PATRIOTのM.2 SSD「PH240GPM280SSDR」を徹底検証
PATRIOT:PH240GPM280SSDR
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家のPCが3画面構成、かつ中央の画面がメインモニタのためか、
スリープ復帰後にアイコン配置が戻る事があり、
フリーの配置固定ソフトが大活躍している(酒)です。
今回はPATRIOTのM.2 SSD「PH240GPM280SSDR」をチェックします。
※10/19:ヒートシンクをつけた場合の温度を追記しました。
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家のPCが3画面構成、かつ中央の画面がメインモニタのためか、
スリープ復帰後にアイコン配置が戻る事があり、
フリーの配置固定ソフトが大活躍している(酒)です。
今回はPATRIOTのM.2 SSD「PH240GPM280SSDR」をチェックします。
※10/19:ヒートシンクをつけた場合の温度を追記しました。
●読込最大3000MB/sを誇る
M.2 SSDの新製品
このPH240GPM280SSDRは、
コントローラーに「Phison 5007」を採用、
最大読込速度3000MB/sを誇るM.2 SSDです。
速度を見る限りはSamsungのSM961に少し及びませんが、
240GBで14,797円+税(10/18現在)という価格にも注目されています。
なお、Phisonコントローラーは日本では知名度が低いものの、
昨年紹介したSATA SSD「iGNITE」は、
当時のCrucialやSamsung製品と互角の性能でした。
そのことから、実行性能にも期待ができそうです。
※SATA製品「iGNITE」の記事はこちら!
また、本製品は、容量が異なってもスペックは同じ、
つまり低容量製品でも高性能なのが特徴です。
今回は240GB製品を入手しましたので、
スペック通りの速度が出るかチェックしてみました。
※メーカーの製品ページはこちら!
カードの表裏です。上のコントローラーやキャッシュメモリが
見えている側が表(M.2に取付けた際に見える)です。
それでは速度計測を開始しましょう。
使用PCとチェック内容は以下の通りです。
なお、SATA製品のPhisonコントローラーは
CrystalDiskMarkのデフォルトと0Fillでスコアが異なったため、
両パターンで計測しています。
・使用PC
ベアボーン :ASRock DeskMini 110
CPU :Core i3 6100
メモリ :PC4-17000 8GBx2 SO-DIMM
OS :Windows 10 Home 64bit
※DeskMiniのウルトラM.2ソケットは、CPU制御のPCI-E Gen3 x4です。
・チェック内容
CrystalDiskMark 5.1.2
ATTO Benchmark 2.47
同一ディスク内データコピー
※ファイル数2,399、容量10.6GB
データコピー時間:22秒55
●コストパフォーマンスは優秀
ただし発熱に注意
結果はご覧の通り、スペック通りの最大速度を発揮しており、
240GBで15,000円の製品としては非常に高速で、
コストパフォーマンスは非常に高いと言えるでしょう。
ただし、最近登場しているNVMe対応M.2 SSDの例にもれず、
本製品も温度が高いため、扱いには注意が必要です。
CrystalDiskInfo 7.0.3で確認したところ、すぐ横にCPUクーラーがあり、
風が当たるDeskMiniでのアイドル時は52℃前後、
CrystalDiskMark中の最大温度は71℃でした。
一時的に借りる事ができたM.2が2カ所ある(CPUとチップセットの近く)
X99マザーボードでは、12cmファンのトップフローCPUクーラーの
風が当たる場所では68℃ですが、
風がまったく当たらない場所では85℃まで上昇し、
書き込み速度が1100MB/s(デフォルト設定)に低下しました。
という事で、本製品を活用するためには、CPUクーラー選びや
ケース内のファンをSSDに当てる様に設置する、チップ用のヒートシンクを使う、
といった工夫は必要ですが、この価格と速度は魅力です。
コストパフォーマンスに優れる高速SSDをお求めの方は本製品にご注目下さい。
※10/19追記
温度が気になったので、ヒートシンクをつけるとどうなるか試してみました。
最近はPCI-Eスロットに接続するためのヒートシンク付き変換カードもありますが、
今回はDeskMiniへの搭載が前提のため、
AINEXのチップ用ヒートシンクHM-19Aを使い、
熱源であるコントローラーとキャッシュメモリに取り付けました。
※チップ用ヒートシンクの販売ページはこちら!
赤枠部分がコントローラー、青枠がキャッシュメモリです。
フラッシュ部分にも取り付ける場合、シールをはがす必要があるため、
今回は避けています。
付属の熱伝導テープを使い、ヒートシンクを固定しました。
DeskMiniに取り付けて再チェックしました。
・アイドル時45℃(ヒートシンク無し52℃)、
・CrystalDiskMark時54℃(ヒートシンク無し71℃)
ご覧の通り、見事に冷却できましたのでぜひ参考にしてください。
風が全くない場所では効果が減少すると思いますが、
PCIブラケット部分などにファンを追加するマウンタもありますので、
これらを活用してはいかがでしょうか。
■今回紹介した製品
PATRIOT:PH240GPM280SSDR
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