GeForce GTX 1060速報レビュー!

1060パッケージ GeForce GTX 1060

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本日22時に、GeForce GTX 10シリーズの新製品「GTX 1060」が登場しました。
早速ですが速報レビューと参りましょう。





●GTX 10シリーズに
  待望のミドルモデルが登場
このGTX 1060は、Pascalコアを採用するGeForce GTX 10シリーズの新製品です。
価格は税込で3万円台と、6〜10万円のGTX 1070/1080と比べ
買い求めやすい製品となっています。

GTX 1070/1080は優秀なワットパフォーマンスで人気ですが、
ミドル帯であるGTX 1060はどうなのか、気になる方も多いと思います。
今回もPalit製品を入手しましたので、急ぎチェックを開始しましょう。
基本スペックは以下の通りです。
 ※Palit版GTX 1080/1070記事はこちら!

VGA名
GPUコア名
シェーダ数 TMU・
ROP数
搭載メモリ
メモリバス
GPU
クロック
メモリクロック
メモリ帯域
TDP
GTX 1080
GP104
2560 160・64 GDDR5X 8GB
256bit
1607
MHz
約10010MHz相当
320GB/s
180W
GTX 1070
GP104
1920 120・64 GDDR5 8GB
256bit
1506
MHz
約8008MHz相当
256GB/s
150W
GTX 1060
GP106
1280 80・48 GDDR5 6GB
192bit
1506
MHz
約8008MHz相当
192GB/s
120W
GTX 980
GM204
2048 128・64 GDDR5 4GB
256bit
1126
MHz
約7000MHz相当
224GB/s
165W
GTX 970
GM204
1664 104・56 GDDR5 4GB
256bit
1050
MHz
約7000MHz相当
224GB/s
145W
GTX 960
GM206
1024 64・32 GDDR5 2・4GB
128bit
1127
MHz
約7000MHz相当
112GB/s
120W


1060製品写真
まずは外観チェックです。
GTX 1060は最初からメーカーオリジナルファンの製品が
登場しているのが特徴です。
この製品はPalitのDualモデルで、クロックは定格です。

1060出力
厚さは2スロット、
出力コネクタは、DVI-D・HDMI・DisplayPort x3です。

1060補助電源
補助電源は6ピンx1です。


それでは計測を開始しましょう。
使用PCとチェック内容は以下の通りです。
比較対象は、環境が全く同じGTX 1070の記事から流用、
GTX 960のスコアスコアは、CPUやマザーボード環境が同じ犬102から流用していますが、
電源が異なるため消費電力は再計測しました。

・使用PC
 マザーボード :ASRock H170 Pro4
 CPU       :Core i7 6700
 メモリ     :PC4-17000 4GBx2
 電源      :XFX 650W 80PLUS GOLD
 OS       :Windows 10 Pro 64bit

・ベンチマーク
 MHFベンチマーク「大討伐」(以下大討伐):1920x1080・3840x2160、フルスクリーン
 PSO2体験版 EPISODE4(以下PSO2 E4):簡易設定6、1920x1080・3840x2160、フルスクリーン
 ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク(以下蒼天)
            DirectX 11、最高品質、1920x1080・3840x2160、フルスクリーン
 ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン ベンチマーク(以下DQX) Ver1.4K
             最高品質、1980x1080・3840x2160、フルスクリーン

・消費電力(ワットチェッカーで計測)
 アイドル     :OS起動後、5分ほど放置した状態の数値
 FF負荷      :蒼天計測中の最高値
 最大負荷    :Prime95 + 大討伐を同時に実行し、1周終わるまでの最高値

GTX 1060のドライバは368.56ベータです。
なお、PSO2には4K設定が無いため、設定ファイルを手動で書き換えています。
参考としてご覧ください。

・3D性能(カッコ内は4K)
  大討伐 PSO2 E4
設定6
蒼天 DQX
GTX 1070定格 35694
(10646)
54779
(13022)
16027
(5371)
19491
(15621)
GTX 980 SJS 30847
(9067)
52310
(8201)
13745
(4245)
19524
(14199)
GTX 1060定格 25818
(7491)
50300
(6327)
12778
(3867)
19375
(12336)
GTX 970 JS 25777
(7380)
46560
(5513)
11845
(3517)
19570
(12365)
GTX 960 JS 16210 21911 7483 18898

・消費電力
  アイドル FF負荷 最大負荷
GTX 1070定格 32W 227W 276W
GTX 980 SJS 37W 276W 331W
GTX 1060定格 33W 196W 257W
GTX 970 JS 38W 253W 320W
GTX 960 JS 36W 172W 250W





●GTX 980に迫る性能と少ない消費電力
  ワットパフォーマンスに注目  
結果はご覧の通りです。性能をGTX 980と比較すると、
OC製品であるSJSには及ばなかったので、
定格同士ではどうなるか、別PC(i7 6700K・GTX980搭載)で
計測済みの蒼天とVR TESTを見たところ、以下の様になりました。

  蒼天ウインドウモード VR TEST
GTX 1060定格 12561
(3813)
8(非常に高い)
GTX 980定格 12790
(3981)
8.8(非常に高い)
 ※蒼天の結果がi7 6700環境より低いのは、ウインドウモードのためです。

定格同士でも少し及びませんでしたが、良いところまで迫っています。
そして、同じ「60」のGTX 960からは、頭打ちのDQXを除き、1.5〜倍以上となりました。
消費電力は、GTX 980 SJSから最大80W減のため、
定格より60W程度低いと見て良いでしょう。
GTX 960からは微増ですが、性能差を考えると
ワットパフォーマンスは大きく勝ります。

感想として、このGTX 1060は、GTX 960より少し高い消費電力で
GTX 980に近い性能を出す製品で、ワットパフォーマンスは上々です。
さすがに4Kは苦しいものの、フルHDや2560までの環境で
3Dゲームを快適にプレイしたい人には
現在最良のビデオカードではないでしょうか。



なお、恒例の注意点ですが、GTX 1070/1080同様に
初回入荷版はドライバが付属しません。
ドライバディスクからインストール可能なGeForce Experienceで入手するか、
NVIDIAより最新ドライバをダウンロードしてお使いください。
 ※ドライバダウンロードページはこちら!




■今回紹介した製品
Palit GeForce GTX 1060
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Posted by dospara_review at 22:00Comments(0)ビデオカード | 速報2016年07月19日
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