K 45W 4569・1210 4505 4131 5578・1538
A10-7800 65W 5231・1341 4790 4467 5814・1627
A10-7800 45W 4376・1179 3775 3460 5421・1345
A8-7600 65W 4585・1206 4657 4284 5582・1571
A8-7600 45W 4212・1152 4236 3936 5470・1480
A6-7400K 65W 3363・927 3541 3257 4817・1345
A6-7400K 45W 3253・909 3526 3209 4669・1328
A10-6700T 2881・773 3197 4175 4972・1364

・消費電力(青色の項目が今回の計測分)
  アイドル 負荷
A10-7850 95W 49W 152W
A10-7850 65W 47W 121W
A10-7850 45W 47W 97W
A10-7800 65W 48W 118W
A10-7800 45W 47W 99W
A8-7600 65W 47W 108W
A8-7600 45W 47W 101W
A6-7400K 65W 44W 94W
A6-7400K 45W 43W 91W
A10-6700T 44W 92W


・3D性能グラフ
3D性能グラフ

・消費電力グラフ

消費電力グラフ




●cTDPで消費電力減を確認
  45W時はA8-7600が優秀
結果はご覧の通り、TDPに応じてスコアと消費電力が変動しました。
スコアに関しては、65W時はA10-7800、
45W時はA10-7850KとA8-7600が良好ですが、
コストパフォーマンスを考えると、A8-7600でしょうか。
A10-7800:45Wのスコアの低下が激しい原因は不明ですが、
UEFIのチューニング不足が考えられます。

消費電力は、cTDP使用前の時点で控えめなA8-7600・A6-7400Kは
45Wにした際の低下が少ないものの、それでも確実に減っています。
なお、消費電力だけを見るならA6-7400Kが最もエコですが、
CPUが2コアでシェーダー数も少ないため、スコアも低くなりますのでご注意ください。

感想として、cTDPは性能が多少下がりますが、消費電力が減るのは魅力です。
APUの特徴である3D性能は維持しているので、
ブラウザゲームや軽いネットワークRPGはそのままプレイできるでしょう。
ゲームもできるエコなPCを作りたい方は、
このcTDP対応APUとマザーボードにご注目下さい。



■今回紹介した製品
AMD Aシリーズ
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Posted by dospara_review at 11:00Comments(1)TrackBack(0)CPU | マザーボード2014年08月22日
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この記事へのコメント
1. Posted by てすく   2014年08月31日 14:38
表記がおかしいという面で文章的に気になりましたのでコメントさせて頂きます。

このシステム(ConfigurableTDP)は消費電力を目標の65W、45Wへ引き下げるものだったと思います。

まず、7800のスコア低下が激しいとなっていますが、消費電力面で19W(約20Wで表記通り)分減っています。
なのでこれは正しいのではないか?と考えられます。

対して7600の消費電力は7Wしか減っていませんので、45Wという表記そのものがおかしい(こちらの方がUEFIのチューニング不足)のではないでしょうか?
※同様の7400kも20W低減しなければ45Wという表記そのものがおかしいと思います。

表記上45Wにすれば標準より20W減る計算ですが、7600は5〜10W分程度、7400Kについては、3〜5W程度しか効果がないという事になります。
以前の7850Kや7800が正常に表記分づつ減っている事からしても、チューニング不足は新しいCPUなのでは・・・?
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