XFXのRADEON RX400シリーズを検証
XFX RADEON RX400シリーズ
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先日、メインPCのVGAとSSD温度が気になるため、
ケース変更などを行い無事解決した(酒)です。
今回はXFXのRADEON RX400シリーズをチェックします。
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先日、メインPCのVGAとSSD温度が気になるため、
ケース変更などを行い無事解決した(酒)です。
今回はXFXのRADEON RX400シリーズをチェックします。
●XFXのRADEON RX400シリーズ
OC版3製品をチェック
RADEON RX400シリーズと言えば、以前パーツの犬で
RX 480リファレンスとサファイアのRX 460 4GB OCを見ていますが、
RX 470は未紹介でした。
今回XFXのRX 460/470/480を入手しましたので、
それぞれチェックしてみます。
※犬のRX 480レビュー、RX 460レビュー はこちら!
本レビューでRX 400シリーズを扱うのは初チェックのため、
まずはRADEON RX400の仕様を振り返ってみましょう。
カッコ内の数値は今回入手したXFX製品のオーバークロック(以下OC)部分です。
VGA名 GPUコア名 |
シェーダ 数 |
TMU・ ROP数 |
搭載メモリ メモリバス |
GPU 最大クロック |
メモリクロック メモリ帯域 |
TDP |
---|---|---|---|---|---|---|
RX480 Polaris10 |
2304 | 144・32 | GDDR5 4・8GB 256bit |
1266(1338) MHz |
7000・8000MHz相当 224・256GB/s |
150W |
RX470 Polaris10 |
2048 | 128・32 | GDDR5 4・8GB 256bit |
1206(1226) MHz |
6600(7000)MHz相当 211.2(224)GB/s |
120W |
RX460 Polaris11 |
896 | 56・16 | GDDR5 2・4GB 128bit |
1200(1220) MHz |
7000MHz相当 112GB/s |
75W |
RX480のメモリクロックや帯域が2種類あるのは、
4GB版の基本仕様が7000MHz相当、8GBが8000MHz相当のためです。
ではXFX版の紹介に移ります。
製品写真です。上からRX 460/470/480になります。
RX480は280mmと比較的長いので、ケースのサイズにご注意ください。
画面出力コネクタです。
RX 460は、DVI-D・HDMI・DisplayPortが1つずつ。
470/480は、DVI-D・HDMIが1つずつ、DisplayPortが3つです。
補助電源ですが、この480は8ピンx1、
460/470は6ピンx1になります。
それでは性能測定を開始します。
使用PCやチェック内容は以下の通りです。
VR TESTはVRが可能であろう製品のみ見ています。
・使用PC
マザーボード :ASRock H170 Pro4
CPU :Core i7 6700
メモリ :PC4-17000 4GBx2
電源 :XFX 650W 80PLUS GOLD
OS :Windows 10 64bit
・ベンチマーク
3DMark Fire Strike・Time Spy
MHFベンチマーク「大討伐」(以下大討伐):1920x1080、フルスクリーン
PSO2体験版 EPISODE4(以下PSO2 E4):簡易設定5・6、1920x1080、フルスクリーン
ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク(以下蒼天)
DirectX 11、最高品質、1920x1080、フルスクリーン
ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン ベンチマーク(以下DQX) Ver1.4K
最高品質、1980x1080、フルスクリーン
SteamVR Performance Test(以下VR TEST):設定項目なし
・消費電力(ワットチェッカーで計測)
アイドル :OS起動後、5分ほど放置した状態の数値
FF負荷 :蒼天計測中の最高値
最大負荷 :Prime95 + 大討伐を同時に実行し、1周終わるまでの最高値
・3D性能
3DMark Fire Strike Time Spy |
大討伐 | PSO2 E4 設定5・6 |
蒼天 | DQX | VR TEST | |
---|---|---|---|---|---|---|
XFX RX480 OC | 11262 4236 |
23283 | 58666・33573 | 10914 | 20260 | 7.1(高い) |
XFX RX470 OC | 9466 3622 |
19786 | 56203・24648 | 9162 | 20147 | 6(高い) |
XFX RX460 OC | 5243 1914 |
10769 | 23955・7921 | 5008 | 18322 | − |
GTX970定格 | 9961 3514 |
24585 | 60181・42928 | 11295 | 19092 | 7.2(高い) |
GTX960定格 | 6503 2387 |
15846 | 55122・18574 | 7114 | 18755 | − |
GTX 750Ti定格 | 4111 1319 |
9312 | 25697・7531 | 4370 | 15018 | − |
・消費電力
アイドル | FF負荷 | 最大負荷 | |
---|---|---|---|
XFX RX480 OC | 37W | 267W | 335W |
XFX RX470 OC | 34W | 220W | 278W |
XFX RX460 OC | 33W | 160W | 220W |
GTX970定格 | 38W | 246W | 310W |
GTX960定格 | 36W | 168W | 246W |
GTX 750Ti定格 | 35W | 129W | 196W |
●性能に納得のRX 480
コストパフォーマンス優秀なRX 460/470
計測結果はご覧の通りです。
まとめると以下の様になります。
RX480:RX 480定格から約10%アップ
DirectX 11・VRはGTX 970相当
DirextX 12はGTX 980/1060に勝る
RX470:DirextX 11はGTX 960から30%アップだがGTX 970には及ばず
DirextX 12はGTX 970に勝る
RX460:RX 460定格から1〜2%アップ、
GTX 750Tiからは30%弱アップ
RX 480はOC幅が大きいだけあり、着実にスコアアップしています。
消費電力はGTX980相当ですが、3万円台前半の製品としてはDirectX 12に強いので、
今後増えるであろうDirectX 12のゲームに備えておきたい人に向いています。
RX460/470はOC幅は控えめですが、それぞれのカテゴリでも低価格な製品です。
特にRX 470は、現在GTX960 4GBとほぼ同価格で、
コストパフォーマンスは上々と言えるでしょう。
2万円台円半のVGAを購入予定の方はご注目下さい。
■今回紹介した製品
XFX:RADEON RX400シリーズ
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