XFXのRADEON R9 285速報!

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最近新パーツが多数登場しているため、嬉しい日々を過ごしている(酒)です。
今回はRADEONの新製品である「R9 285」をチェック見てみます。
●新コア「Tonga」を採用した
RADEON期待の新製品
このR9 285は、新GPUコアである「Tonga」を採用した
RADEON R9 280シリーズの最新カードです。
従来のR9 280シリーズは、HD7950・7970の高クロック版といえる製品でしたが、
新コアとなった事で、TrueAudioへの対応やCrossfire時にブリッジケーブルが不要、
といった新機能が取り入れられています。
また、動画編集機能のUVDも進化しており、これまでKaveri世代のAPUにしか無かった
4K解像度のデコードにも対応しました。
今回はXFXの定格&OC製品を入手しましたので、
性能と消費電力をチェックしてみましょう。

製品写真はご覧の通りです(写真下)。全長は22cmしかなく、
上のXFXのR9 280X OCと比べて非常にコンパクトになりました。
なお、定格版とOC版の形状は同じです。

出力コネクタはDVIx2、HDMI、DisplayPortとなります。
赤いDVIはDVI-Dです。

補助電源は6ピンx2となりました。
コネクタは奥向きのため、ケースのサイズにご注意ください。
スペックは以下の通りです。
なお、R9 280Xと285のカッコ内スペックは、
今回用意したOC版の数値です。メモリバスが
256bitになった影響で帯域が大幅に減っているため、
見た目のスペックはR9 280より大分低く見えます。
この辺りを新コアがどうカバーするのかに注目です。
シェーダ数 | TMU ROP数 |
搭載メモリ メモリバス |
GPU 最大クロック |
メモリクロック メモリ帯域 |
TDP or 公証消費電力 |
|
---|---|---|---|---|---|---|
R9 285 | 1792 | 112 32 |
GDDR5 2GB 256bit |
918(975) MHz |
5500(5800) MHz相当 176GB/s |
190W |
R9 280 | 1792 | 112 32 |
GDDR5 3GB 384bit |
933MHz | 5000 MHz相当 240GB/s |
250W |
R9 280X | 2048 | 128 32 |
GDDR5 3GB 384bit |
1000(1080) MHz |
6000(6200) MHz相当 288(297.6) GB/s |
250W |
それでは計測を開始します。
使用PCとチェック内容は以下の通りです。
・使用PC
マザーボード :ASRock Z97 Extreme4
CPU :Core i7 4790
メモリ :PC3-12800 4GBx2
電源 :be quiet! DARK POWER PRO10 750W(80PLUS GOLD)
OS :Windows 8.1 Pro 64bit
・3Dベンチマーク
3DMark無料版 :Fire Strike
MHFベンチマーク「大討伐」(以下大討伐):1920x1080、フルスクリーン
PSO2体験版Ver2(以下PSO2 v2):簡易設定5、1920x1080、フルスクリーン
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編(以下新生FFXIV)
:最高品質、1920x1080、フルスクリーン
ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン ベンチマーク(以下DQX) Ver1.00
最高品質、1980x1080、フルスクリーン
・消費電力(ワットチェッカーで計測)
アイドル時 :OS起動後、5分ほど放置した状態の数値
負荷時 :全ベンチマーク中の最高値
比較対象はR9 280X OCと、GeForce GTX760の定格&OCです。
GTX760のスペックは以下の通りとなります。
定格版:GPU980MHz、メモリ6008MHz相当
OC版 :GPU1072MHz、メモリ6200MHz相当
・3D性能
3DMark Fire Strike |
PSO2 v2 | 大討伐 | 新生FFXIV | DQX | |
---|---|---|---|---|---|
R9 285 定格 | 6897 | 27498 | 15047 | 10343 | 14869 |
R9 285 OC | 7256 | 30368 | 15873 | 10898 | 14998 |
R9 280X OC | 7811 | 41205 | 20860 | 12188 | 15057 |
GTX760 定格 | 5702 | 28668 | 14781 | 9685 | 11578 |
GTX760 OC | 6055 | 32289 | 15813 | 10448 | 11989 |
・消費電力
アイドル | 負荷 | |
---|---|---|
R9 285 定格 | 41W | 220W |
R9 285 OC | 41W | 244W |
R9 280X OC | 44W | 323W |
GTX760 定格 | 43W | 227W |
GTX760 OC | 46W | 241W |
・3D性能グラフ

・消費電力グラフ

●GTX760に勝るワットパフォーマンス
R9 280Xからの低消費電力化に注目
結果はご覧の通りです。
R9 280X OCと比べ、R9 285のOC版は3D性能が9割前後、消費電力は80W減でした。
そして定格版は少し性能が下がりますが、消費電力は100W以上ダウンしています。
絶対性能は280Xに少し及ばないものの、
ワットパフォーマンスに関しては言うまでもありません。
新コアの性能は予想以上に良いのではないでしょうか。
※MHFやPSOの差が大きいのはビデオメモリ帯域の影響です。
そしてライバルであるGTX760との比較ですが、
OC版同士だとベンチマークは4勝1敗で勝利、
消費電力は3W大きいですが、ほぼ互角かと思います。
定格版同士でもベンチマークはやはり4勝1敗ですが、
消費電力は逆転してR9 285の方が低くなっています。
これは個体差なのか、R9 285のOCは760のOCより
消費電力が上がりやすいのか、詳細は不明です。
ですが両製品の消費電力は近いとみて良さそうです。
感想として、このR9 285は性能がGTX760より上で消費電力は同等以下、
というなかなかの製品となりました。
OC版の消費電力がクロック幅に対して上がり気味と言えますが、
それでもGTX760のOC板とほぼ同じです。
R9 280Xから見ると、カード長と消費電力がとても小さくなり、
小型のケースに入れやすいのも利点でしょう。
これから6ピンx2クラスのビデオカードをを購入予定の人にとって、
このR9 285は魅力ある製品となりそうです。
■今回紹介した製品
XFX R9 285
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この記事へのコメント
1. Posted by 0258 2014年09月06日 11:31
ページの一番上の画像が RADEON R9 295x2 になってますよ
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