Palit版のGTX 1080/GTX 1070を徹底検証

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発売直後から人気のハイエンドVGA「GeForce GTX 10」シリーズに、
Palitのオリジナルファン搭載のオーバークロック(以下OC)製品が登場しました。
合計3製品を入手しましたので早速チェックを開始しましょう。
●GPUコアを大幅OCした
Palitオリジナルファン搭載製品が登場
これまでPalitのOC製品は、製品名が「JetStream」でしたが。
このGTX 10シリーズより、その上位製品に位置する「GameRock」シリーズが新登場しました。
今回は、GTX 1080の「Super JetStream」「GameRock Premium」、
そしてGTX1070の「Super JetStream」をチェックしていきます。
各製品のスペックは以下の通りです。
シェーダ数等の基本スペックは速報レビューをご覧ください。
※1080/1070の基本スペックはこちら!
VGA名 | GPU クロック |
メモリクロック |
---|---|---|
GTX 1080 定格 | 1607MHz | 10000MHz相当 |
GTX 1080 SJS | 1708MHz | 10000MHz相当 |
GTX 1080 GRP | 1746MHz | 10500MHz相当 |
GTX 1070 定格 | 1506MHz | 8000MHz相当 |
GTX 1070 SJS | 1632MHz | 8000MHz相当 |
いずれの製品も、GPUコアが100MHz以上OCされており、性能向上が期待できます。
なお、GRPはGPUコアだけでなく、ビデオメモリも500MHz相当OCされています。

カード写真はこちらです。一番上はGTX 980Ti SJSです。
中段はGTX 1080 SJS(GTX 1070 SJSも同じデザインです)、
下段はGTX 1080 GRPです。
10シリーズは、GTX 980Ti SJSより少し大きくなっています。

画面出力は、いずれも
DVI-D x1、HDMI x1、DisplayPort x3です。
厚さは2.5スロット分あります。


補助電源は、GTX 1080の2製品が8+6ピン、
GTX 1070 SJSは8ピンx1です。

なお、本製品と同時に、ビデオカードの各種情報を確認可能な
5インチベイへの取り付けや外付け可能なアクセサリー
「G-Panel」も発売されました。
USB3.0 HUBとしても使用可能です。
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「Display」ボタンを押すと、時計やVGA基本情報、
温度などの各種情報が切り替わります。
※メーカーHPにある最新ドライバを使うと、4画面目が使用可能です。
それでは計測を開始しましょう。
使用PCとチェック内容は以下の通りです。
比較対象は、環境が全く同じGTX 1080・1070速報から流用します。
・使用PC
マザーボード :ASRock H170 Pro4
CPU :Core i7 6700
メモリ :PC4-17000 4GBx2
電源 :XFX 650W 80PLUS GOLD
OS :Windows 10 Pro 64bit
・ベンチマーク
MHFベンチマーク「大討伐」(以下大討伐):1920x1080・3840x2160、フルスクリーン
PSO2体験版 EPISODE4(以下PSO2 E4):簡易設定5・6、1920x1080・3840x2160、フルスクリーン
ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク(以下蒼天)
DirectX 11、最高品質、1920x1080・3840x2160、フルスクリーン
ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン ベンチマーク(以下DQX) Ver1.4K
最高品質、1980x1080・3840x2160、フルスクリーン
・消費電力(ワットチェッカーで計測)
アイドル :OS起動後、5分ほど放置した状態の数値
FF負荷 :蒼天計測中の最高値
最大負荷 :Prime95 + 大討伐を同時に実行し、1周終わるまでの最高値
PSO2体験版はメニューに4K設定が無いため、設定ファイルを手動で書き換えています。
参考としてご覧ください。
・3D性能(カッコ内は4K)
大討伐 | PSO2 E4 設定5 |
PSO2 E4 設定6 |
蒼天 | DQX | |
---|---|---|---|---|---|
GTX 1080定格 | 45137 (13530) |
63680 (56046) |
52862 (19467) |
17483 (6815) |
19603 (17740) |
GTX 1080 GRP | 48396 (14622) |
58764 (53574) |
51310 (23798) |
17571 (7450) |
19749 (18180) |
GTX 1080 SJS | 46285 (13970) |
59474 (57345) |
49551 (22331) |
17399 (7211) |
19676 (18083) |
GTX 1070定格 | 35694 (10646) |
60452 (44766) |
54779 (13022) |
16027 (5371) |
19491 (15621) |
GTX1070 SJS | 37598 (11162) |
66554 (48345) |
57905 (15421) |
16457 (5854) |
19558 (16225) |
・消費電力
アイドル | FF負荷 | 最大負荷 | |
---|---|---|---|
GTX 1080定格 | 32W | 259W | 319W |
GTX 1080 GRP | 34W | 304W | 364W |
GTX 1080 SJS | 33W | 300W | 353W |
GTX 1070定格 | 32W | 227W | 276W |
GTX 1070 SJS | 33W | 248W | 310W |
●順当に性能向上
カードサイズと消費電力に注意
結果はご覧の通り、クロックアップの効果で確実にスコアアップしました。
GTX 1080の2製品は、蒼天の4Kで「非常に快適」となっている点に注目でしょう。
なお、消費電力は30〜40W増となっており、
GTX 970/980のOC製品よりは少し上がり方が大きいようです。
なお、PSO2ですが、同じGTX 1080 GRPを使用している
パーツの犬モデルVR-001の記事よりやけに低いのは、
CPUがi7 6700と6700Kの違いがあるからです(PSO2ベンチマークはCPUの影響も大きい)。
※犬モデルVR-001の記事はこちら!
このPalit製品は、厚さが2.5スロットある大きめのカードですが、
その分冷却性能は優秀で、
犬モデルVR-001の記事を見ると静音ケースに搭載しても最高73℃でした。
そして、性能に関しては言うまでもありません。
これからハイエンドVGAを購入予定の方は、ぜひこのPalit製品にご注目下さい。
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■今回紹介した製品
Palit版 GeForce GTX 1080/1070
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