GeForce GTX980/GTX970速報レビュー!
GeForce GTX980/GTX970
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パーツ館など大型店舗でも販売開始!
本日9/19の16:01に、NVIDIAの最新ビデオカード
「GeForce GTX980/GTX970」が登場しました。
早速ですが両製品を速報レビューします。
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本日9/19の16:01に、NVIDIAの最新ビデオカード
「GeForce GTX980/GTX970」が登場しました。
早速ですが両製品を速報レビューします。
●第二世代Maxwellコアを採用した
ハイエンドVGAが登場
このGTX980/GTX970は、GTX780シリーズの後継となるハイエンドVGAです。
GPUコアに、Maxwellの第二世代である「GM204」を搭載しています。
Maxwellと言えば、「GTX750/GTX750 Ti」で採用され、
従来のKepler製品を圧倒するワットパフォーマンスを発揮した事で知られています。
それだけに、このGTX980/GTX970のワットパフォーマンスにも期待がかかります。
※GTX750/GTX750 Ti速報レビューはこちら!
基本スペックは以下の通りです。
今回は直前世代のGTX700シリーズだけでなく、
GTX680/GTX580も用意しました。
その他製品の概要や特徴はメーカーページをご覧ください。
なお、カッコ内の数値は今回用意したOC製品のスペックです。
※NVIDIAの製品ページはこちら!
VGA名 GPUコア名 |
シェーダ数 | TMU・ ROP数 |
搭載メモリ メモリバス |
GPU クロック |
メモリクロック メモリ帯域 |
TDP |
---|---|---|---|---|---|---|
GTX980 GM204 |
2048 | 128・ 64 |
GDDR5 4GB 256bit |
1127 MHz |
7000MHz相当 224GB/s |
165W |
GTX970 GM204 |
1664 | 104・ 56 |
GDDR5 4GB 256bit |
1050 (1177) MHz |
7000(7010) MHz相当 224(224.4)GB/s |
145W |
GTX780 Ti GK110 |
2880 | 240・ 48 |
GDDR5 3GB 384bit |
875 (980) MHz |
7000MHz相当 336GB/s |
250W |
GTX780 GK110 |
2304 | 192・ 48 |
GDDR5 3GB 384bit |
863 (980) MHz |
6008(6200) MHz相当 288.4(297.6)GB/s |
250W |
GTX770 GK104 |
1536 | 128・ 32 |
GDDR5 2or4GB 256bit |
1046 MHz |
7010MHz相当 224.32GB/s |
230W |
GTX680 GK104 |
1536 | 128・ 32 |
GDDR5 3GB 256bit |
1006 MHz |
6008MHz相当 192.2GB/s |
195W |
GTX580 GF110 |
512 | 64・ 48 |
GDDR5 1.5GB 384bit |
772 MHz |
4008MHz相当 192.38GB/s |
244W |
下方修正がありましたため修正いたしました。
スペックを見ると、コア数やTMU数、
そしてメモリ帯域がGTX780/780 Tiより少ないため、
「性能下がってる?」と思う人もいるかもしれません。
ですが、今回はGPUコアが根本的に変わっていますので、
この数値だけで判断は無意味です。
これは実際のベンチマークで実証していきます。
なお、TDPに関してはさすがMaxwellコア、というところでしょうか。
用意したGTX980はPalitのリファレンス製品(上)、
GTX970はGYGABYTEのOC製品
「GV-N970G1 GAMING-4GD」です。
GIGABYTE製品はクーラーが大きいですが、その分動作音は非常に静かでした。
バラック状態でも接近しないと音が聞こえないくらいです。
2製品の出力コネクタです。
補助電源コネクタです。本来は両VGA共に6ピンx2なのですが、
GIGABYTE製品は6+8ピンでした。
こちらはOC製品のため、「念のため」8ピンとなっている模様です。
それでは計測を開始しましょう。
使用PCとチェック内容は以下の通りです。
・使用PC
マザーボード :ASRock Z97 Extreme4
CPU :Core i7 4790
メモリ :PC3-12800 4GBx2
電源 :be quiet! DARK POWER PRO10 750W(80PLUS GOLD)
OS :Windows 8.1 Pro 64bit
ドライバ :344.07(GTX900シリーズ)、340.52(その他)
・3Dベンチマーク
3DMark無料版 :Fire Strike
MHFベンチマーク「大討伐」(以下大討伐):1920x1080、フルスクリーン
PSO2体験版Ver2(以下PSO2 v2):簡易設定5、1920x1080、フルスクリーン
