PalitのGTX980Ti Super JetStreamを徹底検証

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先日登場したGeForce GTX980Tiが、
約10万円という価格にもかかわらず人気です。
そんな中、Palitより待望のオーバークロック(以下OC)版が
登場しましたので、早速チェックします。
■GTX980 TiのGPUを大幅オーバークロック
静音性に優れるクーラーも搭載
今回紹介する「GTX980Ti Super JetStream(以下980Ti SJS)」は、
GTX980TiのGPUクロックを1000MHzから1152MHzにOCした製品です。
GTX980 SJSの様にビデオメモリはOCされていませんが、
GPUクロックの上げ幅が大きくなっています(GTX980 SJSは76MHzアップ)。
※GTX980 SJSの記事はこちら!
また、他のJetStreamシリーズ同様に、
GPUコアが低温時にはファンが回転しない「0-dB TECH」対応クーラーを搭載し、
アイドル時や3D負荷がかからない時の動作音を抑えているのも特徴です。
基本スペックは、GTX980Tiのリファレンス記事やNVIDIAページをご覧ください。
※リファレンス版GTX 980Tiの記事はこちら!
※NVIDIAの製品ページはこちら!



製品写真はこちらです。厚さは他のJSやSJS同様に、
2.5スロットありますのでご注意ください。
映像出力はDVI-I・HDMI・DisplayPort x3、
補助電源は6+8ピンです。
では計測を開始します。
比較対象はGTX980Ti・TITAN Xのリファレンス版です。
計測PCが同じため、GTX980Tiは以前の記事より流用ですが、
TITAN Xは登場時に紹介できなかったため、今回が初計測となります。
使用PCの主なスペックと検証内容は以下の通りです。
・使用PC
マザーボード :ASRock Z97 Extreme4
CPU :Core i7 4790K
メモリ :PC3-17000 4GBx2
電源 :XFX XTR P1-650B-BEFX(80PLUS GOLD)
OS :Windows 8.1 64bit
・3Dベンチマーク
3DMark無料版 :Fire Strike
MHFベンチマーク「大討伐」(以下大討伐):1920x1080、フルスクリーン
PSO2体験版Ver2(以下PSO2 v2):簡易設定5、1920x1080、フルスクリーン
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編(以下新生FFXIV)
:最高品質、1920x1080、フルスクリーン
ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク(以下新生FFXIV蒼天)
:DirectX 11、最高品質、1920x1080、フルスクリーン
ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン ベンチマーク(以下DQX) Ver1.10
最高品質、1980x1080、フルスクリーン
・消費電力(ワットチェッカーで計測)
アイドル時 :OS起動後、5分ほど放置した状態の数値
FF負荷時 :新生FFXIV中の最高値
・3D性能
3DMark Fire Strike |
PSO2 v2 | 大討伐 | 新生FFXIV | 新生FFXIV 蒼天 |
DQX | |
---|---|---|---|---|---|---|
TITAN X | 14562 | 111856 | 37268 | 19949 | 16763 | 20171 |
GTX980Ti SJS | 15093 | 126106 | 39998 | 20400 | 16596 | 20417 |
GTX980Ti | 13939 | 124094 | 35613 | 19613 | 16030 | 20549 |
・消費電力
アイドル | FF負荷 | |
---|---|---|
TITAN X | 47W | 356W |
GTX980Ti SJS | 47W | 357W |
GTX980Ti | 46W | 348W |
■TITAN Xに勝る3D性能を発揮
高解像度でのゲームに最適
結果はご覧の通りです。GPUコアクロックを15%引き上げた効果は大きく、
あのTITAN Xを相手に、6種類のベンチマークで5勝1敗となりました。
唯一負けた蒼天もスコア全体の1%強の差ですので、ほぼ互角という印象です。
OC版のため、消費電力はリファレンスと比べて少し上りましたが、
TITAN Xとほぼ同じで収まっています。
結果として、本製品はTITAN Xに勝る性能とワットパフォーマンスを備えており、
フルHDを超える高解像度でのゲームプレイにも十分耐えうる製品となっています。
マルチモニタや4K環境を前提にVGAをお探しの方は、
ぜひこのGTX980Ti SJSを候補にしてはいかがでしょうか。
■今回紹介した製品
Palit GeForce GTX980Ti SJS
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