ADATAのゲーミングSSDとメモリを検証

パッケージ ADATA SX930・XPG Z1 DDR4

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最近、深夜は普通の室温のため、油断して毛布を深く掛けずに寝ると、
朝5時ごろに寒くて起きてしまう事がある(酒)です。
今回はADATAのゲーミング用SSDとメモリをチェックします。







■高速と耐久性を両立
  保証期間も長いSX930

ここで紹介するSX930は、ADATAがゲーミング向けをうたうSSDで、
コントローラーは、JMicronの「JMF-670H」を搭載しています。
同社製コントローラーは低価格SSDのSP600で使われているため
エントリー向けというイメージがありますが、
型番が新しい事から、新型の上位コントローラーと思われます。
ですので、ここで実際に速度をチェックしてみましょう。

SX930
付属品はこちらです。厚さを9.5mmにするスペーサーや、
3.5インチベイ取付け用のマウンタがあります。


ではチェックを開始しましょう。使用PCは以下の通りです。
比較対象は、一つ下のモデルであるSX900と、先日新登場したSP550を
紹介記事から参考として流用します。

・使用PC
 マザーボード :ASRock Z170 Extreme6
 CPU       :Core i7 6700K
 メモリ     :PC4-17000 4GBx2
 VGA      :Palit GeForce GTX970
 OS       :Windows 10 Home 64bit

・チェック内容
 CrystalDiskMark 3.0.3(SX900は3.0.2)
 ATTO Benchmark 2.47
 同一ディスク内データコピー
  ※ファイル数2,399、容量10.6GB

SX930_240GB_ATTO SX930_240GB_CDM ・SX930 240GB

SX930_480GB_ATTO SX930_480GB_CDM ・SX930 480GB

SP550_240GB_ATTO SP550_240GB_CDM ・参考:SP550 240GB

・参考:SX900 128GB(SandForceのため0Fillも計測)
SX900_128GB_ATTO SX900_128GB_CDM01 SX900_128GB_CDM02

  コピー時間
SX930 240GB 1分19秒346
SX930 480GB 1分28秒829
参考:SP550 240GB 2分11秒32
参考:SX900 128GB 1分34秒

比較対象と比べてCrystalDiskMarkとATTO Benchmarkはさほど差が無く、
コピーで有利という結果でした。
とはいえ、SATA3.0製品の速度はすでに頭打ちですので、
ここで差が出ないのは仕方ありません。
実際のコピー時間は勝利しているので、上位製品の面目躍如というところでしょう。
数値的に数多いSATA3.0の中でトップクラスという訳ではありませんが、
「普通に速い」製品と言えそうです。
さらに、高い信頼性をうたう数々の機能を備え、
簡単にSSDの状態をチェック可能なツールも利用できる点もポイントです。
かつ5年の長期保証が付いている事を考えると、
大事なゲーム等のデータを安心して扱える製品ではないでしょうか。






■一部ゲームや長時間のエンコードで
  威力を発揮する高速メモリも発売予定

次に、近日登場予定のゲーミング向けメモリ「XPG Z1 DDR4」をチェックします。
高速メモリでオンボードグラフィックの性能が上がる事は
i7 6700K/6600Kの記事で実証済みですが、
今回はゲーミングという事で、VGA搭載時にどう影響するのかを見てみました。

PCはSSDと同じ構成、そしてメモリは、
標準のPC4-17000 4GBx2とPC4-24000 4GBx2を使用します。
なお、今回CPUチェックではCINEBENCHの新バージョンR15と、
Hyperパイでは8コア(スレッド)32M桁を追加しました。
 ※i7 6700K/i5 6600Kの記事はこちら!
 ※XPG Z1 DDR4のメーカーページはこちら!

・ベンチマーク
 CINEBENCH R11.5 :CPU測定
 CINEBENCH R15  :CPU測定
 Hyperパイ    :1M桁(1コア測定・8コア測定)、32M桁(8コア測定)

 3DMark無料版  :Fire Strike
 MHFベンチマーク「大討伐」(以下大討伐):1920x1080、フルスクリーン
 PSO2体験版Ver2(以下PSO2 v2):簡易設定5、1920x1080、フルスクリーン
 ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編(以下新生FFXIV)
            :最高品質、1920x1080、フルスクリーン
 ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク(以下新生FFXIV蒼天)
            :DirectX 11、最高品質、1920x1080、フルスクリーン

・CPU性能
  CINEBENCH
R11.5
CINEBENCH
R15
Hyperパイ(少ない方が高速)
1M桁1コア、1M桁8コア、32M桁8コア
PC4-17000 10.29 923 8.678秒、11.908秒、732.747秒
PC4-24000 10.26 929 8.720秒、11.860秒、638.786秒


・3D性能
  3DMark
Fire Strike
PSO2 v2 大討伐 新生FFXIV 新生FFXIV
蒼天
PC4-17000 10547 95655 25787 15256 11911
PC4-24000 10551 99226 25747 15267 11964


結果はご覧の通りです。多くは誤差範囲ですが、
円周率計算の32M桁とPSO2では確実に差がついています。
この事から、長時間負荷がかかるエンコードに有効、
そしてメインメモリが効果を及ぼすゲームは少ないが確実にあると言えます。
メモリを購入予定の方は、自分がプレイしたいorプレイ中のゲームは
効果があるのか、ネットなどで予め調べてておくと良いでしょう。
逆に、エンコードをせず、そしてメインメモリの効果が無いゲームを
プレイしている方にとっては高速メモリの意味はさほどありませんのでご注意ください。

ただし、このメモリは高クロックの製品が用意されているだけでは無く、
放熱性に優れたヒートシンクを採用している点もポイントです。
放熱性に優れるという事は動作の安定性につながりますので、
安定したPCゲーム環境を求めたい方は
クロックに関係なく本製品を検討してはいかがでしょうか。




■今回紹介した製品
ADATA:SX930・XPG Z1 DDR4
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Posted by dospara_review at 19:14Comments(0)TrackBack(0)SSD | メモリ2015年11月17日
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