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編(以下新生FFXIV)
:最高品質、1920x1080、フルスクリーン
ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン ベンチマーク(以下DQX) Ver1.00
最高品質、1980x1080、フルスクリーン
・消費電力(ワットチェッカーで計測)
アイドル時 :OS起動後、5分ほど放置した状態の数値
負荷時 :全ベンチマーク中の最高値
比較対象は先のスペック表に乗せた各製品です。
GTX970/GTX780/GTX780 TiはOC製品のため、
そのOC状態とThunderMasterで定格化した状態をそれぞれ計測しました。
ただし、GTX780 SuperJetStreamは875MHzまでしか
クロックダウンできなかったので、
定格の863MHzより少し高い結果になる事をご了承ください。
なお、PSO2のスコアが高く、グラフを一緒にすると
他ベンチマークの差が見えにくくなるため、別表記となります。
・3D性能
3DMark Fire Strike |
PSO2 v2 | 大討伐 | 新生FFXIV | DQX | |
---|---|---|---|---|---|
GTX980 | 11041 | 98882 | 28244 | 16467 | 14547 |
GTX970 OC | 9950 | 85338 | 23987 | 14943 | 14372 |
GTX970定格化 | 9388 | 81813 | 23967 | 14461 | 14134 |
GTX780 Ti OC | 10250 | 77390 | 28553 | 15892 | 13065 |
GTX780 Ti定格化 | 9777 | 74147 | 26853 | 15409 | 10738 |
GTX780 OC | 9377 | 65910 | 24208 | 14841 | 14215 |
GTX780 875MHz | 8598 | 56349 | 22172 | 13702 | 9820 |
GTX770 | 7033 | 45219 | 19210 | 12100 | 12661 |
GTX680 | 6534 | 38906 | 17407 | 11106 | 12481 |
GTX580 | 4457 | 32329 | 13546 | 9483 | 10896 |
・消費電力
アイドル | 負荷 | |
---|---|---|
GTX980 | 44W | 280W |
GTX970 OC | 48W | 270W |
GTX970 定格化 | 48W | 260W |
GTX780 Ti OC | 45W | 369W |
GTX780 Ti 定格化 | 45W | 364W |
GTX780OC | 43W | 322W |
GTX780 875MHz | 44W | 312W |
GTX770 | 42W | 292W |
GTX680 | 48W | 255W |
GTX580 | 65W | 329W |
・3D性能グラフ(PSO2 v2以外)
・PSO2 v2グラフ
・消費電力グラフ
●GTX780/780 Tiから消費電力大幅減
驚異的なワットパフォーマンスを発揮
結果はご覧の通りです。
GTX970の定格化では、GTX780のOC版と互角、
当然ですがGTX780の875MHz版には勝利です。
GTX970のOC版は、GTX780 Tiの定格化といい勝負でしょう。
そしてGTX980は、GTX780 TiのOC版に圧勝です。
大討伐のみ及びませんでしたが、ドライバのチューニング不足か
ベンチマークが古く低負荷のため、スコアの頭打ちが原因かと思われます。
なお、GTX680/580とは大差がついており、
もはや比較対象とは言い難い状態です。
消費電力の低減にも注目です。
GTX980はGTX780Ti OCから約90W、定格化からも約80W減りました。
GTX970はさらに10〜20W低くなっています。
Maxwellコアのワットパフォーマンスは
先述の様にGTX750/GTX750 Tiで実証されていたとはいえ、
前世代製品をここまで引き離したのは予想以上ではないでしょうか。
このGTX980/970は現在最強のワットパフォーマンスを備える
ハイエンドVGAとなりました。これからハイエンドVGAを購入予定の方に
最適の製品と言えるでしょう。特にGTX680以前の製品を使っている場合、
劇的な効果がありますので、ぜひご注目下さい。
なお、本日発売の製品は付属ドライバが完全版ではありません。
パッケージに注意書きが入っている製品の場合、
その方法に従って最新ドライバをインストールしてください。
Palit製品の場合、ドライバCDからはGeForce Experienceのみインストールでき、
そのツールを使い最新ドライバをダウンロードするという流れとなります。
※発売時の最新ドライババージョンは344.11です。
9/24追記:344.11はZ97/H97マザーボードにメモリを8GBx4枚を搭載していると、
エラーが発生する事がある模様です。その場合、344.16に更新して下さい。
■今回紹介した製品
GeForce GTX980/GTX970
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